2人の時間はこぼれていくだけの『砂時計』
──シリアスでラテン調の曲になっていますが、どのように制作されていったのですか?
KODAI:メロディーラインが初めにできていたんですけど、それ聴いた時に等身大な歌詞ではなさそうやなってイメージだったんで、自分のことを書くのではなくてドラマとか映画のワンシーンを書いているような歌詞にしました。
──実体験ではないという事でしたが、「気が済むまで 僕の事責めてもいいよ」っていう歌詞はまさにKODAIくんのイメージです(笑)。
KODAI:本当ですか(笑)。カップルの男性が浮気をして彼女はすごく怒って男性も反省して彼女の大事さを知ったけど、彼女もまた“あなたが浮気したから私も浮気します”っていう体質になってしまったっていう。
男性は、たぶん男のところ行ってたんやろなってわかっていながら、「今日どこいってたん?」って聞くんだけど、「友達のところ行ってた」って言われるその嘘すらも責めれないっていうドロドロな感じですね。
──『砂時計』というタイトルにされたのは?
KODAI:砂時計ってサラサラ落ちてって、ひっくり返さんかったらもう動かへんので、それを2人に例えた感じです。
T-MAX:「嘘をついた背中を 責める代わりに抱きしめている」って歌詞ヤバいですよね。
振り付けにこだわったT-MAX『Don’t need words』
──この曲を受け取った時の印象を聞かせてください。
T-MAX:ライブを想像しやすい曲で、聴いててずっと楽しいです。自分の勝負曲になるような曲をいただいたなって思いました。
──ブリッヂ部分の「遠くから 願うより すぐそばで 君を感じてたい」っていうフレーズ、いいですね〜。
T-MAX:僕もめっちゃ好きです!メロディーも好きですし。そのあとの「泣いてしまいそうな顔よりも」「笑顔が似合うから」ってところのメロディーも好きです!
──あとこの曲の見所はどこでしょう?
T-MAX:この曲、展開がいろいろあって、1曲なのに盛りだくさんって感じで振り付けが結構大変でしたね。AメロBメロ、サビ、ブリッヂくらいが普通だと思うんですけど、何メロ!?っていうのが。
X4:(笑)
──KODAIくんとJUKIYAくんの、この曲の好きなポイントを教えてください。
KODAI:振り付けが、めちゃめちゃ踊ってて楽しいんですよね!それとやっぱりMAXの歌声って繊細だと思うんですけど、『Don’t need words』では“力強さ”みたいな部分も出ていてまた新しい一面を感じてもらえるなって思います。
T-MAX:振り付け作る時、今まではカッコよさがメインだったんですけど、ロサンゼルスにダンス留学させてもらった時に身体で踊る楽しさと、気持ちを伝えるエンターテイメントの大事さっていうのが身にしみて分かったので、そこを意識しながら作りました。なのでそうやって楽しいって言ってもらえてよかったなって思います!見ている人にもやっぱり、楽しそうだったり、アツいなって思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいなって思います。
KODAIが涙した経験を歌った『花』
──この曲に込められた想いについて聞かせてください。KODAI:ギターを1年前くらいに始めてたんですけど、それから初めてコード進行とかも自分で作った曲だったんです。大切な人を失った人の後悔を綴っているんですけど、この曲を聞いて落ち込んでほしいというよりは、大切な人がいるなら俺はもっとこうするべきやったっていう後悔を書くことによって曲を聴いてくださる方々の後悔が少しでも減ればいいなっていう想いを中心に書いた歌詞です。なのであえて後悔ばかり綴った歌詞になっています。
──タイトルもそうですけど、花に例えられていますが、ご自身の経験から“花”というワードを選ばれたのですか?
KODAI:そうですね、僕の実家で飼っていた猫が亡くなって書いた歌詞なんですけど、その猫は捨て猫やったんですよ。段ボールに入れられて捨てられていたその光景を何て例えようってその時の風景を思い出した時に、地面から咲いている“花”だっていう風に思って。
──なるほど。歌詞が生まれた時のエピソードも踏まえた上で、みなさんが特にグッとくるフレーズを伺いたいです。
JUKIYA:僕はサビのメロディーも好きで、歌詞はストレートなんですけど「どうして会いたいと思った時に 君に会いに行けなかったんだろう」とか、KODAIくんのネコちゃんの話を聞いて、いつも当たり前のように居ったネコちゃんが急にいなくなったストレートな気持ちがいいなって思いました。
T-MAX:僕は1番のBメロがすごいネコと会った時を想像できる。
KODAI:あー、ありがとうございます。
──KODAIくんご自身は、歌っていて一番ウルっと来そうなフレーズとかありますか?
KODAI:これは1〜2年前の話なんでこの歳になってもう泣くことはないって思っていたんですけど、自分が思ってた以上に泣くもんやなっていうようなことを経験したので、2番のBメロの「あの涙は最初で最後の 君だけの涙だった」ですかね。
──ありがとうございました。シンミリしてしまいましたが、、最後にインタビューを見てくださった皆さんに一言お願いいたします。
KODAI:『XXXX』は新体制になってから1発目のフルアルバムなので、新たなX4の名刺代わりというか、“これがX4や”っていうのが聴いてもらったらわかるなっていうことを、ちゃんと思っているんですよね。とりあえず聴いてください!って思います!
JUKIYA:リリースされて僕もダウンロードして改めてこのアルバムを聴いてみたんですけど、本当に全部いい曲やなって思ったし、今回ソロ曲も入っていて新たな一面になってるし、28日からツアーも始まるんですけど『I’ll give you my life』は個人的にライブで歌うのめっちゃ楽しみにしてます。アイルギブユー…アイギブ…アーギビュ
T-MAX:言えへんのに『I’ll give you my life』何回も言うな〜。
KODAI:アギルヨマイライフ(笑)。
X4:(笑)
JUKIYA:めっちゃワクワクしてます!
T-MAX:僕は、レコーディングしている時からめちゃめちゃ楽しかったんで1枚出来上がって“これが今までの経験から進化したX4”っていうものになったと思うので、アルバムを引っさげてライブめちゃめちゃしていきたいし、iTunesの総合ランキングもまだまだ伸びるように。本当に自信作なのでいろんな人に聴いていただきたいですね!
──ジャケットに今回ビジュアル入ってないのでもしかしたら男性も手に取りやすかったり、音楽だけを見れるものになっているのかもですね。
X4:そうですね!
──ありがとうございました!!そういえば今回のアーティスト写真、皆さんまたカッコイイですね〜、JUKIYAくんとか文豪みたい(笑)。
X4:文豪(笑)。
KODAI:文豪Jやな。
T-MAX:嬉しい?
JUKIYA:文豪って何すか?(KODAIを見て)文豪って何すか?(T-MAXを見て)文豪って何すか?
KODAI:文豪はすごい作家さんや。
JUKIYA:ホンマっすか?
T-MAX:ショック?
JUKIYA:いや…嬉しいっす(笑)。
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