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【インタビュー】音楽を通して誰かの力になりたい。『Sunny』は、安田レイが贈る心の応援歌。 (1/3)

通算10枚目となる安田レイのシングル『Sunny』が8月22日(水)に発売になります。この楽曲は、カンテレ・フジテレビ系火9ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」のオープニング曲として起用中。彼女自身、原作漫画やドラマから影響を受けて楽曲制作にも参加。その背景を探ります。

誰かのための力になりたい。


――ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」のオープニング曲として起用中の『Sunny』、ここに記した理想と現実の狭間で心が空回りしながらもしっかり太陽(明日)を見つめて突き進む心情は、ヒロインの義経えみるの気持ちはもちろん、レイさん自身にも重なる想いなのかなと感じました。

安田レイ:『Sunny』は、ドラマのために書き下ろした楽曲。先に原作となった漫画を読ませていただき、そのうえで歌詞を書き始めたんです。原作を読んでる中でまず感じたのが、主人公の義経えみるちゃんの心情についてでした。

彼女は自分に自信がないどころか、何時も誰かと自分を見比べ、まわりの人たちを完璧に思えてしまい勝手に落ち込んでゆくとっても不器用な子。自分が求める通りに出来ないことから、「わたし、この仕事に向いてないかも」と何時も思ってしまう。よく「となりの芝生は青い」と言うように、何時もそんな風に自分とまわりを見比べては落ち込んだりもしている子なんですね。

それでも彼女は、「自分には何が出来るかわかんないけど、誰かのための力になりたい」と一生懸命に頑張れば、「自分の出来ることを見つけよう」ともしてゆく。その姿勢が素晴らしいなと思い、そんな彼女の感情を『Sunny』の歌詞に落とし込みました。


――その心模様って…。

安田レイ:自分にも重なる面です。ステージに上がっているときのわたしに対して、いろんな人たちが「ハートが強いね」「度胸あるよね」と言ってくださるんですけど。実際のわたしは小心者でびびりというか、まわりが言うほどの度胸を持ち合わせてないと自分では思っています。

日々、悩むこともいっぱいあるし、気持ちが凹みがちだったりもします。どんなに心の中がぐちゃぐちゃになろうと、それでも「ステージに立って歌を届けたい」「つねに応援してくださる人たちと繋がり続けてたい」意志も強く持っています。そんな自分の気持ちと、義経えみるちゃんの心情を重ねた面もありました。


――誰だって落ち込んだり凹んだりもします。その感情を、表に出すか出さないか…。

安田レイ:そうなんですよね。わたしは表現者である以上、なるべく弱い感情を表には出さないで生きたいなぁと思っています。自分に何が出来るのかいまだにわからないけど、わたしは何時だって「音楽を通して誰かの力になれたらいいなぁ」という気持ちで日々歌っています。『Sunny』は、わたしの気持ちであり、義経えみるちゃんの気持ちでもあること。『Sunny』を聞いてくれた人たちにも、共通点を見出せる歌になれていたらなと思います。


表現する人にとって感情の弱い部分も、大切な一部分。


――アーティストのみなさんって何時も存在自体に心強さを覚えますが、歌詞を読むと、臆病で弱い心模様を記していることもよくあります。その歌詞を通して、「本当はこういう気持ちを持った人なのかな??」と思うことも、じつはよくあることなんですよね。それは、レイさんの歌も含めてね(笑)。

安田レイ:ステージの上って素敵なステージマジックがかかるのか、いつもの自分とは異なる強いわたしになれるんです。でも、根っこの部分ではとても弱い心情であり、緊張しいだし、シャイで人見知りでもあるんですよね。

そういうわたしだからこそ、アーティストになると変われるのかなとも自分で感じています。だから、表現する人にとって感情の弱い部分も、わたしは大切な一部分だと捉えています。


――リスナー側は、普段心強そうな人たちの中から見えてくる、弱い心情に共鳴することも多いですからね。

安田レイ:『Sunny』の歌詞にも書いたんですけど、きっとみんな「現実と理想の狭間で心揺れ動きながら」日々を暮らしているんだと思います。もちろん理想があることや、その理想が大きいことは、とても素晴らしいことですけど。理想と現実がほど遠いほど凹むこともたくさんあります。

わたしも、理想をとても高く掲げている性格。「こうなりたい」「こうでありたい」というヴィジョンがものすごく大きいから、なかなか理想へ近づけてないときは悩んだり凹んだりもします。でも、「だからこそ頑張ろう」となれたり、いろんな努力が出来るのかなとも思うように、そういう気持ちも大切にしてたいです。


――誰だって、理想と現実の狭間で悩み、戦う気持ちを持っていますもんね。

安田レイ:そういう感情を知ってる人ほど、『Sunny』には共感してもらえるんじゃないかなともわたしは思います。

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1993年4月15日、アメリカ・ノースカロライナ州生まれ。3歳で日本ヘ。10歳の頃、母親が聴いていた宇多田ヒカルに衝撃を受けてシンガーを志す。 13歳で音楽ユニット「元気ロケッツ」に参加。20歳を迎えた2013年、「自身の歌声をもっともっとたくさんの人々の心に直接届けたい』という強い想いを胸···

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