「戦姫絶唱シンフォギア」とは?
『戦姫絶唱シンフォギア』は、音楽プロデューサー・作曲家の上松範康と、ゲームクリエイターの金子彰史が考案したオリジナルテレビアニメです。可愛い女の子達が歌の力で変身、パワーアップ、激しいバトルを繰り広げるという設定で、たちまち話題になりました。
キャラクター達が戦いながら常に歌っており、声優はアフレコ現場で実際に歌っています。叫びで音が飛んでしまうほど臨場感に溢れた演出は見応え抜群です。
現在は5期が放送開始されるほど、ファンから長く愛されています。
物語は、主人公・立花響の親友である小日向未来が響の墓参りに行く場面から始まります。何とも意味深な始まりですが、最後まで見ると意味が分かりますよ!
その2年前、響は、人気アイドルユニット“ツヴァイウィング”のライブ会場で、特異災害“ノイズ”の襲撃に巻き込まれました。ノイズは、どんな兵器も太刀打ち出来ない強さから、災害認定された怪物です。
それを倒すことができるのは、対ノイズ装備“シンフォギア”を身に纏った選ばれし者、“装者”のみ。シンフォギアとは、世界の神話・伝承に登場する強力な武器・“聖遺物”から作られたアーマーであり、装者の歌によってその力が解放されます。
実は、ツヴァイウィングの天羽奏と風鳴翼は、シンフォギア装者。奏は命がけの必殺の歌・“絶唱“で響をノイズから守り、命を落としてしまいます。
2年後、奏が自分を助けたように、誰かを助けたい響は、奏が歌っていたシンフォギア・ガングニールを発動させる歌を口ずさみ、ノイズと戦う道を選びます。
しかし、響の前には、奏を失った悲しみに染まる翼や、聖遺物・ネフシュタンの鎧を纏う少女・雪音クリスが、立ちはだかります。 果たして響は、他の装者と手を繋ぐことができるのでしょうか?
そして、クリスを利用して暗躍する、フィーネ。響達は、フィーネの野望を打ち砕くことはできるのでしょうか?
最強にして最高のキャストとキャラクターソング!!
今作の人気の理由のひとつには、豪華声優によるキャラクターソングがあります!紅白歌合戦に出場した水樹奈々や声優ユニット・スフィアの高垣彩陽、『けいおん!』で一躍有名になった日笠陽子、fripSideのボーカル・南條愛乃。役幅の広い、悠木碧と茅野愛衣。
こんなに豪華なキャスティングは、めったに見られませんね。そんな彼女達が歌うキャラクターソングは、必ずオリコン20位以内に入るほど、安定した人気があります。
人気の秘密は、声優達の歌唱力の高さ、キャラクターの心理を丁寧に描いた歌詞、キャラクターごとに印象が異なるメロディー。
その3つが化学反応を起こし、クオリティの高い楽曲に仕上がっています。歌詞はほぼ全て原作者である上松範康が担当。
響(悠木碧)の楽曲は彼女の心の強さや魂の滾りを感じさせるもの、翼(水樹奈々)の楽曲は決して折れない決意を感じさせるもの、クリスの楽曲は、彼女の荒削りな性格を感じさせるものや、人のぬくもりを知った喜びが描かれています。彼女達の心理や成長を知っている上松範康だからこそ、書ける名曲ばかりです。
バトル×友情の王道展開!アツい物語に大注目!!
『戦姫絶唱シンフォギア』の魅力は、歌や声優だけではありません。難解な用語が多いにもかかわらず、愛される理由は、見る者を飽きさせないストーリー展開にあります!
特にラストシーンには予想外の展開が待っています。2話では、響が“一緒に戦って下さい”と言った時に、“そうね、あなたと私戦いましょう”と返す翼。何でそうなるの?と思いながらも、何故か次が気になってしまう、魅力があります。
また、装者達は10代の女子ですが、辛い過去の持ち主が多く、応援したくなります。彼女達が苦悩し、葛藤しながら、強力な仲間になる王道展開はアツいですね。
さらに、3期、4期と進むに連れ、響の拳がパワーアップ!正義を信じて、拳を握る響の活躍に注目です。
世界観が凝縮されたOP!水樹奈々「Synchrogazer」
『戦姫絶唱シンフォギア』を語るのに欠かせない楽曲といえば、風鳴翼役の水樹奈々が歌うオープニングテーマと雪音クリス役の高垣彩陽が歌うエンディングテーマです。今回は、1期オープニングテーマ『Synchrogazer』と『Meteor Light』をご紹介します。
『Synchrogazer』とは、Synchro(同時)とgazer(見つめる人)を合わせた造語。意訳すると“見つめ合うふたり”ですね。
イントロは、力強いシンセサイザーが鳴り響き、エネルギッシュな印象。そこから、水樹奈々の伸びやかな高音ボーカルが入り、神聖な雰囲気を醸し出していますね。歌いだしを聞くだけで、シンフォギア装着シーンを思い起こされます!
