いちばん好きな歌詞
――歌詞に触れていきたいなと思うんですけども、この『Last Train Home』自分の中で1番好きだなって思うフレーズとかってあったりします?ここに自分もちょっとぐっと来たとか、これは自分もよく思うなとか。
KAZUKI:やっぱここいいよな。「歌なら僕が歌ってあげる」っていう。
――王子っぽいところですね。
KAZUKI:でも見た目はあとからっていうか、路上でもかっこつけて歌うとかもほぼないですね。もうやっぱ気持ち込めて一生懸命歌って、それこそ汗流しながら歌ってるぐらいのほうが、感動してくれるしそっちのほうをやっぱみんなも欲しがってるじゃないけど、求めて来てくれると思うんで、そこはありますね。
――SHOYAさんはいかがですか?
SHOYA:僕本当にベタですけど、サビの歌詞が好きですかね。「泣いたり悩んだり いつもそうやって毎日と戦いながら生きてる」ってこの辺りは、やっぱ誰にでもある瞬間だと思うんですけど、僕たちエンターテイメントをやってる人って、その瞬間を少なくしてあげたりとかすることが仕事だと思っているんで、「悲しくなったときに僕らの歌聴いたらすぐに元気になった」って歌詞が大事かなって思いますね。
「光が見えるよ」「いつもここで待ってるよ」だったりそのあとに続く歌詞がやっぱあるんで。「いつでも見てるよ」と「いつもここで待ってるよ」とか。
僕たちがこれからどんどんどんどん大きくなっていく中で、最初から応援しているファンの子たちは遠く行っちゃったなとか感じるかもしれないですけど、「僕らは歌聴いてくれたらいつもみんなのそばにいれるんだよ」って言う気持ちがこの歌詞に詰まってるんで、1番好きですね。
大人バラードの『体温』
――ありがとうございます。もう1曲収録されているのが『体温』。KAZUKI:そうです。
――『体温』の方は、どんな曲になっているんですか?
KAZUKI:めちゃめちゃセクシーな感じですね。ちょっとドロドロしてる感じなんですよ、歌詞自体も。
SHOYA:背伸びソングですかね。僕らが等身大ではなくて、背伸びして大人のセクシーさ、ちょっと歪んだ愛みたなのを表現した曲になってるんですけど、言われたのはANFiNYに出せるセクシーさを出してくれたらいいっていうふうには言われたんで、これよーく読めば結構かなり歪んだ愛なんですけど、でも多分これが、この気持ちが分かる人もやっぱいるだろうし、逆に言ったらこれから何年か経ったときに、今の僕たちのファンの子ってみんな若いんで、大きくなったときに「ああ、これなんとなく分かるなぁ」とか。
――お二人には分かってほしくないですね(笑)
SHOYA:分かっちゃ駄目だけど、なんとなく分かるなっていう。想像っすよね。これはかなり難しかったですね。『Last Train Home』とはまた別の難しさ。
――1番の見せ場みたいな、フレーズはあったりするんですか?
KAZUKI:サビが結構ドロッとした感じ。ね。メロディとかも。
――これはバラード?
KAZUKI:全然バラードだね。ギター1本で歌ったらかっこいいぐらいの。
アコースティックライブみたいなので今後やっていこうかなとか思ってるんで。
SHOYA:王子が大人になるときですね。
SHOYA&KAZUKI:(笑)
――お二人的に“ここ気になる”って歌詞もあったりしますかね?
SHOYA:僕はこれを最初に見たときに、どういう意味なんだろうなって思ったのが「二人だけ残したまま 時が止まれば良かった いっそ世界なんて壊れればいい」っていう、ここまで堕ちる恋ってどんな恋なんだろうみたいな。「いっそ世界なんて壊れればいい」って。
KAZUKI:めちゃくちゃ重いよな(笑)
SHOYA:周りの環境が自分たちの愛みたいなのを許してないわけじゃないですか。その「世界が壊れればいい」って思うぐらいの、そんだけ二人っきりになりたいの?みたいな。そこまでの恋愛はちょっと怖いなみたいな。
SHOYA&KAZUKI:(笑)
――今後ご自身で曲を書くとしたら、どんな曲を書きたいってテーのイメージとかあるんですか?
SHOYA:僕はやっぱ元気が出る曲がいいですね。
――アップテンポな感じで。
SHOYA:そうですね。J-POPでかっこいい感じよりも、ちょっと言ったら『Last Train Home』に近いぐらいの元気が出る曲が書けたらいいなとは思いますね。
KAZUKI:僕はラブソングですね。
――がっつりバラード?
KAZUKI:がっつり。ドロドロした感じじゃなくてシンプルに好きっていう気持ちをもっと。
--どっちもすごい興味がある。早く聴きたいですね。ということで今後の活動も楽しみにしていきたいのですが、直近でリリースパーティとかライブの情報はありますか?
KAZUKI:ライブいっぱいあるよな。
SHOYA:一応12月17日にクリスマスワンマンがあって。これイベントに近いんですけど、クリスマスのライブって感じで。それに来年1月から初のツアーがありまして、この渋谷club asiaから始まって、福岡・大阪・名古屋・埼玉。
KAZUKI:埋めたいね。
SHOYA:楽しみですね。
KAZUKI:どうなるか。
――いいですね。楽しみですね。しかも名古屋も福岡も、お二人の地元のほうに行けるんですね。
SHOYA:そうですね。
KAZUKI:そうなんですよ。
――ANFiNYが戻ってきた!みたいな。
KAZUKI:この前そんな感じでした。福岡すごかったです。
SHOYA:イベントですね。
KAZUKI:イベントで周っていた時に路上もちょっとするってなって、帰り際の昼ぐらいにその場行ったらすんごい人いて。でも1曲とちょっとだけ歌ったんですよ。すぐ警察来ちゃったんですけど、すんごい人いて!びっくりしました。
――じゃあツアーでもぜひ近くの会場に足を運んでもらって。そんなツアーの見所や意気込みも聞かせてください。
SHOYA:そうですね、もう意気込みというよりは僕たちも初のことなんで、ファンのみんなとつくり上げていけたらなっていうのはありますし、もちろん初めてANFiNYを見るっていう人も全然たくさんこのツアーの中であると思うんで、ANFiNYのライブってこのぐらい楽しいんだよとか、みんなの日々の疲れだったりとかストレスが消えるぐらいの楽しいライブにしたいなっていうのはありますね。
――では、最後になるんですけど、今回ANFiNYさんの二人にとってデビューシングル『Last Train Home』どんな1枚になったかも聞かせてください。
SHOYA:僕たち前にも配信シングル出したんですけど、今回も路上だったりファンのみんなにスポットライトが当たった曲になっているんで、僕ら本当に二人でしつこいぐらいにファンのことは大事にしようっていうふうに言い続けてきてるんで、ファンのみんなだったりとかこれからファンになる子も、まだ未来、未来形になりますけど僕たちファンの子のことをここにFを付けてFANFiNYって呼んでるんですよ。
未来のFANFiNYに向けたりとか、今のFANFiNYに向けた1曲になっているので、みんなの心に届くようにレコーディングもしたんで、それが伝わるといいなって思ってます。
TEXT:愛香
PHOTO:橋本美波&愛香
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