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【インタビュー】 MACO「恋する気持ちはいくつになっても…」20代女子の恋愛年表となるベストアルバムを語る (1/3)

シンガーソングライターのMACOが6月20日に、初のベストアルバム『BEST LOVE MACO』をリリースした。今作は、デビュー5年目に突入した彼女のこれまでの恋愛年表が、じっくり堪能できる一作となっている。UtaTenでは、そんなMACOにインタビューを敢行した。

自分の4年間が全部詰まった1枚


『BEST LOVE MACO』

──ベストアルバムのリリースおめでとうございます。アルバムを聴かせて頂きましたが、まるで、自分の恋愛年表を見てるかのように感じるなと思いました。

MACO:私もですね。ありがとうございます。


──改めて1枚を聴いてみて、今の心境はいかがでしょうか?

MACO:嬉しい気持ちでいっぱいですよ。4年間の中での出来事、レコーディング、撮影のときのことなど思い出しながら聴ききました。本当に自分の4年間が全部詰まった1枚だなと思いました。


──特にこの曲のこの部分で思い出すことは具体的にありますか?

MACO:どの曲もその時その時で、色んなことを乗り越えてレコーディングを進めていますが、1曲目の『LOVE』は初めて自分のオリジナルソングで初のシングルCDだったので、レコーディングも何度も録り直したり、歌詞もすごく試行錯誤してサビの部分を考えたなって思います。



──1曲目から曲順っていうのは決まっていらっしゃるんですか?

MACO:そうですね。


──前奏からハッピーな感じがいいですよね。1曲目にぴったりって感じで。

MACO:このときは皆で一丸となって初めてのオリジナルソングを作りました。前が洋楽のカバーだったので、どんな風に皆にMACOの良さを伝えるかっていうのだけを考えて一生懸命作ったなっていう歴史があります。


──そこからご自身の作詞が始まって、この4年間で書く詞に変化を感じられることはありますか?

MACO:東京にきてからの書き方は今も昔も変わらないんですけど、もちろん感情の移り変わりの変化はありますよね。今だったらこんな風に思わないだろうなぁとか。だから22歳、23歳だったからこそ書けた初々しさみたいなものはありますね。でも、恋をしたときの気持ちだけは、何歳になっても変わらないんだなと、このベストの曲目を見てても感じます。


──なるほど。恋する気持ちは変わらない。言われてみたらそうかもしれないですね。恋愛にフォーカスを当てた曲が多いですけど、ほんとに恋愛年表という感じがします。

MACO:本当にそんな感じですね。その時のことを思い出したりします。4年間って早くもあり自分的にはすごく長かったなーとも思います。ベストアルバムを作れるまで、そういう楽曲が揃ったっていうのも、自分自身すごく嬉しいことだけど長い道のりだったなと思います。


──もうちょっと早い段階でベストアルバムを出したかったお気持ちはありますか?

MACO:全然なかったです。今回ベストアルバムの話をいただいたときも驚きました。大丈夫かなって。でも意外とちゃんとベストになるまでの曲が勢揃いしてくれていて。節目というものを感じましたね。

一緒に歌うっていう夢がやっと今回のベストで叶った



──新曲も、3曲入っていますが、『Dear My Friend』は鷲尾伶菜さんと一緒に作られていますね。このコラボはありそうでなかった感じがしました。

MACO:そうですね。二人の念願だった一緒に歌うっていう夢がやっと今回のベストで叶ったなと思います。「今まで一緒にやりたいね」って言ってたけどなかなかそう簡単には叶わずで。でも今回のこのベストのタイミングで、そのタイミングだったのかなと思います。彼女自身もベストアルバムに自分も参加したいという気持ちを言ってくれたことがとても嬉しかったですね。


──作詞も一緒にされているんですよね。曲が最初にありましたか?

MACO:はい。お互いに歌声と歌のクオリティーそのものをリスペクトしてますから、ソレを絶対出せる曲がいいと思って。『Dear My Friend』は『LOVE』『ふたりずっと』など私のシングルを作曲しているMUSOHさんが作ってくれた楽曲で。曲をいただいたときに「絶対これだよね!」って二人の意見もすぐ合致したんです。作詞は一緒に練って書くというよりは、それぞれのパートをそれぞれが書いたという感じです。

──すごい。めちゃくちゃスムーズにいったんですね。

MACO:二人で恋愛の曲を歌うっていうのは最初から考えていなかったし、やはり行き着いたところは友情、お互いへの感謝の手紙っていう感じでした。


──メロディを探してるときも、友情の曲前提だったんですか?

