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驚異的な存在感と異彩を放つバンド、雨のパレードの魅力に迫る

着々とその注目度を上げている雨のパレード。一度聴いただけで印象に残る異色の音楽は耳から離れず、聴き手を彼らの魅力的な世界へと深く惹き込む確かなセンスと中毒性を持っています。今回は今絶対押さえておきたいバンド、雨のパレードの魅力についてご紹介していきたいと思います。

雨のパレードとは


日本の3人組ロックバンド、雨のパレード。

2013年に東京で結成され、2016年にメジャーデビューを果たしました。

インディR&Bやエレクトロハウス、アンビエント、TRAPなどエレクトロニクなサウンドのポップミュージックを土台とした雨のパレードの音楽はバンドという形態に捕らわれず、いい意味で捉えどころがありません。

オシャレで爽快なサウンド、エモーショナルのメロディーに柔らかい歌声が特徴で、強いこだわりと異彩なセンスを感じさせる彼らの音楽の魅力は密かに、でも確実に世の中に広まりつつあります。

エモーショナルでオシャレな雨のパレードの楽曲

You


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あなたが傍にいてくれたのに
ひとりと思っていた
抱えていた闇に襲われて
まるで自分じゃないみたいに
あなたのことを傷つけたことも
今でもまだ覚えている
≪You 歌詞より抜粋≫
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聴きやすく柔らかい音とエモーショナルなメロディラインに乗せられた切ない歌詞。

心の中にある苦しみを綴ったような歌詞に、自分自身の経験を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。

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人は誰しもひとりでは
生きていけないと知ったんだ
見えない明日に急かされる今日も
あなたとなら超えていける
少し崩れた表情で
笑ってるあなたは綺麗だ
本当に大切にすべきものは
今ならもう答えられる
≪You 歌詞より抜粋≫
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真っ直ぐで分かりやすい言葉で描かれているからこそ、少しでも多くの人に届いて欲しい歌詞です。

一人では生きていけないこと、大切な人は大切にしなければいけないこと。

それは、人によっては言われるまでもない当たり前のことかもしれません。しかし、当たり前のことこそ多くの人は忘れてしまいがちです。

家族、恋人、友人。相手がどんな存在であれ、大切な人がいるすべての人に聴いてほしい楽曲です。

Tokyo


幻想的で、時には人を惑わすこともある都会の街。歌いだしの揺れるサウンドはそんな風景を思い起こさせます。

冷たくて空虚で、それでも多くの人が憧れる“東京”という場所。

にぎやかでネオンが眩しくていろんな色に溢れて、でも寂しくて冷たくて無表情。

そんな東京を、このゆったりとしたリズムとメロディーで紡がれた曲を聴きながらゆっくり歩けば、これまでとは違った景色を見ることができるでしょうか。

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引き寄せた東京
夢を捨てたって
生きてけるように出来た街だ
何が見える?
華やかな日常
素晴らしい明日
夢の輪郭は
見えてきたのかい
調子はどう?
I seem to be crazy
≪Tokyo 歌詞より抜粋≫
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「調子はどう?」という問いかけに対し、「狂いそうだ」という答え。

目まぐるしくて華やかで残酷な東京という街を、幻想的で美しいエモーショナルなサウンドで歌ったこの楽曲には、東京という街に今でも多くの人が憧れ、しがみつきたいと思う魅力までもが詰め込まれ表現されているように感じます。

メンバーの脱退を経て、第2章をスタート


2019年1月18日、雨のパレードのベースを担当していた是永亮祐が脱退することが発表されました。

ライブでも心地よく響く是永のベースはファンからも人気で、彼の脱退を惜しむ声もたくさん寄せられました。

脱退の理由については「方向性のずれ」であると公式HPで発表されています。

メンバー脱退の発表と同時に雨のパレードは新曲の製作に取り組んでいるとも公表しており、「新しく生まれ変わる雨のパレードとベーシスト是永亮祐に、今後も変わらぬご支援の程、よろしくお願い致します。」と前向きな言葉で締めくくっています。

Ahead Ahead


そうして、新体制となった雨のパレードの第2章のスタートとして2019年4月24日にリリースされたのが『Ahead Ahead』です。

“ahead”は「これから先に」「将来に向かって」という意味で、新体制になって新たにスタートする雨のパレードのこれからにも期待を持たせてくれる1曲となっています。

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涙で濡らした
僕たちの物語があって
ひとつひとつに全部意味があった
≪Ahead Ahead 歌詞より抜粋≫
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新たなスタートを切る楽曲の歌いだしの歌詞は、雨のパレードのこれまでを知っていれば知っている人ほど胸にグッと来ます。

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あの高く飛ぶ鳥のように Ahead
もう迷わない僕たちは Ahead
≪Ahead Ahead 歌詞より抜粋≫
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別れがあっても、前に進むしかない。

そんな強い覚悟が感じられるようなサビは、爽やかで優しくも疾走感があり、目の前の世界が開けていくような感覚を味わわせてくれます。

Summer Time Magic


『Ahead Ahead』で第2章をスタートさせた雨のパレード。

2019年7月10日には配信限定シングルとして『Summer Time Magic』をリリースしました。

まさに魔法のように、淡く儚い雰囲気が聴く人を虜にさせるこの楽曲。

オシャレで爽快感あふれるこの曲は、灼熱の日差しがさす夏だからこそ体感できる風の心地よさや冷たい水の気持ちよさのような、夏の青色の部分を感じさせてくれます。

エレクトロなサウンドは水中を思わせ、やたらと派手なわけではなく透明感があるのに壮大なメロディーは、夏の浮き足立つような感情を思い出させてくれます。

夏の白さや瑞々しさを表現したこの楽曲は、新たなサマーソングとして深く爪あとを世の中に残す1曲となるでしょう。

雨のパレードのこれからの活躍にも期待大!


雨のパレードの曲を聴いていると、体が溶けて深く音の中に沈んでいくような感覚になります。

そんな不思議な感覚にどんどん中毒になり、気付いたときには雨のパレードの音楽に夢中になっているのです。

夢見心地な感覚になるほど幻想的でエモーショナルな彼らの楽曲は五感に響き、身体全体で感じられる心地よさを持っています。

雨のパレードの確かな実力と音楽センスはどんどん世の中へと広まっており、これからさらに注目度が高まるバンドであること間違いなしです。

TEXT ぽんつ

雨のパレード プロフィール 福永浩平(Vo)、山﨑康介(Gt)、大澤実音穂(Dr)。 2013 年に結成、2016年メジャーデビュー。 80'sPOP、インディR&B、エレクトロハウス、アンビエントなど様々なジャンルと洋邦の枠を超えた音楽性と、アナログシンセやサンプラー、ドラムマシーンなどを···

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