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【インタビュー】レニー「ダサいバンドを聴かずに俺らを聴けよ」最新作で魅せた強さ (4/4)


レニーが今伝えたい想いを詰め込んだ『Twice』

――ラスト曲の『Twice』はソラさんのギターフレーズが耳に残りますね!

ソラ:わーありがとうございます!!



――『Twice』の歌詞には、「忘れない悲しみを飼っている」というフレーズがありますね。この「飼っている」という言葉が不思議な表現だと感じました。

片桐 航:これは離れられないというか、しっかりと自分の要素として持っているものが、悲しみみたいなものかなと思います。


――「だけれどあの日の痛みは変わらず 残って今でも時々針を刺す」の部分は、今のレニーさんだからこそ、言える言葉のような気がしました。

片桐 航:そうですね。バンドを続けてきて悔しい事もあれば、その分それを乗り越えようとして楽しかった事もあるっていう一個人としてもあります。それにこの曲を聴いてくれる人もあると思うし、人間一人ひとり表には出せない傷があると思うので、それを隠すことは悪い事じゃないっていう事をちゃんと伝えたかったんです。

レニーが選ぶピックアップフレーズ!

――UtaTenは歌詞サイトなので、『Montage』収録曲の中からお気に入りのフレーズを教えてください!



ソラ:『Vale tudo【MAKE MY DAY】』の「典型的な臆病者は既にこんな曲なんて聴かない」が好きです。理由は最強の尖りだな!って(笑)現代音楽シーンの風刺を皮肉交じりに言いつつも、それなりの覚悟があって言っているという所が、カッコいいなと。俺らが塗り替えてやるみたいな部分も裏テーマとしてあるので、ここが一番好きです。

片桐 航:俺は、『欲を纏う』の「心動かすものだけ見ていたい 目に余る 慰めじゃなく」が好きです。

ソラ:そこ選んだんだ(笑)

片桐 航:まさに、自分もこうありたいし、こういう事を思わせたいっていう一番の部分ですね。その場凌ぎのリズムで騙すような曲じゃなくて、もっと心を一曲一曲動かすような曲とライブをしていきたいし、俺もずっと憧れているアーティストにそうしてもらいたいしっていう今一番の目標です。

kazu:僕は『オーロラ』のサビの「忘れたい忘れさせて二人想像した未来を」が好きですね。

ソラ:大丈夫?なんかあった?(笑)

全員:(笑)

kazu:僕、個人がどうとかではないんですけど、「忘れさせたい忘れさせて」ってレコーディングする前の段階から、割と早めに決まっていたフレーズで。サビの頭でバンドが一斉に入ってくる中で、この歌詞の空気感がすごく好きで。

今までは、割と演奏重視でレコーディングをしていたんですけど、この曲は歌詞が固まっている状態でレコーディングが出来たっていうのもあったので、それが印象に残っています。歌詞を知った状態で弾けて良かったなーって。このストーリーは悲しすぎるな~とも思うし、昔から知っている曲なのでとても思い出深いです。

KANDAI:『Vale tudo【MAKE MY DAY】』の「正解なんて解らないしやるかやらぬで待ったなし 別に座ってたって時は経つし だけど世界に飼い殺し 脳ミソと足動かして行動をとってんだ今も 放置されたお前の人生とは真逆 Day by day」が好きです。やるかやらぬかっていうのは何事に置いてもそうだと思うんです。

自分たちはバンドで、普通の人からしたら“無理っしょ!”って散々言われてきた身なんですけど、ここまではやってきていて。まだまだ先を見ていますが、ここまで来るっていう段階では誰も諦めなかったんですよね。

この間地元でライブがあって、そのときに地元の友達と話していたんですけど、“未だに夢もないし、ただただ生きてるだけだわ”とか言ってて。別に放置されている訳じゃないですけど、もっと俺も頑張らなきゃなって思えて。それに“お前は、俺達の秋田の星だから頑張ってね!”って言われて、ここのフレーズが再生されました。喧嘩売っている感じですけど、自分に拍車をかける意味でもすごく好きですね。


――最後にバンドを代表して、航さんからファンの方にメッセージをお願いします。

片桐 航:このアルバムタイトルにしてこの曲たちを入れたのは、怒りや感動もあれば、悲しみもあるっていう、どれが自分なんやろ?と悩みだす瞬間とかもあると思うからで。でもその一個一個の感情が自分やし、それを否定することなく、自分が素直に思った感情を肯定して欲しいっていうアルバムになっています。

だから怒りが湧いたときは、そういう曲を聴いて欲しいし、切なくなったらそれを慰めるような俺達のメッセージを聴いてもらえればいい。場面場面で素直な自分を肯定して、その時に一番聴きたい曲をこの先も聴いていってほしいなって思います。



TEXT:橋本美波
PHOTO:大西基


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片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。 Vo.片桐が映画から影響を受け、「欲望」「反骨」「愛おしさ」のような誰しもが持つ感情にフォーカスを当てた歌詞とバンドアンサンブルを軸にした楽曲が魅力。それらを表現し観客と共有するようなライブを追求している。全国ツアーの開催や大型···

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