MACO:そうですね。


──一番にお互いのことを思い浮かべながら、ラブレターの交換のようにしていったんですね。

MACO:そうですね。手紙を書くような感じで。だからちょっと照れくさくて、普段「ありがとね」とか言えないけど、曲だったら最後に自然と「ありがとう」が出てきたっていうか。私もこの曲で言いたいこと全部言えたし、きっと鷲尾さんもそうなんだろうなって歌詞を見て感じました。ぐっとくる一曲です。

好きなワンフレーズ



──鷲尾さんが書いた歌詞の方で、これはめっちゃ嬉しかったっていうフレーズはありますか?

MACO:歌詞を書いてくれたこと自体すごく嬉しいんですけど、「気づかないふりして いつも笑顔をくれる」っていうのをAメロで言ってくれていて。きついとき一緒に落ちるよりは面白い話で湧かせるっていうか。そういうのが「気づかないふりして いつも笑顔をくれる」っていう歌詞なのかなってすごく嬉しかったですね。


──確かにそう感じられる相手がいるっていいですね。悩み事は話すけど、どうすればいいんじゃないってことを言い合うよりは、ただ一緒にいて気分を上げるっていう感じですか?

MACO:お互い悩みとかも話したりはするんですけど、一緒にいると自然と笑顔になるっていうか、楽しい時間を自然と過ごせる人です。携帯をいじって無言の時間も気にならない人だなっていうのはすごく思いますね。


──二人でいるときってどんなことをされるんですか?楽しくなる瞬間っていうのは何をしているとき?

MACO:ただお茶します(笑)二人とも冒険しないっていうか、「あそこ行きたい!」とかっていうよりはインドア派なので、外出るっていってもいつも決まったカフェでただお茶して喋ってるっていう感じ。私がたまに次の日休みだったら、お酒飲んだりするって感じですかね。あと私カラオケは全然行かない人間だったんですけど、鷲尾さんが好きだから二人で行くことが増えてすごく楽しいなって思いました。


──お互いの曲を歌ったりするんですか?

MACO:しますね。本人のライブ映像が流れると馬鹿にし合って(笑)


──どんなですか?(笑)

MACO:『恋するヒトミ』のPVで最後ウインクしてて、それを大爆笑されましたね(笑)私がウインクするキャラじゃないって分かっているので、最後にウインクしていて転げ回ってました。


──楽しそうですね。逆にミュージックビデオとかライブ映像が流れている中で、MACOさんの方からは攻撃とかないんですか?

MACO:ライブ映像で必死な姿を見ると、頑張ってる頑張ってるって感じですね。


──ぎゃーぎゃーはっちゃけるタイプではない?

MACO:そうですね。ぎゃーぎゃーはしないかな。


──おほほみたいな感じですね。(笑)

MACO:そうですね(笑)地味な笑いが好きです。


──ずっとユニゾンですけど声の質が近くもあって、もちろん一緒じゃないけどいい感じに融合してる感じがしますよね。

MACO:一緒に歌ったらとってもいい曲が出来るっていうのは二人とも確信していて、私にない声の切なさを持っているなっていうのはレコーディングしていて思いましたね。鷲尾さんならではの情緒ある歌声、ほんと泣けます。


──改めてレコーディングのブースに入って、一緒に歌うのはカラオケとはまた違った発見がありますか?

MACO:はい。鷲尾さんがDMF歌ったらこんな風になるんだ!という発見とか。改めて自分の世界をちゃんと持っているなというのは感じました。


──自分の世界というのは?

MACO:2番からは彼女の歌になるというか。2番で鷲尾伶菜の世界になりますよね。


──完成されたときはお二人で大満足という感じですか?

MACO:大満足でした。大満足になれるよう最後の最後まで本当にこだわりましたね。

──どういうところに意識を持ってこだわられましたか?

MACO:二人ともボーカルだから自分の納得いくテイクだったりニュアンスだったり。周りの人が聴いても全然分からないくらいの、ミリ単位の部分で。これでもう終わりかと思いきや、「ちょっと待ってもう少し」という感じでした。


──じゃあ歌詞が出来たのはわりと早かったけど、そこから完成までは長かった?

MACO:長かったですね。スケジュールもタイトだったので、その中でベストなものをと思っていたので、最後の最後まで粘りました。

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1991年5月10日生まれ、北海道函館市出身のシンガーソングライター。 2014 年にUNIVERSAL MUSIC JAPAN Virgin Musicよりデビュー。 メジャーデビューのきっかけとなったテイラー・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~ We Are Never Ever Getting Back Together」の" テイ···

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