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【歌詞コラム】はじまりの予感とTempalayの「革命前夜」

じわじわと熱を帯びた演奏が会場をゆるい空気で包む。 心地よいリズムに体を揺らせているうちに、気づいたら会場全体が彼らのグルーヴに飲み込まれていた。

公開日:2018年9月18日 更新日:2018年9月18日


この記事の目次 []
  1. ・Tempalay「革命前夜」
  2. ・彼らがもたらそうとするものの正体
  3. ・新時代のアンセムといえる1曲
  4. ・Tempalay 最新情報
  5. ・リリース情報
  6. ・ライブ情報
  7. ・Tempalay Profile
Tempalay(テンパレイ)。
小原綾斗(Vo, Gt)、竹内祐也(Ba)、藤本夏樹(Dr)にサポートのAAAMYYY(Syn)を加えた彼らは、いまの東京のインディーシーンでは台風の目のような存在だ。
2014年に結成され、これまでにFUJI ROCK FESTIVALやSXSWなど大型フェスにも出演。
エッジの立ったマイルドさ、という相反する個性が混じりあった彼らの代表曲が2ndアルバム「from JAPAN 2」に収録された「革命前夜」。

Tempalay「革命前夜」



――――
「thank you for you. pump it up!」
オサレなフレーズに僕は戸惑うけど
今夜の君は今日までより美しい違った世界

君をジャックしてしまいたい
惑星の片隅に
月にタッチして眺めたい
革命前夜の話
――――
海外、ハイジャック、宇宙。
イメージを喚起する言葉がメロディーに乗った瞬間に別の意味が立ち上がる。
君、美しい世界、惑星の片隅にいる自分。
届かない月、そして革命。

Tempalayのサウンドは、さまざまなジャンルのエッセンスが凝縮された濃厚な味わいが特徴だ。
音数が少ないシンプルなサウンドと意表をつく展開が、彼らの音楽に独特の風通しの良さをもたらしている。

はじめて耳にしたときそのユニークさに驚いたが、彼らと仲の良いドミコやMONO NO AWAREにも通じる空気感だ。

そんな空気に乗せて歌われる「革命」。
届かない場所から君に向けられた言葉には、ここにないものをつかもうとするたしかな意思がにじむ。

彼らがもたらそうとするものの正体

――――
SOS応答せよ あと少しで飛び立つロケットに乗り
銀河のはしっこ 昨日までの僕もしばしお別れの時

君をジャックしてしまいたい
絶滅危惧種の君を
月にタッチして眺めたい
革命の朝がくるね
――――
ほかに代わりがいない「君」を絶滅危惧種と表現する言葉のセンスに、そこはかとなく醸し出される詩情。

1人の人を好きになることと、世の中を革命することのどちらが難しくて、どちらがより意味のあることなのだろうか?
オブラートにくるんだ言葉の底にはそんな疑問もひそんでいる。

そして、革命という言葉は今あるものに取って代わる意思を含んでいる。
オルタナティブであろうとすること、それがこの曲の裏テーマであり、彼らがもたらそうとするものの正体だ。

新時代のアンセムといえる1曲

その柔らかさと新しさでオルタナティブを再定義するTempalay。
文化祭前日の誰もいない教室のような、何かがはじまりそうな予感が漂っている。
静けさの中に狂騒の気配をもった「革命前夜」は、新時代のアンセムといえる1曲なのだ。



TEXT:石河コウヘイ

Tempalayは、高知県出身でギター、ボーカル担当の小原綾斗・ドラムス担当の藤本夏樹(水墨画家のCHiNPANと2018年8月31日に入籍している)・長野県出身でSSW/トラックメイカー、コーラス・シンセサイザー担当のAAAMYYYからなる3人組ロックバンド。2014年に結成され10月に自主盤EP「Summer time」をリ···

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