「俺ガイル」こそ平成アニメの至高!
平成アニメといったらこれだ!と私が紹介するうえで、一位から三位までのどれかに絶対君臨し続けるアニメこそが、略称「俺ガイル」こと「やはり俺の青春ラブコメは間違っているだろうか?」です!「俺ガイル」は、ぼっちでひねくれものの主人公、比企谷八幡(ひきがやはちまん)と、勉学スポーツともに万能でありながら孤高を貫く少女、雪ノ下雪乃(ゆきのしたゆきの)が同じ奉仕部に無理やり加入させられることから始まる、青春ラブコメストーリー……ではなく。
現代まで続く学校や社会の人間関係問題に、深く、泥臭く切り込んだ意欲作となっております。
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奉仕部にやってくる相談は、どれも現実に生きる人間たちがみな「そういうことあるよねー」「う……やっぱり学校ってメンドくさいよなあ」「うんうん、わかるわかる」と共感してしまうことばかりです。
それらの問題に対し、雪ノ下雪乃が正攻法ともいえぬほどの正面突破方法で臨むのに対し。比企谷八幡は、ひねくれた性格からなのか、突拍子もなく解決ともいえない解答を繰り出していきます。
しかし、奉仕部に相談される内容が大きなものになるにつれ、主人公比企谷八幡の解決方法が、自己犠牲による問題解消法へと転換していき、奉仕部内の由比ヶ浜結衣(ゆいがはまゆい)を含む三人の人間関係にもギクシャクとしたものが走っていきます。
また、主人公たちが繰り広げる、とても普通の人間では咄嗟に出てこなそうで個性にあふれた会話は、その会話だけ聞いていても腹を抱えて笑ってしまいそうになる、楽しい魅力にあふれています。
強い共感と、涙腺崩壊の感動と、大笑いのストーリー。「俺ガイル」はまさしく、平成アニメ至高の一作です!
「間違っている」とありますが、ラブコメでもありますので、ぜひラブコメ好きのみなさんも!!
このラノベがすごい大賞二年連続首位作品!
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さて、そんな魅力ギッシリな「やはり俺の青春ラブコメは間違っているだろうか?」は、このラノベがすごい大賞二年連続首位を獲得するなど、アニメともども有名な賞に受賞しています。
しかも、二連覇目の「このライトノベルがすごい! 2015」での一位獲得時には、好きな男性キャラクター部門で再び比企谷八幡が一位を取るだけなく。
好きな女性キャラクター部門では雪ノ下雪乃が、好きなイラストレーター部門ではぽんかん⑧が揃って首位を獲得するという、史上初の作品部門2連覇と4冠の同時達成という快挙を成し遂げて見せました。
三年連続とはなりませんでしたが、『このライトノベルがすごい! 2016』でも作品部門で首位を獲得し、殿堂入りを果たしています。
現在、全世界900万部を突破しており、人気爆発はいまだやむことを知りません。
ラノベを読んでいない、3期に備えてアニメを見ていないという方がいたら絶対みましょう。
もっ・た・い・な・さ・す・ぎ・る!!(笑)
千葉都市モノレールとのコラボ!?
俺ガイルと千葉都市モノレールのコラボ車両! pic.twitter.com/aavMKxph63
— きば(芝犬) (@kibaichi) May 3, 2015
「俺ガイル」は、作者である渡航が千葉出身であり、作中の中にもいくつもの千葉のうんちくが登場しています。
大人気であったこともあり、その千葉である、野球の千葉ロッテマリーンズおよび、交通事業の千葉都市モノレールともコラボレーションしていました。
特に千葉都市モノレールとのコラボの際は、グッズだけならず、ラッピング列車に、八幡&いろはすor雪ノ下&由比ヶ浜の二パターンのイラストがデカデカと描かれていて、盛り上がりもすごかったそうです。
乗ってみたかった……(泣)
本物の「絆」が欲しくなる!「春擬き」
画像引用元 (Amazon)今までの「俺ガイル」のアニメでは、第1期と第2期を合わせて、OPテーマ2曲と、EDテーマ6曲。
劇中挿入歌として1曲で(挿入歌に関しては、OPテーマやEDテーマでも流れていた楽曲は換算なし)、合計9曲の楽曲が使用されました。
その中でも第二期オープニングテーマである「春擬き」は、「俺ガイル」らしい人間関係に深く切り込んだような歌詞が特徴的です。
それでは、ここで「春擬き」の歌詞をご覧ください。
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探しに行くんだ そこへ
空欄を埋め 完成した定理
正しい筈なのに
ひらりひら からまわる
未来は歪で
僅かな亀裂から いくらでも縒れて
理想から逸れていくんだ
≪春擬き 歌詞より抜粋≫
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答えのない現実、といったような歌詞であり、現実生活の白とも黒ともつかない「正しさのない世界」が歌詞になっています。
またわずかな亀裂から簡単に人間関係が崩れていくことも歌っていますね。
続く歌詞も見ていきましょう。
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ぬるま湯が
すっと冷めていく音がしてた
道を変えるのなら
今なんだ
こんなレプリカは いらない
本物と呼べるものだけでいい
探しに行くんだ そこへ
「でもそれは 良く出来たフェアリーテイルみたい。」
≪春擬き 歌詞より抜粋≫
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主人公たちが、よくある慣れ合いの関係「レプリカ」から、本当につながった絆「本物」を目指して進みだす、ということが歌詞になっています。
しかし、最後に「でもそれは 良く出来たフェアリーテイルみたい。」と歌っており、「本物の絆」が「本当に現実に存在するのか」ということを表しています。
人間関係って難しいですよね、と考えさせられる歌詞でありながら、リズムよく明るい曲調と合わさることで、それへ向かって前へ進む明るい未来を示唆しているようにも思えますね。
本物の「絆」ってなんだろうって考えちゃいますよね(笑)。欲しくなってきちゃいますよね(笑)。
もちろん、「俺ガイル」の楽曲はすべて、「俺ガイル」らしくいろんなことを考えさせられる素晴らしい楽曲となっていますので、「春擬き」以外の楽曲も視聴していただけると、もっと「俺ガイル」の世界を楽しめること間違いなしです!
最新情報はここでチェック!
「やはり俺の青春ラブコメは間違っているだろうか?」の最新情報は下のリンクからチェックできますよ!3期も決定したので、今すぐに1期や原作で、魅力も含めて再度チェックしていただきたいですね!
ラブコメ好き、青春もの好き、学校もの好き、アニメ好き、ひねくれ主人公もの(?)好きはもちろん、「見てないなんてもったいなさすぎる!」な魅力がてんこ盛りな「俺ガイル」です。
きっと、アニメの一話さえ見ていただければ、最後まで一気見してしまうこと間違いなしですので、皆さんもぜひ「俺ガイル」を視聴して、「俺ガイル」超大好きファンになってしまいましょう!……むしろ、見ろ!(威圧)
公式Twitter:https://twitter.com/anime_oregairu
公式ホームページ:http://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/
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TEXT ゆっちん先生