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この身朽ち果てても伝えたいものがある
響け 生命の絶唱彼方 羽ばたいて
「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めたい
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に紡いだ奇跡 天を描くよ
≪Synchrogazer 歌詞より抜粋≫
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全身全霊を込めて、果てるまで歌って散った奏の勇姿が目に浮かびます。
歌詞には、キャラクター達の名前が盛り込まれていますね。 響、未来、「風の鳴く夜」は風鳴翼、「共に奏でた軌跡 天に舞うよ」は、天羽奏の名前が入っています。
未来の響が大好きな気持ち、いつも翼をそばで励ましていた奏への感謝の思い。その思いを受け止めて、前進する響と翼。これから始まるふたりの関係を丁寧に表現した一曲といえるでしょう。
暗闇にきらめく光を信じる!ED「Meteor Light」
1期エンディングテーマの「Meteor Light」は、1期の雪音クリスの心情が凝縮された一曲!アニメ映像には、壊れた人形や彫刻のある暗い部屋を突き進むクリスのシルエットが描かれ、彼女の生い立ちの壮絶さを物語っていました。
----------------(中略)
Escape from here!! It's like a nightmare 追いかけてくる
夢も理想も情熱も またかき消されて
哀しい日々はいつかは終わりがくるの?
迷いながらもがきながら それでもまだあきらめたくない
≪Meteor Light 歌詞より抜粋≫
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何度でも手を伸ばそう 今は描けなくても
信じることが強さに変わる
輝いてよ Shooting STAR
≪Meteor Light 歌詞より抜粋≫
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雪音クリスの壮絶な過去や心理とぴったりな歌詞になっていますね。両親を亡くして居場所もなく、争いの無い世界を作ると話すフィーネを信じ、虐待を受けながら従うクリス。本心は辛くて逃げ出したいのに、行く宛も、帰る場所もない現状が伝わってきますね。
サビからは、絶望に負けず、希望を諦めず、流れ星を待ち続ける彼女の姿が目に浮かびます。
クリスの壮絶な過去を踏まえた歌詞、高垣彩陽の高い歌唱力が合わさり、闇の中で一際光る星のような魅力を持った一曲です。
6人の個性輝くシンフォニー!「虹色のフリューゲル」!
『シンフォギア』の名曲の中でも、特に人気を誇るのが、ツヴァイウィングの歌う『逆光のフリューゲル』。水樹奈々と高山みなみの実力派アニソン声優のデュエットが話題になりました。人気のあるこの楽曲ですが、歌詞を一部アレンジした楽曲、『虹色のフリューゲル』が最終回のエンディングテーマとして使われています。
歌うのは、響(悠木碧)、翼(水樹奈々)、クリス(高垣彩陽)、2期から登場するマリア(日笠陽子)、調(南條愛乃)、切歌(茅野愛衣)、奏(高山みなみ)の7人。
新旧人気声優が入り乱れ、7人の歌声が美しく重なり、豪華な楽曲に仕上がっています。
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Yes, just believe
神様も知らない ヒカリで歴史を創ろう
不死なる太陽
未来照らす
一緒に飛ばないか?
Just feeling
涙で濡れたハネ
重くて羽撃けない日はWish
旋律は溶け合って
シンフォニーへと
鳥のようにはためき合うよSinging heart
虹は架かる すべては夢と共に
≪虹色のフリューゲル 歌詞より抜粋≫
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強く前向きになれる歌詞になっていますね。そしてシンフォギア装者6人の強い結束力を感じさせます。
また、2期で敵対していた響達とマリア達が支え合い、共に同じ方角へ羽ばたくのは、胸が熱くなります。
“仲間を信じれば、一緒に困難を乗り越えられる”。聴く人に勇気を与えてくれる一曲です。
パチンコでも歌って戦う装者達!
『戦姫絶唱シンフォギア』は、アニメ、スマートフォンアプリゲームだけでなく、パチンコとしても展開されています。リーチには絶唱シーンや、2期主題歌『Vitalization』、2期挿入歌などがバトルシーンとともに使われています。リーチに使われているシーンは、どれも名場面ばかり。シンフォギアのアツい世界を存分に楽しむことができますよ。是非、その目で『シンフォギア』の世界を体感して下さいね!
5期の注目ポイントは、小日向未来!!
5期の物語の鍵を握るのは、“バラルの呪詛”、神の力と小日向未来だと予想します。“バラルの呪詛”とは、人類の相互理解を阻む呪いで、全ての争いの元凶です。遥か昔、カストディアンと呼ばれる支配者達は月面に遺跡を作り、バラルの呪詛の発生装置にしました。
神の力とは、月の遺跡の制御も可能なほどの絶大な力。4期最終回で、錬金術師達の秘密結社・パヴァリア光明結社のリーダー・アダムは、響の拳に宿った力を、神の力だと言っていました。
そこまで響が急成長した秘密は、シンフォギア・神獣鏡(シェンショウジン)の光でした。神獣鏡は2期で、敵に利用された未来がまとっていました。響は未来を助けた際に光を浴び、未来もその光を浴びています。
そして、未来は4期のラストシーンのババ抜きでジョーカーを引いていました。未来は5期の物語の切り札や物語をかき乱す存在になり得ますね。
5期の1話で、未来は、“もし私が他の誰かを困らせていたら、響はどうする?”と問いかけています。未来は響と再び敵対してしまうのでしょうか?是非、未来の動きにも注目してご覧下さいね。
5期は最初からクライマックス!
4期放送から2年。待ちに待った待望の5期が始まりました。シリーズ完結編を謳っているだけに、1話からいきなり6人全員で歌って戦い、物語を盛り上げていましたね。
果たして、今回のキャッチコピー、“繋ぐこの手には――神(キミ)を殺す力がある”の意味とは?響達の最後の戦いから目が離せません。
2019年7月現在では、YouTubeの『戦姫絶唱シンフォギア』公式チャンネルで1期から4期まで全て見ることができますよ!
まだ、見たことがない方も是非楽しんで下さいね。
最新情報はこちらから!
▼Twitterアカウント▼5期公式ホームページ
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TEXT Asakura Mika