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GOODWARP初の配信限定シングル「Souvenir」は実は終わりの歌ではなく、『始まりの歌』だった!【インタビュー】 (1/2)

11/1に初の配信限定のシングルとなる「Souvenir」をリリースしたGOODWARPにインタビューしました! 新しいことにどんどんチャレンジして行くGOODWARPの真面目な曲の話から、つっこみどころ満載のアンテナとの打ち上げ話まで、その模様をご覧ください!【写真:藤田朋生、吉崎拓也、萩原“チャー”尚史】

「Souvenir」は終わりの歌じゃなくて始まりの歌

──11月1日リリースの配信限定のシングル「Souvenir」、リリースおめでとうございます。早速ですが、この新曲の制作で意識した部分を教えて下さい。

吉崎拓也:一番はやっぱり歌詞です。内容もそうなんですけど今までと違ったなと思うのは、僕が歌詞を書きながらメンバーみんなに同時進行でアレンジを考えてもらったんです。その作業の最中に、「歌詞はまだか」と、めちゃくちゃ聞かれたんですよね。というのも二人が、歌詞の内容によってアレンジの風景も変わるという風に考えてくれていたから、すごく歌詞の完成をせっつかれてですね。でもまだこっちはできないから、もうちょっと待ってくれみたいなことを言いながら今はこんな状況だよって進捗を見せて、あーだこーだ言ってもらったり。アレンジと歌詞のフィードバックがあったのが面白かったし、楽曲全体がグッと引き締まったのかなというのは思いますね。

──結構時間をかけられたんですか?

吉崎拓也:トータルの時間でいったら、そこまでかかってないです。例えば本当に、ギターの朋生がフレーズを考えてくれる時に、単純に悲しい歌なのか、楽しい歌なのかでもフレージングが変わるっていうところで、すごく今まで以上に意識してくれたのかなみたいなのは思いました。

──普段出されている曲と違って配信限定にしたっていうことに意味があったのですか?

吉崎拓也:配信限定の意味は、すぐ出せるっていうのが一番大きかったですね(笑)それが一番でしたね。

藤田朋生:あとはやっぱり、今はもう誰でも買えるから。今まではCDとして出していましたけど、手が届かない人にも手が届きやすいメリットっていうのも改めて本当にその通りだなと思いました。

──反響は大きかったですか?

吉崎拓也:そうですね。返ってくる反応が面白くて。例えばSpotifyとかAWAとかApple Musicとかでも聴ける訳なんですけど、ああいうのってプレイリストを作ってくれる人がいるじゃないですか。「夜のドライブに合う曲」とかっていうテーマでユーザーの方が作っていて、その中に選んでもらってるのを見るっていう。今までなかったから、それはすごく面白かったですね。

──そういうのも見られるんですね。

吉崎拓也:めっちゃ見ます。AWAもSpotifyも僕ら自身使っているから。なるほどなっていう感じですね。



──作詞作曲を担当されている吉崎さん、今回男性目線のラブソングとのことですが、歌詞へのこだわりはどんな感じですか?

吉崎拓也:ラブソングといっても結構リアルでビターなラブソングで、別れの歌なんですよ。ただ、歌詞を書き始める時からぼんやり意識していたのは、終わりの歌じゃなくて始まりの歌にしたいなって。特に大人になってからだと恋愛に限らず、大事な人との別れが後々思い返してみたらスタートラインになっていたことってあるなと思っていまして。そういう岐路に立っている人の背中を押せるような曲になったらいいなという気持ちで書いた歌詞なんです。歌詞の内容は、最初書く時そうなりがちなんですけど、起承転結をつけようとしすぎると、あれもこれも詰め込みすぎちゃうというか。例えば別れて、こんなことがあって、あんな気持ちになったけど今はこうだよみたいなことを書いても、パッと俯瞰で見ると、で?みたいな(笑)結局どれが言いたかったの?みたいなことになりがちなんだなっていうのはすごく思っていたので、もう一貫して同じ気持ちというか同じ風景をひたすら歌っていこうっていうところにこだわりましたね。

──「Souvenir」で、お気に入りのフレーズとか、ここを聴いてほしい!みたいなところを教えてください。

吉崎拓也:「曖昧なことは堂々と言うに限る 眠いときは寝る」っていう歌詞。個人的にすごく気に入っていて、絶対みんなこういうところあるだろうなって思っているんですよ。男の人は特に共感してくれるんじゃないかな(笑)

