2周年を迎えて…
──『XTIME』のリリースでメジャーデビュー2周年ということですが、皆さんが2周年を迎える感覚ってどんな感じでしょうか?
KODAI:あっという間って思ったんですけど、まだ2年なんやって思います。
T-MAX:そうだね、両方やね。
──新メンバーのお2人はいかがでしょうか?
SHOTA:僕はすごく早く感じます。本当にあっという間だったんで、だいぶ濃い時間を過ごしていると思います。
──きっと人生で一番忙しい2年になったんじゃないでしょうか?
JUKIYA:いや…
YUYA:違うの!?
JUKIYA:あっという間の2年間やったんですけど、振り返ってみると海外も初めて行かせてもらったり、こうやって取材もやらせてもらってて濃い時間やったんですけど、でも、もう2年やねって早い感じはしますね。不思議な感じです。
──今作『XTIME』にはインディーズ時代の曲がアレンジされたものが2曲入っていますが、オリジナルを知っている人からすると、好みだったりもあると思うんです。結成メンバーのみなさん的には、X4自体や楽曲のテイストが変わって行くことに対する価値観を伺いたいです。
KODAI:そうですね、インディーズの頃の曲を5人でやれるっていうことが純粋に嬉しいなって思いますね。今の5人やからこそこのアレンジなんかな、とも思うし、すごい前向きに思っていますね。「ここは絶対大事にしておきたいから譲れんねん」っていうことは楽曲に関してはあるようでなくて、今の自分らが出来ることを精一杯やりたいなっていうのがあります。
──オリジナルバージョンはもう一生聴けないとか…
KODAI:いやいやいや(笑)!それは使い分けていきたいですね!特別な日に元のバージョンで歌ってみたりとか。
YUYA:そうですね、僕らのその時の気持ちだったり、でも曲って変化していくものかなって思うので、アレンジが変わった曲もありますし、デビュー前と比べてボーカル力っていう意味で成長している部分もそれぞれあるから、同じアレンジだったとしても聴こえ方はきっと違ってくるでしょうし、僕らとともに曲も常に成長していってるんじゃないかなって思いますね。ただ、どっちのバージョンでやるかっていうのは悩みますよね!
──SHOTAさんとJUKIYAさんはインディーズ時代の楽曲を歌うことに対して、プレッシャーみたいなものを感じることはありますか?
SHOTA:すごくありました!元がある曲って、アレンジだけじゃないところでも絶対に比較されるので、いかに“俺はこうなんだ。”っていうのを出せるのかが大事だと思いました。僕はX4が生まれた時からある大切な曲だと思うので、やっぱり緊張しましたし、めっちゃ練習しなきゃ、って思いましたね。
──こういったことをメンバーの間で話したりはするんですか?
KODAI:「めっちゃ緊張してます」ってことはあんまり聞かないですね!逆に、「ここってどんな風に歌ってます?」みたいな感じで聞いてくることはありましたね。
JUKIYA:僕は『FIRE』とかラップが入ってる曲では「ここ、どういう英語の発音で歌ってるんですか?」とか聞いたりしました。そこに自分らしさを入れてみようとか考えました。
SHOTA:インディーズの頃の『Raindrop』にはもともとラップは入ってなかったんですけど、そこでJUKIYAがラップ入れてるんですよ。そこは?
JUKIYA:そうですね、「Raindrop」は前とアレンジもガラリと変わっているので、僕自身ライブで歌うのが楽しみやし、レコーディングも楽しかったですね。
──Rap結構早口ですよね!
JUKIYA:そうですね、KODAIくんがRapのリリックを書いてくれたんですけど、リズムをとるのが難しくてレコーディングのギリギリまで教えてもらいながら練習しました。
──『Raindrop』にラップを入れようと決めたきっかけが何かあったんですか?
KODAI:イベントに出演させてもらった時にスタッフさんと相談して、『Raindrop』にラップとか入れてみれば?って話になったんで、そこで書いて歌ったものを今回仮歌でやってみようって入れたんです。それをJUKIYAが録り直してくれて。
──ではイベントでラップ入れたバージョンを作った時はまさか盤になるとは?
KODAI:いやー、思わなかったっすね〜!
『XTIME』というタイトルに込められた意味
──今回のミニアルバム『XTIME』のテーマについて聞かせてください。
YUYA:このグループを作る時に“それぞれ個性を持ったグループにしたい”っていう想いが、X4としてもだし、それ以外の環境でも魅せれるようになってきたことで徐々に実現されてきたタイミングで今回のアルバムリリースになったので、『君がいるから』以外ではそれぞれがメインになるような曲が多かったりして、また違った意味でのX4の成長を感じてもらえるアルバムになったんじゃないかなと思います。
──グループとしてありながら、個々にフォーカスを当てることに対しての抵抗はなかった?
KODAI:なかったですね!それぞれがX4のアイコンとなれるようなグループになっていこうって話し合っていたので、それぞれがメインに立つことを今回のミニアルバムでやらせてもらえたことは理想としているX4の図に近づけたっていう感覚なので、嬉しく思ってます!
──前作からの流れ的に“クロスタイム”って読むのかと思いきや“エックスタイム”と読ませるのには特別意味があるんですか?
KODAI:ないですね(笑)!ただ、“エックスタイム”っていうのは音楽の用語として“尺を決めない自由な時間”とか次また歌に入るまでのアドリブの時間っていう意味でもあるので、それぞれメインでやっている曲で自由にできただろうし、ミニアルバムを聴いてもらえるファンのみんなやお客さんの自由な時間や好きな時間に聴いてもらえるような1枚に慣れたらいいなとも思うので『XTIME』と付けさせてもらいました。
──それぞれの活動がある中での収録で大変だったかと思いますが、レコーディングで印象に残ったことはありましたか?
JUKIYA:『Attention Please』っていう曲でSHOTAくんと僕がラップで歌ってるんですけど、2人で掛け合いする部分があって、そこをそうやって歌おうとか、発音とかも固めていったり、2人で会って練習したりしたんでかなり凝りました!
──出来上がりを聴いて先輩3人は如何でしたか?
KODAI:かっこいいなって思いましたね!
T-MAX:聴いた時はスッゲェ練習したんだなって思いましたね。
YUYA:そうですね、僕もラップ好きですけど、SHOTAとかJUKIYAはテクニックとかスキル的な意味よりも、今しか出せないフレッシュさみたいな勢いを感じましたね。それは頑張れば出せるものじゃなくて今しか出せないもので、音楽ってそういう“瞬間”のものってあると思うので、この曲はまさに今のSHOTAとJYKIYAにぴったりなんじゃないかなって思いました。