海うみが引ひき裂さく 二人ふたりの恋こいを
情なさけ小泊こどまり 寺泊てらどまり
ハア 佐渡さどへ八里はちりの さざ波なみ越こえてヨ
焦こがれ泣なきした お光ひかりのように
漕こいで行いきたい たらい舟ぶね
佐渡さどの鬼おに太鼓おんでこ 一緒いっしょに聞きいて
語かたり明あかした あの夜よるが恋こいし
ハア 島しまの乙女おとめの 黒髪くろかみ恋こいしヨ
翼つばさあるなら 海峡かいきょうこえて
遭あいに今いますぐ 飛とんでゆくも
幼おさななじみの カモメの声こえに
もらい泣なきする 島育しまそだち
ハア 雪ゆきの新潟にいがた 吹雪ふぶきに暮くれてヨ
いくら好すきでも 愛あいしていても
おいて行いけない 母ははひとり
海umiがga引hiきki裂saくku 二人futariのno恋koiをwo
情nasaけke小泊kodomari 寺泊teradomari
ハアhaa 佐渡sadoへhe八里hachiriのno さざsaza波nami越koえてeteヨyo
焦koがれgare泣naきしたkishita おo光hikariのようにnoyouni
漕koいでide行iきたいkitai たらいtarai舟bune
佐渡sadoのno鬼oni太鼓ondeko 一緒issyoにni聞kiいてite
語kataりri明aかしたkashita あのano夜yoruがga恋koiしshi
ハアhaa 島shimaのno乙女otomeのno 黒髪kurokami恋koiしshiヨyo
翼tsubasaあるならarunara 海峡kaikyouこえてkoete
遭aいにini今imaすぐsugu 飛toんでゆくもndeyukumo
幼osanaなじみのnajimino カモメkamomeのno声koeにni
もらいmorai泣naきするkisuru 島育shimasodaちchi
ハアhaa 雪yukiのno新潟niigata 吹雪fubukiにni暮kuれてreteヨyo
いくらikura好suきでもkidemo 愛aiしていてもshiteitemo
おいてoite行iけないkenai 母hahaひとりhitori