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Dreamが夢どころでない強烈な現実をGet Overできたのはなぜか

2001年に発売された「Get Over」。アニメ「ヒカルの碁」のOP曲でした。
2001年に発売された「Get Over」。アニメ「ヒカルの碁」のOP曲でした。

「ヒカルの碁」は「この漫画の影響で中学・高校の囲碁部が増加した」と言われるほど大ヒットした少年ジャンプの囲碁漫画。
この漫画は80年代から活動していた「画はすこぶる上手いがイマイチヒット作がなかった」漫画家小畑健の最初のヒット作でもあります。小畑健は今作以降、「デスノート」「バクマン。」といった大ヒット作の作画を手がけることになります。
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「Get Over」はそんなヒカ碁アニメのイメージを作った楽曲。当時リアルタイムでアニメを見ていた人なら「君が今僕を支えて 僕が今君を支える」のフレーズで始まるこの曲の印象は残っているはず。このフレーズと共に、主人公ヒカルと、彼に囲碁を教える天才棋士の亡霊藤原佐為が交互に映し出されるアニメーションのイメージは作品世界を象徴していました

そしてこの曲があのE-girlsで中心となるDreamの曲だと、あのDreamと結びつく人は少ないかもしれません。

当時dream名義で発表されたこの曲は、この時点で11枚目のシングル。初期メンバー3人で発表した曲です。この曲の後に現メンバー4人が加入。多人数でこの曲を歌ってるライブ動画も残ってます。
その後メンバーの増減やDRMへの改名など経て、LDHに拾われ今に至るDream。一時期、路上ライブしか出来なかったことも知られています。

この度重なるメンバーの増減や改名がDreamどころか、夢のない強烈な現実を感じさせます。

この曲の歌詞どおり
「君が今僕を支えて 僕が今君を支える」という気持ちでおそらく続けてきたはず 。


「傷ついて壊れそうな日も 涙して困らせる日もあるけど
 僕達はそれを越えていくんだ 誰より上を目指して」


という歌詞通りの気持ちで活動を続けていたのでしょう。でなければ10年以上続きません。

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「Get Over」=乗り越える、乗り切るというタイトルがこのグループの未来を暗示していたとも言えます。

E-girlsの中心に選ばれるグループは乗り越えてきたものが大きいんですね。

TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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