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【インタビュー】UNCHAIN、新作で史上最強のギターソロ×歌唱最高難易度に挑戦 (2/4)


「Libyan Glass」は難易度がスリーエス


――歌詞は吉田さんと、谷川さんに加えてJeff GallandさんとMasa Igaさんも担当されていますね。

谷川正憲:一度ロサンゼルスに行ってレコーディングをさせてもらった時があって。そのときに、UNCHAINを世話してくれたといいますか(笑)向こうで対バンをしたときのメンバーなんですよ。そのバンドの中に日本人が一人いて、それがMasaさんで。今回はMasaさんとJeffが英訳してくれたんです。サビの歌詞は僕が英語を作っていたりするんですけど、Aメロ、BメロはJeffが作ってくれました。分業的にやりましたね。


――素朴な疑問なんですが、UNCHAINさんは英歌詞が多いと思うので、ライブ中歌詞を噛んでしまったり、忘れてしまう経験はありますか?

谷川正憲:します(笑)

佐藤将文:しません(笑)


――日本人の方が、こんなに綺麗に英語を歌っていらっしゃるのがさすがだなと感じていまして…。

谷川正憲:いやいやいや(笑)でもこの「Libyan Glass」は、本当に難しくて。難易度がスリーエスぐらい。UNCHAINの楽曲は150曲ぐらいあるんですが、もしかしたら一番歌うのが難しいかもしれません…!

――「Libyan Glass」では、佐藤さんの泣かせるギターにもグッときます。どんな所を意識して弾かれましたか。

佐藤将文:ありがとうございます。そんなに難しく考えないで、割と思った通りに弾きました。

谷川正憲:今初めて言いますけど、「Libyan Glass」のギターソロが、UNCHAIN史上一番カッコよくないですか?

佐藤将文:いや、いつもカッコいいのでわかんないんですけど(笑)

全員:(笑)

佐藤将文:ギターソロは何曲か作って、レコーディングするときに“もう少しフレキシブルにジャジーに”って言われたので、そこでパッと組み立ててって感じですね。

谷川正憲:佐藤のギターソロの中で、今までで相当イケてると思うんですよ。今初めて言いますけど!

佐藤将文:わいは、いつもイケてると思っていますよ(笑)

全員:(笑)


――谷さんのベースラインも絶妙でしたね。

谷浩彰:曲全体なんですが、僕のベースの師匠でもある名村武さんにサウンドプロデュースで入ってもらいました。ベースにうるさい人と作りましたね(笑)


――作業はスムーズにいかれましたか?

谷浩彰:そうですね。名村節を僕が受け継いだ感じです。


――「Libyan Glass」のミュージックビデオでは、谷川さんが白いパーカーを着て踊っていますね。これにはどういう意味合いが隠されていますか。


谷川正憲:これも吉田のイメージの中に、実は最初からあって。夜の砂漠で少年が踊るみたいなイメージがあったらしいんです。そういうイメージがあるんだったら、それをそのままビデオにしちゃえばいいんじゃない?と思って。最初は、ダンサーさんを雇ってやってもらおうと思っていたんですけど、そういうビデオって最近多いじゃないですか?


――そうですね。

谷川正憲:それだけじゃ、話題にかけるなと思ったのと、監督さんに“お前が踊れよ”って言われたんですよね(笑)。実は全部僕が踊っている訳ではなくて、ダンサーさんも僕と同じ衣装を着て、二人で交互に踊っているんですよ。あたかも一人が踊っているように見せているっていう演出をしています。よく見ると僕の手足が長くなるっていう。俺の手足がダンサーさんより短かったんです(笑)そういうビデオになっています。


ねごとの蒼山幸子が作詞をした『FLASH』

――2曲目の『FLASH』はねごとの蒼山さんが作詞をやられています。コラボレーションAlbum「20th Sessions」の際にねごとさんとは共演されていると思いますが、どういう経緯でお願いされたのでしょうか?

谷川正憲:昔からねごととは、交流があったんですが、まさにそのコラボアルバムで幸子ちゃんに入ってもらいまして。その時から歌詞も最高だなって思っていて、またぜひ一緒にやりたいなという感情から、オファーさせて頂きました。今回も素晴らしい歌詞です。


――『FLASH』は、谷川さんから歌詞のリクエストをされたんですか。

谷川正憲:前回はちょっとだけしたんですけど、今回はあんまりしませんでした。僕もイメージがあったんですけど、それをあえて押し殺して、幸子ちゃんのイメージを出してもらいました。


――吉田さんは、『FLASH』を受け取ったときどういう印象がありましたか?

吉田昇吾:僕も幸子ちゃんの事は人間性、顔含め全部好きなんですけど。幸子ちゃんに歌詞を書いてもらう時点では、メロディーだけの状態で渡すんですけど、それに歌詞を載せるのがすごく合っていて。その当てはめ方が上手いなと思いました。言い方悪いですけど、ストレスなく聴けるみたいな印象を受けました。

――印象に残っているフレーズはありますか。

吉田昇吾:全体的にスピード感があるし、メロの感じも聞きやすくて。僕が好きな曲です。


――谷さんはどうですか?

谷浩彰:僕はド頭の「FLASH…」がとても好きで。デモの段階でイントロのメロディーがどんな感じでくるのか、すごく楽しみにしていたんですが、そこをあえて「FLASH…」でくるかと。良い意味で裏切られた感じがします。


――佐藤さんはどうですか?

佐藤将文:この曲の歌入れをしているときを凄く覚えているんですけど、ソファーに寝そべって聴いていたんですよ。そのときに初めてこの歌詞を見るより先に聴いていたんですが、幸子ちゃんの景色の中に入れる感じというか、優しい感じに包まれて。歌い終わって“素敵やん!”って思えたんですよ(笑)

谷川正憲:確かに素敵だよね。

佐藤将文:目につけてやるバーチャル体験みたいな、あの感覚がありました。目を瞑ったらこの歌詞の中にいる気分ですね。最初の「はみ出してステップ踏んだ」から入り込める感じがあります。

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1996年、中学の同級生だった谷川正憲(Vo& Gt)、谷浩彰(B&Cho)、吉田昇吾(Dr)の 3人で結成され、後に1年後輩の佐藤将文(Gt& Cho)が加入し現在の編成となる。 ブラック・ミュージックのエッセン スを絶妙にブレンドした、グルーヴィーなロックを鳴らす京都府出身の4ピース・バンド。特···

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