鬼おにも蛇へびも出でる 浮世うきよの川かわを
命いのちからがら 度胸どきょうで渡わたる
浮ういて沈しずんで 汚よごれても
泥どろに咲さく花はな 睡蓮すいれんの
あゝ 睡蓮すいれんの
純じゅんなこころは 忘わすれまい
春はるの風吹かぜふく 桜さくらの下もとで
惚ほれたあの娘むすめと ふたりの宴えん
何度見なんどみただろう そんな夢ゆめ
苦労くろう“く”の字じで 眠ねむる夜よるは
あゝ 眠ねむる夜よるは
遠とおい故郷こきょうが 近ちかくなる
いかに時代じだいが 移うつってゆけど
見失みうしなうかよ こころの灯あかり
雪ゆきの如月きさらぎ 風弥生かぜやよい
越こえて卯月うづきの 酒酌くめば
あゝ 酒酌くめば
夢ゆめは千里ちさとを 駆かけ巡めぐる
鬼oniもmo蛇hebiもmo出deるru 浮世ukiyoのno川kawaをwo
命inochiからがらkaragara 度胸dokyouでde渡wataるru
浮uいてite沈shizuんでnde 汚yogoれてもretemo
泥doroにni咲saくku花hana 睡蓮suirenのno
あaゝ 睡蓮suirenのno
純junなこころはnakokoroha 忘wasuれまいremai
春haruのno風吹kazefuくku 桜sakuraのno下motoでde
惚hoれたあのretaano娘musumeとto ふたりのfutarino宴en
何度見nandomiただろうtadarou そんなsonna夢yume
苦労kurou“くku”のno字jiでde 眠nemuるru夜yoruはha
あaゝ 眠nemuるru夜yoruはha
遠tooいi故郷kokyouがga 近chikaくなるkunaru
いかにikani時代jidaiがga 移utsuってゆけどtteyukedo
見失miushinaうかよukayo こころのkokorono灯akaりri
雪yukiのno如月kisaragi 風弥生kazeyayoi
越koえてete卯月udukiのno 酒酌kuめばmeba
あaゝ 酒酌kuめばmeba
夢yumeはha千里chisatoをwo 駆kaけke巡meguるru