「ありのまま生いきる」 たったそれだけが
できない僕ぼくらは 泣なきたいのに 笑わらう
疾やましさの臭においを 掻かき消けすように
また吹ふき付つけた シトラスの匂におい
ショーウィンドウに映うつる 半透明はんとうめいな
姿すがたは きっと 鏡かがみより 正ただしい
誰だれも裏うらの顔かおを 知しらない月つき
表面ひょうめんばかり見みて 「綺麗きれい」だねと
決きめつけきってる 逆ぎゃくから見みたなら
本当ほんとうの醜みにくい声こえが そっと 息いきを潜ひそめてる
「ありのまま生いきる」 たったそれだけが
できない僕ぼくらは 泣なきたいのに 笑わらう
とうに 引ひき裂さかれた この心こころに 誰だれか 麻酔ますいをかけて
欺あざむいて生いきて 嘘うそを振ふりまいて
いつか正体しょうたいさえ 忘わすれてしまいそう
すべての嘘うそが 揮発きはつしたなら 最後さいごに残のこるのは 誰だれの香かおり
終電しゅうでんの臭においも 慣なれてしまった
顔かおしかめてた いつかの記憶きおく
何なにもかも 汚よごれる 真まっ白しろのまま
生いきれるほどに 僕ぼくは強つよくない
誰だれにも奪うばわれたり しないように
内側うちがわにつくられた この胸むねを
綺麗きれい事ごとばかり 叫さけんだ 拡声器かくせいきのように
歪ゆがんだ声こえが 肌はだを越こえて 虐しいたげる
誰だれかの定さだめた 幸しあわせの上うえを
上手じょうずに僕ぼくらは 歩あるけないでいる
とうに 傷きずだらけの この心こころで どこへ 向むかってるの
埃ほこりを被かぶせて 目めを背そむけていた
いつかの祈いのりを きっと追おいかけてる
躓つまずく足あしで 辿たどり着つけたら 最後さいごに叶かなうのは 誰だれの願ねがい
哀かなしみの内訳うちわけは 妬ねたみ嫉そねみじゃないんだ
本当ほんとうに 哀かなしい時ときに 零こぼれてくれない涙なみだ
生いき易やすさと 引ひき換かえにして 感情かんじょうを 忘わすれること
「ありのまま生いきる」 たったそれだけが
できない僕ぼくらは 泣なきたいのに 笑わらう
とうに 引ひき裂さかれた この心こころは ひとつに 戻もどれるの
誰だれもがそれぞれ 違ちがう哀かなしみを
綺麗きれいな香かおりで 包つつみ隠かくしてる
すべてがいつか 揮発きはつしたあと 最後さいごに消きえないで 僕ぼくの願ねがい
「ありのままarinomama生iきるkiru」 たったそれだけがtattasoredakega
できないdekinai僕bokuらはraha 泣naきたいのにkitainoni 笑waraうu
疾yamaしさのshisano臭nioいをiwo 掻kaきki消keすようにsuyouni
またmata吹fuきki付tsuけたketa シトラスshitorasuのno匂nioいi
ショsyoーウィンドウwindouにni映utsuるru 半透明hantoumeiなna
姿sugataはha きっとkitto 鏡kagamiよりyori 正tadaしいshii
誰dareもmo裏uraのno顔kaoをwo 知shiらないranai月tsuki
表面hyoumenばかりbakari見miてte 「綺麗kirei」だねとdaneto
決kiめつけきってるmetsukekitteru 逆gyakuからkara見miたならtanara
本当hontouのno醜minikuいi声koeがga そっとsotto 息ikiをwo潜hisoめてるmeteru
「ありのままarinomama生iきるkiru」 たったそれだけがtattasoredakega
できないdekinai僕bokuらはraha 泣naきたいのにkitainoni 笑waraうu
とうにtouni 引hiきki裂saかれたkareta このkono心kokoroにni 誰dareかka 麻酔masuiをかけてwokakete
欺azamuいてite生iきてkite 嘘usoをwo振fuりまいてrimaite
いつかitsuka正体syoutaiさえsae 忘wasuれてしまいそうreteshimaisou
すべてのsubeteno嘘usoがga 揮発kihatsuしたならshitanara 最後saigoにni残nokoるのはrunoha 誰dareのno香kaoりri
終電syuudenのno臭nioいもimo 慣naれてしまったreteshimatta
顔kaoしかめてたshikameteta いつかのitsukano記憶kioku
何naniもかもmokamo 汚yogoれるreru 真maっxtu白shiroのままnomama
生iきれるほどにkireruhodoni 僕bokuはha強tsuyoくないkunai
誰dareにもnimo奪ubaわれたりwaretari しないようにshinaiyouni
内側uchigawaにつくられたnitsukurareta このkono胸muneをwo
綺麗kirei事gotoばかりbakari 叫sakeんだnda 拡声器kakuseikiのようにnoyouni
歪yugaんだnda声koeがga 肌hadaをwo越koえてete 虐shiitaげるgeru
誰dareかのkano定sadaめたmeta 幸shiawaせのseno上ueをwo
上手jouzuにni僕bokuらはraha 歩aruけないでいるkenaideiru
とうにtouni 傷kizuだらけのdarakeno このkono心kokoroでde どこへdokohe 向muかってるのkatteruno
埃hokoriをwo被kabuせてsete 目meをwo背somuけていたketeita
いつかのitsukano祈inoりをriwo きっとkitto追oいかけてるikaketeru
躓tsumazuくku足ashiでde 辿tadoりri着tsuけたらketara 最後saigoにni叶kanaうのはunoha 誰dareのno願negaいi
哀kanaしみのshimino内訳uchiwakeはha 妬netaみmi嫉soneみじゃないんだmijanainda
本当hontouにni 哀kanaしいshii時tokiにni 零koboれてくれないretekurenai涙namida
生iきki易yasuさとsato 引hiきki換kaえにしてenishite 感情kanjouをwo 忘wasuれることrerukoto
「ありのままarinomama生iきるkiru」 たったそれだけがtattasoredakega
できないdekinai僕bokuらはraha 泣naきたいのにkitainoni 笑waraうu
とうにtouni 引hiきki裂saかれたkareta このkono心kokoroはha ひとつにhitotsuni 戻modoれるのreruno
誰dareもがそれぞれmogasorezore 違chigaうu哀kanaしみをshimiwo
綺麗kireiなna香kaoりでride 包tsutsuみmi隠kakuしてるshiteru
すべてがいつかsubetegaitsuka 揮発kihatsuしたあとshitaato 最後saigoにni消kiえないでenaide 僕bokuのno願negaいi