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【インタビュー】 橋本裕太「究極の愛をテーマに」桜田雛の名作とコラボした新曲『君は容疑者』で大人な一面を解放 (2/3)




「もうすぐ僕ら二人楽になれるよ」

──「狂うくらいにアイシテル」は特徴的ですね。

橋本裕太:そうですね。究極の愛っていう所に意識を置いて書きました。
そこまで愛するって正直難しいし、それを表現する言葉ってありきたりじゃ伝わらないなって思ったので、狂うっていう言葉を使って綴りました。


──最後の「誰も知らないところへ行こう 涙の味なんてもうしないくらい」は良い終わり方ですね。

橋本裕太:ここは最後の最後に歌詞を変えた部分で。元々最後の歌詞は「ひとりきり」っていう歌詞だったんですけど、『金魚の糞』では、金魚ちゃんと男の子が二人きりでハッピーエンドで終わるので、そこに寄せました。


──最初は「ひとりきり」って書いていたんですね。

橋本裕太:そうですね。(笑)ここまで書いてきたから最後も落としてって思っていたんですけど、この二人きりにしたら愛っていうものが伝わりやすくなったかな?って。今となっては良かったなって思います。


──『君は容疑者』の中からお気に入りのフレーズを教えてください。

橋本裕太:「もうすぐ僕ら二人楽になれるよ」が好きです。
ここって不安定な歌詞だなって思っていて、どっちともとれるんですよ。追われている状況でそこから逃げて楽になって二人で生きていけるよっていう所もあるし、逃げなくちゃいけない状況から実際に捕まってしまえば逃れられるっていう二つの所があって。不安定な意味を込めた歌詞なので、ここをどう取るかによって、頭の中で想像する映像が変わってくると思います。人それぞれ解釈をして楽しんでほしいです。



──それは計算だったんですか?

橋本裕太:僕のイメージとして最初の歌詞は「明日がなくても離さない」っていう歌詞だったんですけど、明日がないっていう前提で歌詞を書いていたんですよね。だから「僕ら二人楽になれるよ」は、バットの意味だったんですよ。

今回書き換えて「明日がないなら作ればいい」っていう歌詞になったときに、ここもしかしたら書き換えたらわかりやすくはなるかな?って思ったんですけど、残したいなっていうところが正直な部分です。完全に狙いと言ったら嘘になってしまうんですけど、意図的に残した場所ではあります。


『KAKERU』は甘酸っぱいサマーチューン

──『KAKERU』は『君は容疑者』のカップリングになるように意識して作られたのでしょうか?

橋本裕太:そうですね。リリースが夏という事もあり、僕の既存の曲で夏の曲がこれまでになかったので、サマーチューンな曲を何か入れたいなって思ったんです。


──自分で歌うならどんな夏ソングが良かったんですか?

橋本裕太:爽やかなアッパーチューンが良かったので、僕のイメージにぴったりな甘酸っぱい爽やかな曲ですね。


──今回作詞はされていないんですね!

橋本裕太:そうですね。この曲に関しては書いて頂きました。


──お気に入りのフレーズを教えてください。

橋本裕太:僕、この楽曲で好きなフレーズが結構あって。何気ない日常を切り取っている所が凄いあるじゃないですか?そういう所がすごく好きで。
それこそ頭三行の「大声でふざけあう神社の裏 大好きな君のこと笑わせたくて」っていう所は、僕自身も大事な人がいたらすごくふざけちゃうタイプで、笑って欲しいなって思うんです。ここの部分の通りの男の子っているよなーって感じたし、「大好きな君のこと笑わせたくて」っていう響きが可愛いなって!ここは大好きですね。



──神社の裏っていうのが良いですね!

橋本裕太:夏休み!って感じがしますよね。ライブでも盛り上がる曲になりそうです!


『おかえり』はファンのみなさんの帰る場所

──『おかえり』は、最初に「おかえり」って橋本さんが言っているのが印象的ですね!ファンの人の疲れを癒す曲だと思いました。

橋本裕太:(笑)ありがとうございます!そういってもらえて嬉しいです。この曲は、初披露したのが、去年の年末のライブでした。


──『おかえり』が生まれたきっかけを教えてください。

橋本裕太:この曲自体は、何もなく手ぶらで状況してきて不安だらけだったんですけど、今こうやって応援してくださっている方とか、ライブに足を運んでくださっている方のおかげで歌が出来ているっていう想いから、僕自身も何か恩返しがしたかったんです。

ライブに足を運んでくださる方や応援してくださる方って、僕にとってファミリーのような感覚になっていて。なので、ファンのみなさんの帰る場所として、僕等のライブがそういうものになれたらいいなっていう想いで、こういう『おかえり』っていう曲を書きました。


──ライブを想定して作られたんですね。

橋本裕太:はい。あと皆さんのそれぞれの日常の中で、「ただいま」「おかえり」って当たり前に毎日訪れるものだったりもするから、そういう生活の一部に寄り添えるようなものになれるようにと思っています。


──この「おかえり」っていうフレーズは、コンビニの入店音にしたいぐらい優しい言い方ですね!(笑)

橋本裕太:(笑)そうですね!ぜひファミマで使って欲しいです!!


──この「おかえり」っていうフレーズは、ライブでもされているんですか?

橋本裕太:ライブでも曲振りっていう形でやっています。


──「おかえり」っていうテイクは何回も録られたのでしょうか?

橋本裕太:そうですね。テイク自体は何回も録りました。ずっとレック状態にして頂いたので、何パターンも「おかえり」って言いましたね(笑)


──この音源になった「おかえり」は、どんな所ポイントで選ばれたのでしょうか?

橋本裕太:自分で言うのも恥ずかしいんですけど、一番日常っぽかった「おかえり」だったし、普段の自分の「おかえり」に近かったんです。


──「おかえり」から特にファンの皆さんに伝えたいフレーズを教えてください。

橋本裕太:それこそサビ終わりの「君の幸せが僕の幸せであること」「僕のいる場所が君の生きる場所であること」ですね。
僕自身もイベントをやっていく中でファンの方が「受験受かったよ」とか、「今日誕生日なの」とか色んな報告をしてくれるんですね。それで僕も幸せな気分になったりするので、そういう関係性がずっと続けばいいなっていう想いで、ここのフレーズが好きです。

それこそイベントで、「今度受験なんだ…受かったら来るね!」って言ってくれた子が、受かってから来た事があって、「わあ!おめでとう!」ってなりましたもん(笑)



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