萩原“チャー”尚史:出てるよね。ダメな部分が。



──たしかにその部分、気になりますね。「あっ、こんな歌詞なんだ」って。こういう曲だったんだなって。そういうのは感じました。

吉崎拓也:先のことの決断を迫られた時に、曖昧なことをさも自信ありげに言う男像って。俺もやっぱりそういうところがあるし、周りの友達とかでもそういう話よく聞くし、それに対して女の人が、結局どうすんの?みたいなことって絶対あるよなと思ってですね。それが個人的にはすごく、このブロックはよく言えたんじゃないかなと思います。眠いときは寝るっていうのも、捉え方次第で色々捉えられますもんね。最初はおやすみのキスをしている彼氏が、それすらやめたっていう意味にも取れるし、単純にもう相手すんの疲れたから仕事から帰ってきて速攻寝るっていうことにもなるんじゃないかなって(笑)



違うタイプの曲、「snob beat(でっかく見せろ)」

──この曲以外で、GOODWARPさんの既存曲でお気に入りの歌詞を1曲ピックアップしてもらえますか?

吉崎拓也:今パッと浮かんだのが、この「Souvenir」とは全然違うタイプの曲なんですけど、「snob beat(でっかく見せろ)」っていう曲があってですね。違うタイプの男臭い歌詞なんじゃないかなと思っているんですけど、かなり自分の思っていることをそのまんま書けた曲だなとは思っていて、そういう意味で気に入っています。



アンテナとの打ち上げ

──先日のアンテナとショートツアーの印象深いエピソードがあれば教えてください。

吉崎拓也:アンテナのボーカルの諒くんは、本当か嘘かわかんないんですけど、人のオーラが読めるんですよ。

藤田朋生:それ言っていいのか?(笑)

吉崎拓也:全然隠してるそぶりなかったけど。僕らGOODWARPのメンバーを見るたんびに、「GOODWARPはオーラがいい!」って。色とかは聞いてないんですけどね。「GOODWARPのオーラは大丈夫!」って何回も言われた(笑)

藤田朋生:「go!go!vanillasと同じオーラが出てます」とか言ってた(笑)

──広島と……、福岡まで行かれたんですね。

藤田朋生:あんまり広島と福岡ってどうしても行く機会が少ないのでどうしても行きたいなっていうことで。

吉崎拓也:広島かな?打ち上げが座談会みたいで、ひとつのテーブルを対バンみんなで囲んで一人ずつしゃべっていくスタイルで、あれがすげーシュールで面白かったですね。「じゃあ次君~」みたいな感じで(笑)

萩原“チャー”尚史:アンテナとは前から仲いいんですよ。だけど、いつも一緒にやると、よくわかんないんですけどGOODWARP仕切りみたいになるんですよね。で、今回のショートツアーも一緒に回っててそうなったんで、「絶対今日の打ち上げはお前らが仕切れよ」って言って、それでやっと初めて仕切ってくれたんですけど、すごい面白くて(笑)新しいアンテナを見れてちょっと嬉しかったです、俺の中では。

吉崎拓也:打ち上げの話ばっかりですね(笑)

藤田朋生:今回リリースの前にショートツアーみたいな感じで組んだんですけど、改めてまだ自分たちでワンマンツアーっていうのを、やろうと思えばできるかもしれないけど、それを大成功させるような実力がないなと思っていて。で、そうなると対バンとか、地方にいるバンドの力とかを借りなきゃいけないということで、バンドっていうのは結局自分たちだけではやっていけないんだなと。いい意味で皆の力があってようやくGOODWARPの、アンテナもそうですけど、それぞれのバンドの曲がお客さんに伝わっていくんだろうなっていう感じがありました。仲間っていいなって単純に思ったっていうか。例えば福岡行くにしても、アンテナは仙台だから、仙台から福岡って時間もお金もかけるのに、「あ、いいですよ」っていう感じで言ってくれる、そのお互いの信頼感というか。音楽を通して仲間ができるっていいなって、改めて思いました。



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東京を拠点に活動するダンサブルポップバンド。90'sポップス、シティポップ、クラブミュージック等への愛着を感じさせるサウンドメイクの中に、温もりあるドラマを唄う。 Vo.吉崎の人懐っこい歌声、遊び心のある歌詞とドリーミーなメロディーの世界観は老若男女の垣根を越えて心を軽やかに躍らせる···

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