『おどるポンポコリン』 B.B.クィーンズ
老若男女問わずに人気を誇るアニメ『ちびまる子ちゃん』の第1期作の初代エンディングテーマ曲『おどるポンポコリン』の歌詞も、さくらさんが担当されていました。同曲を知らない人はいない!という程、国民的な名曲で、カラオケでも上位にランクインするぐらいです。
1990年度のオリコン主催「日本レコードセールス大賞」のシングル部門大賞はB.B.クィーンズ、作詞賞はさくらももこさんが受賞されました。
サビの「ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ」は思わず口ずさみたくなるフレーズという方も多いのではないでしょうか?
加えてカバーをされる事も多かった『おどるポンポコリン』。双子の三倉茉奈、三倉佳奈によるManaKanaの3枚目のシングルとして、『おどるポンポコリン』をカバーされ、1998年7月から1999年12月までテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』のオープニングテーマとして使用されていました。
2014年には、E-girlsがカバーをし、2014年の5月4日から2016年の4月3日までアニメのオープニングテーマとして起用。2010年1月には、アニメ『ちびまる子ちゃん』の放映開始20周年を記念して木村カエラがカバーをし、約1年間アニメのオープニングを務めました。そして、ゴールデンボンバーが2016年にカバーをし、『ちびまる子ちゃん』のオープニングテーマとして、4月10日放送回より使用され話題に。人々に愛され親しまれる楽曲です。
『走れ正直者』西城秀樹
西城秀樹さんの大ファンだったさくらさん。『ちびまる子ちゃん』の作中ではまる子のお姉ちゃんがファンという設定で、西城秀樹さんが登場していました。『走れ正直者』の歌詞をさくらさんが手がけ、1991年から1992年にはアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマソングに。それから『ちびまる子ちゃん』では、ヒデキという名が浸透していきました。
『コジコジ銀座』 ホフディラン
さくらさんが1994年から1997年の間に連載をした漫画『コジコジ』。同作のアニメが1997年から1999年まで放送され、そのオープニングテーマ『コジコジ銀座』をホフディランが担当。歌詞をさくらさんが綴られました。主人公コジコジと関わるキャラクターたちの日常生活をより深く、感動的な歌詞として描かれており、とても胸を打たれます。
『KinKiのやる気まんまんソング』KinKi Kids
『KinKiのやる気まんまんソング』はKinKi Kidsの9枚目のシングル曲。『ちびまる子ちゃん』6代目のオープニングテーマで、歌詞の内容は日常の何気ない行動に、ギャグを取り入れたものになっています。KinKi Kidsの良さを最大限に生かした明るくパワーが漲る作品です。
『キミを忘れないよ』大原櫻子
映画「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の挿入歌にもなった、大原櫻子の『キミを忘れないよ』。同曲は作詞にさくらさん、作曲に亀田誠治が参加しました。大原櫻子の透き通る歌声と絡み合い、切なくも愛がある言葉たちにグッときます。
『100万年の幸せ!!』桑田佳祐
さくらさんが大ファンだったアーティストの一人に桑田佳祐がいます。さくらさんが桑田に手紙というやり方でアプローチをし、桑田が作曲&歌唱を承諾してくれたそうです。『100万年の幸せ!!』という希望や優しさが詰まったタイトルは、桑田との共作の素晴らしさがたっぷり伝わってきます。
『ボクら』 ジャニーズWEST
ジャニーズWESTの3rdアルバム『なうぇすと』が2016年11月30日にリリースされ、同作に収められる『ボクら』の作詞をさくらさんが担当されました。変わらない家族の愛や大きな温もりをテーマにして歌詞を書かれたという同曲。『キミはキミのために生きるんだ ボクはキミの陽だまりになる』というフレーズは、ジャニーズWESTのファンの皆さんからも、絶大な支持を得る素晴らしい歌詞。ジャニーズWESTを通してさくらさんの歌詞がより伝わる、温かい作品です。
最後に…
まだまださくらさんが手がけた歌詞はありますが、今回は上記の作品をピックアップさせていただきました!さくらさんが残した素敵な言葉の一つ一つを、多くの方に知って頂きたいと思っております。皆さんもさくらさんが綴られた愛の歌詞と共に楽曲を聴いてみてはいかがでしょうか?
TEXT:橋本美波