青春&野球漫画の決定版!
原作「ROOKIES(ルーキーズ)」は、漫画家・森田まさのりさんによる漫画作品。1998年から2003年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載されていました。
当時から人気は高く、コミックの累計販売数は2000万部を超えるほど!つまり、ドラマ化される前から注目の作品だったのです。
それが、ドラマ化&キャストが発表されると、注目度はさらにアップ。
なぜかというと、俳優陣がかなり人気者揃いだったのです!では、そのストーリーや出演者についてチェックしてみましょう。
「ROOKIES」ってどんな話?
簡単にあらすじをご紹介します。舞台はとある高校の野球部の話です。部員の不祥事により活動停止に追い込まれ、不良の溜まり場と化した二子玉川学園高校・野球部。
そんな彼らに出会った新人教師・川藤幸一が、甲子園に出場していた頃の輝きを取り戻そうと奮闘をします。
一連のやりとりの中で、教師と生徒、または生徒同士のぶつかり合いや、様々な試練を乗り越え、それぞれが成長していく姿を描いた青春ストーリー、それが「「ROOKIES」なのです。
気になる出演者は?
ドラマ版「ROOKIES」といえば、豪華な出演陣も見どころ。主人公である新人教師・川藤幸一役は佐藤隆太さん、準主人公であるエース・安仁屋 恵壹役は市原隼人さんが演じています。
その他にも城田優さんや中尾明慶さん、佐藤健さんや桐谷健太さんなど、現在大人気の俳優ばかり!
「大人気」というか、今のドラマシーンに欠かせない名俳優ばかりですよね・・・!
約10年前のドラマですから、この豪華な俳優陣の演技が若干、初々しいのもポイント。名俳優たちのフレッシュな姿も要チェックです!
主題歌は現在も歌い継がれる青春ソング!
主題歌を担当していたのは、青春ソングの代表格・GReeeeN(グリーン)。彼らの7枚目のシングル「キセキ」が使われていました。
毎回、ドラマのいいところでイントロが流れてくるんですよね・・・。”ルーキーズといえばGReeeeN!”と言っても過言ではないほど、大ヒットしました。
それを裏付けるように、当時流行していた「着うた」は590万ダウンロードを突破!フル配信では400万ダウンロードを達成し、国内最多の記録を樹立。
さらに、2009年に開催された第81回選抜高等学校野球大会に置いて、開会式の入場行進曲にも採用されました。
音楽会のみならず、野球界にも影響を与えたのです・・・!
そんな大ヒット曲の歌詞をチェックしてみましょう。
青春ドラマにラブソング
青春ドラマ、しかもメインテーマは野球で、あまり恋愛に関しては描かれていないのですが・・・主題歌の「キセキ」はラブソング!冒頭から素敵なメッセージが歌われています。----------------
明日、今日よりも好きになれる 溢れる想いが止まらない
今もこんなに好きでいるのに 言葉に出来ない
≪キセキ 歌詞より抜粋≫
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時間を追うごとに「好き」が増していくなんて素敵な歌詞ですよね。「うまく言葉にできない」というもどかしさからも、どれだけ好きかが伝わってきます。
そんな熱く深い思いは、一体どんな言葉で表現されたのか・・・。その答えが、サビで歌われています。
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アリガトウや Ah 愛してるじゃまだ足りないけど
せめて言わせて「幸せです」と
≪キセキ 歌詞より抜粋≫
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「幸せです」・・・なんてシンプルな言葉なんでしょう!
確かに「愛してる」って言われたら嬉しいですよね。でも、「あなたと出会えたから私は幸せ」と言われたら、それ以上に嬉しいかもしれません。
相手からの愛だけではなく、自分の存在意義を感じることもできますね。
「愛してる」相手は異性だけじゃない
さて、ここまではラブソングとして紹介してきましたが・・・。個人的にはこの楽曲、ラブソングじゃなくてもいいと思うんです。
例えば「好き」の相手が異性ではなくて、友人だとしましょう。それでも大体の歌詞は成り立つんです。
そもそも、「愛してる」にはLOVEだけじゃなくてLIKEの意味もありますし、LOVEも恋愛以外の感情を表すことがあります。
それを踏まえて下記の歌詞を見てみましょう。
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君のくれた日々が積み重なり 過ぎ去った日々2人歩いた『軌跡』
僕らの出逢いがもし偶然ならば? 運命ならば? 君に巡り合えた それって『奇跡』
≪キセキ 歌詞より抜粋≫
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奇跡的な出会いの中で、様々な出来事を重ね、大きな軌跡を作り上げていく・・・。なんだかROOKIESのストーリーのように感じませんか?
また、「好き」の相手がそもそも人ではなくて「野球」だったとしましょう。それでも上記の歌詞はもちろん、そのほかの歌詞もスッと入ってくるのです・・・!
つまり、この楽曲はただのラブソングではないということ。様々なものに対する大きな意味での「愛」を歌った楽曲なのです。
だから先生と生徒、家族など様々な愛が描かれたROOKIESにマッチするのかもしれませんね!
もう一度青春を味わいたい方、必見です。
当時は筆者も高校生。ちょうど部活に没頭していたため、よく自分を重ねて泣いたものです。(笑)
大人になると他人と本気でぶつかることも少なくなります。決して、頑張っていない訳ではないんですけどね・・・。
青春だからこその葛藤、悩み、不安、友情。もう一度あの時代を味わいたい方、ぜひROOKIESをみましょう!
少しだけ、あの時の苦くも甘酸っぱい気持ちになれますよ!(笑)
TEXT ゆとりーな
HIDE、navi、92、SOHの男性4人組、福島県で結成されたボーカルグループ。 メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医療との両立のため顔を伏せて活動中。 『愛唄』『キセキ』『遥か』『オレンジ』等、デビュー以来数々のヒット曲を生み出す。 『キセキ』は今も日本国内においてもっとも多くダウ···