なかやまきんに君も『POWER』に参加
――『POWER』のジャケットは可愛いですね。季節感を無視したファッションに、ワンちゃんに、全体的に派手な色味。このアートワークのアイデアはお二人から?『POWER』ジャケット写真
Mamiko:そうですね。アイデアをお互い出し合っていて、Rachelが「毛皮着たい」って言って私が「犬連れたい」、そして黄色と緑が良い!っていう話になりました。1stとEPのジャケットを担当してくれている方に、お願いしまして。
Rachel:トラックも1stの頃からやってくださっている方が、今でもやってくださっています。仲間って感じですね!
――スタッフさんの事も仲間と言えることって素敵ですね!
Rachel:わがままな抽象的な意見も聞いてくれますし、みんなで一緒に出来て良かったです!
――では、タイトルの『POWER』に込めた想いや、作品を通して持たせたテーマについて教えてください。
Rachel:まずタイトル通りパワーが欲しかったんですよね。アルバムを作るときにタイトルから決めて行ったんですけど、ちょうど落ち込んでいる時期で。“最近停滞しているね、がっつりいこうよ!”っていう戒めとしてつけました(笑)
Mamiko:そうだね。メジャー1発目っていうのもあったしね。
Rachel:ウジウジしちゃってたもんね。
――何にウジウジしていたんですか?
Rachel:不安だったんですよ。“色んな人に文句言われたらどうしよう?”とか、“本当にメジャーデビューするの?”とか、どんどん人に見られる機会も増えるから大丈夫かなって不安が大きかったんです。体調もすぐれなかったし(笑)。そんな状態がダメだって思ってから、『POWER』っていうタイトルをつけたんですけど、そしたら自然とパワフルな楽曲が増えたんですよね。自分たちへの励ましになりましたね。あとは、なかやまきんに君だよね。
――なかやまきんに君!?
Mamiko:元々、なかやまきんに君が好きなんですけど、このタイトルをつけるときが特にハマっている時期で(笑)。「『POWER』ってどう?」ってRachelに言われたときに、なかやまきんに君も言っているからいいよ!って言ったんですよね。そういう経緯があって、1曲目のインスト曲『POWER』にもなかやまきんに君が参加してくれているんですよ。
――そうなんですか!?
Rachel:実は、フィーチャリングがなかやまきんに君の曲なんですよ。ボイスメモで送ってくださって、それを使わせて頂きました。
――好きが昂じてなかやまきんに君とは繋がれたような感じなんですか?
Rachel:それに近い感じですかね(笑)!会ったことはないんですけど、うちらがラジオをやっていた事があって、そのときの最終回のゲストに、なかやまきんに君がビデオレターをくれて。繋がっていたというか、連絡が取りやすかったんですよね。でもまだお会いした事がないので、いつか会いたいですね。
『Player』の最初のイメージはカーチェイス
――色々なテイストの楽曲が組み込まれていますね。中でも『Player』はどんなメッセージが込められた作品ですか?Rachel:これに対してはメッセージとかないんですよ(笑)
――えー!色々考えちゃいました(笑)!音に合わせて言葉を詰めていった感じですか?
Rachel:(笑)!でも本当にそんな感じですね。実は一番意味のない曲が『Player』です(笑)。でも自分なりの解釈でみなさんに考えて欲しいです。
Mamiko:『Player』の最初のイメージはカーチェイスというか、抜かれるか抜かれないかみたいな感じを出したくて。メジャー行く上で初めて上がっていこうぜ!っていう感じの曲が書けたなと思いますね。
――サビ前が特に、めちゃめちゃカッコいいですね!
Rachel&Mamiko:ありがとうございます!!
――歌詞に「毎日宝くじを買おうよいつか当たるから今は奢るよ足元見るなよ」ってありますが、私はこの歌詞に込められた意味とか考えてみたりした時、“一番の応援は、信じる事”っていう 思わせてくれる深い歌詞ですね。
Rachel&Mamiko:おおお!!!嬉しいですー!そういう風に考えて聴いて欲しいですね。