どの色いろがいいんだろう 描かいては消けした
いつまでも選えらんでいる僕ぼくはまだ
淡あわく脆もろく 触ふれたページに 影かげを落おとすだけだった
どうせ馴染なじまないんだ 蒼然そうぜんなパレットだ
通とおりすがりの人ひとが 指差ゆびさして笑わらうんだ
そろそろうんざりだ
何なにかを怖こわがってばかりじゃないか
忘わすれ物ものが数かぞえ切きれないほど思おもい浮うかんで
落おとし物ものを縋すがるようにかき集あつめて
当あたり前まえがどうしようもないほど恋こいしくて
あぁまたこうだ
抜ぬけ出だせずに探さがしているんだ 彷徨さまよってるんだ
何なにも変かわれない僕ぼくだ
隅すみっこに転ころがる 見向みむきもされない
その色いろに確たしかに惹ひかれたんだ
深ふかく滲にじむ 凪ないだページに 泣ないた空そらを隠かくした
鋭するどくて強烈きょうれつで 似にても似につかなくて気味悪きみわるがられて
それでも僕ぼくは僕ぼくで 誰だれにもなれなくて
この筆ふでを握にぎってくと決きめたんだ
綺麗きれい事ごとがいつからか綺麗きれいじゃなくなって
絵空事えそらごとを揚々ようようとかき連つらねて
交まじわらない境界線きょうかいせんを睨にらみつけて
あぁまだ僕ぼくは 振ふり切きれずに怯おびえているんだ
でも信しんじたんだ
何なにか起おこりそうな日ひだった
選えらんだのはそれが「欲ほしい」と強つよく思おもえたから
筆ふでを執とったのは心こころがちゃんと動うごいたから
新あたらしい朝あさの色いろにそっと目めを奪うばわれて
あぁこの手てが 震ふるえてること分わかっているんだ
でも描えがいたんだ
僕ぼくが今日きょうにいる理由りゆうを
どのdono色iroがいいんだろうgaiindarou 描kaいてはiteha消keしたshita
いつまでもitsumademo選eraんでいるndeiru僕bokuはまだhamada
淡awaくku脆moroくku 触fuれたretaペpeージjiにni 影kageをwo落oとすだけだったtosudakedatta
どうせdouse馴染najiまないんだmanainda 蒼然souzenなnaパレットparettoだda
通tooりすがりのrisugarino人hitoがga 指差yubisaしてshite笑waraうんだunda
そろそろうんざりだsorosorounzarida
何naniかをkawo怖kowaがってばかりじゃないかgattebakarijanaika
忘wasuれre物monoがga数kazoえe切kiれないほどrenaihodo思omoいi浮uかんでkande
落otoしshi物monoをwo縋sugaるようにかきruyounikaki集atsuめてmete
当aたりtari前maeがどうしようもないほどgadoushiyoumonaihodo恋koiしくてshikute
あぁまたこうだaamatakouda
抜nuけke出daせずにsezuni探sagaしているんだshiteirunda 彷徨samayoってるんだtterunda
何naniもmo変kaわれないwarenai僕bokuだda
隅sumiっこにkkoni転koroがるgaru 見向mimuきもされないkimosarenai
そのsono色iroにni確tashiかにkani惹hiかれたんだkaretanda
深fukaくku滲nijiむmu 凪naいだidaペpeージjiにni 泣naいたita空soraをwo隠kakuしたshita
鋭surudoくてkute強烈kyouretsuでde 似niてもtemo似niつかなくてtsukanakute気味悪kimiwaruがられてgararete
それでもsoredemo僕bokuはha僕bokuでde 誰dareにもなれなくてnimonarenakute
このkono筆fudeをwo握nigiってくとttekuto決kiめたんだmetanda
綺麗kirei事gotoがいつからかgaitsukaraka綺麗kireiじゃなくなってjanakunatte
絵空事esoragotoをwo揚々youyouとかきtokaki連tsuraねてnete
交majiわらないwaranai境界線kyoukaisenをwo睨niraみつけてmitsukete
あぁまだaamada僕bokuはha 振fuりri切kiれずにrezuni怯obiえているんだeteirunda
でもdemo信shinじたんだjitanda
何naniかka起oこりそうなkorisouna日hiだったdatta
選eraんだのはそれがndanohasorega「欲hoしいshii」とto強tsuyoくku思omoえたからetakara
筆fudeをwo執toったのはttanoha心kokoroがちゃんとgachanto動ugoいたからitakara
新ataraしいshii朝asaのno色iroにそっとnisotto目meをwo奪ubaわれてwarete
あぁこのaakono手teがga 震furuえてることeterukoto分waかっているんだkatteirunda
でもdemo描egaいたんだitanda
僕bokuがga今日kyouにいるniiru理由riyuuをwo