1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. SUPER EIGHT(関ジャニ∞)

【関ジャム】プロが唸ったアイドルソングとは!?

9月8日に放送された関ジャム完全燃SHOWは、プロも唸らせるアイドルソング特集!今回はアイドルソングを多く手掛けてきた音楽プロデューサーの常田真太郎、本間昭光、松尾潔をゲストに迎えアイドルソングを分析します!
9月8日に放送された関ジャム完全燃SHOWは、プロも唸らせるアイドルソング特集!

日本の歌の歴史には必ず登場するアイドルソング。業界のプロから見ても名曲が数多く登場しています。

今回はアイドルソングを多く手掛けてきた音楽プロデューサーの常田真太郎、本間昭光、松尾潔をゲストに迎えアイドルソングを分析します!

関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は9月8日の内容をお届けします!



松尾潔が選んだスゴいアイドルソング「君だけに」


アフリカ北東部のフィラデルフィアで産まれたソウルミュージックを元にした1曲です。松尾はアイドルが一番上手くフィラデルフィアの日本的解釈を取り入れていると語ります。

続けてジャニーズの歌って踊れるバラードであるとも語り、踊れるバラードの珍しさを伝えました。その曲は少年隊の「君だけに」です。

松尾は「スウィートソウルならではの美しいサウンドを取り入れながら、メロディーは洋楽ベクトルに暴走することもなく、単なる洋楽の真似で終わらせないという気概を感じます」とコメント。

さらに高音部を地声で歌っているのもポイントの1つとして挙げていて、アイドル歌謡ならではの魅力に転じさせていると発言しました。

村上は「印象的なフレーズが多い」と語り、サビの入りの部分を取り合いになると笑いに変えていました。

フィラデルフィアソウルは生の弦楽器が売りにするのが普通ですが、この曲ではシンセストリングスという時代の色を出す音を使用していました。

作られた背景などを語る松尾の言葉に丸山は「なんも考えずに歌ってた」と驚きを隠せない様子でした。



本間昭光が選んだスゴいアイドルソング「赤いスイートピー」


松田聖子の新しい魅力を生み出した名曲であり、松任谷由実が別名義で楽曲提供もしている有名な曲です。アイドルとアーティストの親和性を深めたきっかけとも本間は語ります。

本間は「松任谷由実が松田聖子に初めて提供した曲。19才の松田聖子にロマンティックな曲を歌わせることで新たな魅力を引き出す事に成功した。アーティストが楽曲を披露する新しいプラットフォームとしてのアイドルソングを確立した」とコメント。

大倉はこの曲を聴いて「キュンキュンしますね」と笑顔で村上に答えます。横山も「なんなんやろなこのキュンキュンする感じ」とコメントします。

本間は、同じメロディーで違う歌詞というのが心に沁みるとこの曲を分析します。70年代から80年代にかけては学問の音楽でしたが、その後アーティストの風が入る事により新しく変化していくと続けました。

この曲をきっかけにアーティストがアイドルに曲を作っていく時代が確立されて行きます。松田聖子が歌ったという所も大きかったと語り、横山が「この透明感を出すのは誰でも出来るわけじゃないですもんね」とコメントすると大倉が「無理ですよそんなの」と一蹴。

食い気味な大倉のコメントに村上も「何を知ってんねん」と突っ込みを入れていました。



常田真太郎が選んだスゴいアイドルソング「いくぜっ!怪盗少女」


ヒャダインが作ったルール無用曲であり、躊躇のない場面転換を起こす曲として常田はこの曲を挙げました。転調する時に曲の雰囲気丸ごと変わると語り衝撃を受けたようです。

常田は「セクションごとにまるで雰囲気が違うアレンジは、ヒャダインが最初だと思う。アレンジはイントロからの流れで起承転結があるが、この曲にはセオリーが全くない。ミュージカルのような急な展開に驚いた」とコメント。

バラバラに作られたセクションがまとまるコツを常田は「ももクロが歌っている」ことだと語り、ももクロの凄さとヒャダインのアイドルに合わせた曲作りを称賛しました。



他にもまだあるスゴいアイドルソング

山下達郎がアイドルに提供した曲、近藤真彦の「ハイティーン・ブギ」が挙げられました。本間は「山下達郎が提供したとは思えずしっかりアイドルサウンドに仕上がっている。とはいえ1度聴くだけで残るメロディーメイクは流石の一言」とコメント。



欅坂46の「世界には愛しかない」ではアイドルソングらしからぬ手法が使われています。

常田は「ど頭でいきなり叫ぶ、さらにポエトリーリーディングはアイドルでもやる事はあるが、メジャーアイドルがやるのは珍しい。転調で音が下がっていくようなギミックのアレンジ。サビで半音下げる。普通では考えられない」とコメント。



広末涼子の「大スキ!」も挙げられます。常田は「っの使い方が上手い。跳ねてる感じを演出している。サビはキャッチーで強烈なメロディーと歌詞」とコメント。岡本真夜が提供している楽曲で安田が「岡本真夜さんやったんや」と反応していました。



関ジャニ∞の「大阪レイニーブルース」が挙げられると安田は「初めて出てきた」と驚いていました。メンバーは番組内で関ジャニが取り上げられることもほぼ無かったので嬉しい反面複雑な様子でもありました。

「大阪レイニーブルース」の特徴


スゴい曲の1つとして取り上げられた関ジャニ∞の「大阪レイニーブルース」。松尾は上田正樹の「悲しい色やね」のオマージュと語りましたがこれには理由がありました。

松尾は「悲しい色やねの歌詞の中に大阪ベイブルースというのが出てきてそれが原題だった。それを知っているチームが作ったのがこの大阪レイニーブルースなのではないか」と言うと「そりゃ名曲やな」と大倉と村上は楽しそうにしていました。

馬飼野康二が作曲と編曲を手掛けているため、様々な作曲家のメロディーを取り入れているのではないかと本間は分析します。年代ごとにどの音楽を使うかプログラムされているのだろうとその手腕を称えていました。

アイドルソングとしてそのクサさを表現し、迷いのない音選びが凄いと語られました。お洒落にするのか大衆向けにするのかの線引きがしっかりとされているようです。



まとめ

安田、丸山、大倉のトリプルボーカルで行われた「赤いスイートピー」がジャムセッションで行われました。松田聖子の色ではなく、関ジャニ色で奏でられる曲は優しく温かいメロディーでした。

アイドルソングでも心に響く名曲は数多くあります。アイドルらしさ、アーティストらしさ、それを上手く融合し生み出される数々の名曲たち。

アーティストだけでなくアイドルも台頭し、音楽業界は益々発展していく事になると思われます。これからもアイドルとアーティストがコラボして生み出される、心に残る名曲が楽しみになる回でした。

番組概要

関ジャム完全燃SHOW
放送:9月1日(日) 23:10 ~ 0:05 (一部除く)
朝日放送:2019年9月2日(月) 1:55 ~ 2:55

■出演者
出演者:関ジャニ∞
支配人:古田新太

アーティストゲスト:常田真太郎(スキマスイッチ)、本間昭光、松尾潔
トークゲスト:濱口優(よゐこ)、宮澤エマ
進行:弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)

▶▶関ジャム完全燃焼SHOW 視聴レポート 一覧ページへ

TEXT こがさいし

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約