Leolaの「コイセヨワタシ。」敢えてのカタカナで伝える、鮮やかな恋のエール

そういえば曲のタイトルも「コイセヨワタシ」とカタカナが使われています。

どうして敢えてのカタカナなんでしょうか。その答えは歌詞の中に太陽の光のようにキラキラとちりばめられていました。




――――
海辺の一本道で
試しに数えてみました。
君をね、好きな理由を あれも、これも、そうだ、どれもって
止まらないのです。
――――

恋の始まりですね
恋が始まった時って、自分の気持ちを何度も確認しちゃいますよね。「あの人の事好きなのかな」って。大抵は「好きなのかな」って想う時点でもう好きなんですけどね
でも自分の中で確信がほしいんですよね恋って。
そんな気持ちを『君を好きな理由をあれも、これも』と思い浮かべて自分の気持ちを確信に変えているんです。ちゃんと「好き」って想うまで誰にも相談しないで自分の心と相談している、可愛らしい様子が描かれています。


『イノチ短 シ 恋セヨ私』

この昔の電報のような、宇宙人からのメッセージのようなカタカナと漢字の言葉。一体誰からのメッセージなんでしょう。
これ、自分自身「心の声」なんです。
この心の声が「好き」を確信にするための自分へのエール。最後の押しの一手となっているんです。

『恋なんだ そう認めたら 何だかちょっと泣きたくなった』

心の声に耳を傾けて「恋」した事をちゃんと自分で認めてあげられた。泣きたくなったのは認めるまでに何度も何度も考えたんでしょうね。どうしてそんなに考えたのか。この二人の関係が想像出来るフレーズがいくつか出てきます。


『そして会いたくなった この空だって飛べそう』
『そして会いたくなった この風だって乗れそう』
『澄んだ空 眩しすぎて 思わずちょっと目を閉じてた』
『もっと会いたくなった』

このフレーズ。
「会いたい」のは好きだから当然の気持ちですが「空だって飛べそう」「風だって乗れそう」ってなんだか「遠くへ行きたい」って気持ちがにじみ出ています。この子が好きになった相手はちょっと遠いところにいるのが想像出来ます。遠距離片想いなんでしょうか。そして友達同士だったんでしょう。だから好きになる事で関係が壊れてしまうとか、遠距離だからうまくいくかなと慎重になっていたんですね。

――――
すぐにね突っ走るところ
何より鈍感なところ
嫌いなところもあります。
なのにすぐに優しい笑顔の
君が浮かぶのです。

「イマハ短 シ 夢 ミヨ私」
君なんだ そう気付いたら
何だかもっと愛しくなった
――――

さあ
「好き」って気持ちに確信が持てたら後はとにかくもっと好きになるだけ好きになって行く時間と共に相手の「も〜なんでそうなの」ってあんまり好きになれないところや嫌いなところ。だんだん見えてきますよね。そんな時どうしても「好きなのかな」って迷う事もありますよね。
でもすぐに、そんな嫌いもまるっと好きになれちゃう破壊力抜群の「優しい笑顔の君」が浮かぶんですね。

だからこのまま、相手の心がこちらに向きますようにって夢を見ながら恋を実らせるために頑張れ恋をしているこの「今」は一瞬で過ぎ去ってしまうんだから、尻込みしている場合じゃないよって心の声に押されて再確認するんです。


この友達から始まってちょっと距離のある二人の恋の行方。
果たしてどうなったんでしょう。すぐ突っ走るような熱いタイプなのに鈍感な彼に何度も『ちゃんと聞いてね』って言って伝えている『好きです。君が大好きです』って気持ちは届いたと思いますか？

『当たり前の日常を鮮やかにする恋は不思議』って恋をしている事を鮮やかに嬉しそうに感じていて。どこにも辛くて独りで泣いたりしている事を感じさせるフレーズが出てこないんです。それは恋をしている事が喜びになっているって事！相手からたくさん好きを感じている事を意味しているんです。

そう、ちゃんと気持ちは届いています。
日頃、何かを文字にして伝える時ってひらがなと漢字を使って書く事が多いと思うんです。そこを敢えてカタカナと漢字で伝える意味は、強く伝えたいという事。そして。

色々と想う事はあるけれど、ちゃんと幸せな恋が出来るから『コイセヨワタシ』
人生にも恋にも命があって、その命は限られているのだからせっかく好きだと想える大好きな人に出会えたんだから自信を持って『イノチ 短シ コイセヨ私』
恋をしていたら迷う事も疑う事もあるけれど、恋が実るという夢を抱いて頑張ろう『イマハ短シ夢ミヨ私』という恋のエールとなるメッセージが込められているんです。


恋をしている人もちょっとこの気持ちが恋なのか探り中の人も。これから恋をする予定の人もLeolaが敢えてカタカナと漢字で送るエールとメッセージ。
「私」と「ワタシ」を「自分」に置き換えて聞いてみてください。必ず恋を楽しむ気持ちを後押ししてくれますよ

『最後だよ。ちゃんと聞いてね』
『好きです。ずっと大好きです』

この最後の告白から始まるの彼から好きって言われるばかりの毎日！
なんて想ったらちょっと恋に慎重になっていてもがんばれそうですよね！