さらば純情 歌詞 椎名林檎 ふりがな付

行いったままで決けっして帰かえれない僕ぼくらそう一方いっぽう通行つうこうだったんです
やり直なおししたくても留とどまっていたくても往々おうおう覆水ふくすい盆ぼんに返かえらず
先生せんせい善意ぜんいはいつか汲くみ合あえるってねえ額面通がくめんどおりほんとですか
この世よでたったひとりに誓ちかう節操せっそうさえほぼ蔑ないがしろみたいでした
愛あいし合あう術じゅつをかつて知しっていた僕ぼくら現げんに黙もくしていたんですか
言葉ことばを生うむたびに眠ねむらせた勘かんはちょっと覚醒かくせいさせたいですが
先生せんせいもっと前まえに説といて欲ほしかったです突然とつぜん今更いまさら遅おそいでしょう
尽つくした結果けっか報むくわれる言いい伝つたえはファンタジー典型的てんけいてき台本だいほんと
ええ知しらなかったです僕ぼくはただあの人ひとの分ぶん半分はんぶん取とって置おいた
あらゆるよさげなすべてなけなしの若わかさも残のこして置おきたくて
信しんじていました真まっ直すぐにきっと受うけ取とってもらえるはずと
自分じぶん自身じしんを肯うけがう姿勢しせいでどうにかまだ保もっていただけでしょう
先生せんせいもうこれ以上いじょうは沢山たくさんですいっそ何なにもかもを抱だき締しめたい
手放てばなせないんです汚よごさせるもんか本心ほんしんはずっと大好だいすきでした