1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. アニメ・声優
  4. Pile

【インタビュー】Pile シングル『BJ』で、大賭けの勝負を挑みたい。 (2/3)



わたしは、「支配されてる風」に見えて、じつは「支配している側」



――Pileさんは、支配したい側、支配されたい人??

Pile:わたしは、「支配されてる側」に見えて、じつは「支配している側」かも知れないです。あー、でもけっこう気づかいな性格だから、「支配されている側」だとも思います。


――性格的に、自分の気持ちを抑えてしまうタイプ??。

Pile:言いたいことは言うんですけど。たとえば、今、ここにいる人だけで何かをしていると仮定するなら、全員がどういう行動をしているかを観ていれば、その場の空気を読んで、どういった行動を取ったほうがいいか、どういう言葉を届け、どういった言葉は慎んだほうがいいかはすごく考えます。


――Pileさんって、物事を客観的に見ている人だ。

Pile:そうかもしれません。一番気を使わないのは自分のライブとか、こうやって取材を通して自分の気持ちを話すとき。それ以外は、けっこう気を使ってます。

たまに「気を使ってて疲れない??」と言われるんですけど。それって、無意識でやっていることなので疲れることはまったくないんです。むしろ、まわりには「元気過ぎて心配になる」と言われます(笑)。いっつもテンション高いから、逆に心配だって(笑)。


――たとえテンション高い状態でも、しっかりまわりを見据えているところが素敵だなと思います。

Pile:いくらテンションが高くなっても、まわりが見えなくなることはないですね。まわりが見えなくなるのは、ライブのときくらい。そのライブ中でも,最後の最後のときくらいにしかそうならないですね。


――ライブこそ、客観視は必要ですからね。

Pile:確かにテンションは上がってますけど「ここでこうしたらみんなが喜んでくれるかな」ということは、何時も考えながらやっています。そうなるのも、ライブへ来てもらった以上は、絶対に楽しんで欲しいという気持ちが勝るからなんです。だから、そういうことも考えながら何時もライブをやっています。


――Pileさんは、勝負事も冷静に見れる人??

Pile:どうだろう。冷静に分析することもあれば、先が見えない中「やってみるかー」と勝負に出ることもあるように、そこは半々です。


――こういう仕事も、言ってしまえば勝負事みたいなものじゃないですか。

Pile:Pileとして10年間活動を続けてこれたのも、現時点まで間違っていなかったからなのかなぁと、あえて勝負事として捉えるなら、そう思います。


――つねに状況をしっかりと見据え、いかに適切な判断をしていくか。

Pile:昔から、ちゃんと先を見据えたうえでどう選択をしていくか考えていく面はあると思います。こういうお仕事って、長く出来るのはとても良いことだし、素敵なことなんですけど、それが一番難しいことでもあるんですね。自分が努力を怠らないことはもちろん。

仕事って、何かのタイミングが上手く重なって大きく花開くこともあれば、いろんなタイミングから終わってしまうことだって往々にしてあることだと思います。だからこそ、その都度、その環境の中、自分をどうしっかりと先へ繋げていけるかが大切。そういう面では、目先だけではなく、しっかり先も見据えたうえでの行動は心がけています。


――いろんなタイアップ作品や、そこで歌うテーマ曲の内容なども、そのとき毎にどんな出会いをするか次第。むしろ、その出会いを、どう自分へプラスに生かせるか…ですからね。

Pile:そうなんです。ここ最近は、ちょっと怖い、グロい、ある種ショッキングな作品が続けば,その物語を彩るロックな曲調が続いていますけどね(笑)。


――まわりの人たちが、「Pileさんには、そういう楽曲が似合う」と捉えているからでしょうか??

Pile:そこはどうなんでしょうね。わたし個人で言うなら、ロックな曲調を歌うことは楽しいから、今のわたしには合ってるんでしょうね。最近では、ポップな表情や可愛い楽曲を歌うほうがちょっと恥ずかしさを覚えますから(笑)。


楽しいライブの場の一つとして日本武道館があったこと。



――Pileさん自身、ポップな表情よりもロックに攻めていきたい意識のほうが強いのでしょうか??

Pile:わたし、もともと歌をやりたかった人で、ジャズやソウルなどの歌唱レッスンも重ねてきたので、ロックに限らず、そういうスタイルの歌も好んでいます。

ただ、世の中の人たちが捉えるイメージとして、わたし自身が「ラブライブ!」へ参加するチャンスをつかみ、そこでキャラクターとしてポップな曲調を歌うことが多ければ、その印象でPile自身の歌のカラーを捉えてゆく方々が多かったのも事実だと思います。

もちろん、ポップな表情も楽しく歌っていましたし、それもPileの大切な要素ですが、Pileとしてのソロ活動に於いては、攻め攻めなロックな表情を強く押し出すようになったこともあり、「ラブライブ!」時代の印象でわたしのライブに来た人たちは、「ラブライブ!」では見せなかった歌い方や曲調を表現もしているので、みなさん嬉しい驚きを見せてくださっているようです。


――昨年には、日本武道館公演も実施。今や、「ラブライブ!」というカテゴリーを飛び越え、大勢の人たちが純粋にPileさんの歌を支持しているからこその成果じゃないですか??

Pile:わたしの中で日本武道館公演は、一つの良い経験だったなという意識と言いますか。よく「日本武道館をやって、何か変わりましたか?」と聴かれるんですけど、正直、わたしの中では良い意味で変わってないです。何故なら、何処の会場でライブをやろうと楽しいからです。その楽しいライブの場の一つとして日本武道館公演があったこと。

もちろん、日本武道館ってたくさんの人たちが憧れを抱き、そこへ立つことを夢見る場所のように、とても貴重な経験を得れたのも事実です。日本武道館でライブを行えたことは本当に素晴らしかったなと思っています。


――バースデーライブも、今年で4回目。こうやって、毎年バースデーライブを開催出来るのも素敵ですよね。

Pile:すごく嬉しいですね。あと、個人的に嬉しいのが、Pileとしていろんな場所でライブを行えるようになったこと。


――今や、海外も含めて飛び回っていますもんね。

Pile:そうなんです。わたしの場合、アニソンにも関わらせてもらっているからこそ、海外に行く機会が普通のアーティストさんよりもとても多いんですね。アニメに関われて、アニソンを歌わせてもらえて、わたしはとてもラッキーだなと思います。わたしの場合、「ラブライブ!」のキャストに選ばれ、その「ラブライブ!」を通して知ってくださった方がとても多かったように、「ラブライブ!」の一員として活動を続けてこれて本当に良かったなとも思っています。


――確かに、「ラブライブ!」の存在は大きいものがありましたよね。

Pile:だからこそ、そこで得た経験をどう自分の活動の中へ生かしてゆけるかなんです。こういう仕事って、すべてをみずからのステップアップのための力に変えてゆくことが大事なんだと思います。

次ページ : 最近は余生を楽しんでいるくらいの気持ちです(笑)

06年、全国アジアンドールズオーディションでグランプリを獲得。2010年に「ラブライブ! School idol project」の声優としてTVアニメ『ラブライブ!』西木野真姫役を担当し、アイドルグループμ's(ミューズ)のメンバーとして2015年4月に声優アワード「歌唱賞」を受賞、NHK紅白歌合戦に初出演も果たす。···

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約