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そして「愛の軍団」モーニング娘。は続いていく。

モー娘。が登場してからもう15年以上。いまもなお、何回も武道館公演できる理由がこの楽曲に隠されていた!!


『愛の軍団』はモーニング娘。の2013年の楽曲。2014年以降は14、15と年ごとに数字がつくグループ名になっていますが、そうした数字がつく直前のタイミングの曲。



現在のモー娘。はダンスのフォーメーションを凝ることに重きを置いています。この曲はそのフォーメーションダンスにおいて一つの完成形を示した曲。長年評判の悪かったMVの衣装がやっと良くなった曲でもあります。この曲のリリースイベントにはコスプレ女性ファンがいました。

愛の軍団とはメンバーのことを指しています。
「世間を知らず街を飛び出し ここで暮らす今 いつの間にやら ふるさとのような温もり感じてる」「目的知らず この世に生まれ 歳重ねた今 使命感的な何かが生まれてきたのは事実」などメンバーの置かれている状況や心情を歌詞にしているのが特徴。

特にMV後半3分17秒のあたりで「目的知らず この世に生まれ 歳重ねた今」の箇所を6期の道重が歌い、「使命感的な何かが生まれてきたのは事実」で10期の佐藤と11期の小田が加わるのは明確なメッセージがあります。10年以上在籍し「歳重ねた」道重が、このグループを存続させる「使命」を10期、11期に託しているという意味。

さらにこの直後に「世間を知らず街を飛び出し ここで暮らす今」を広島の「街を飛び出し」「ここ」モーニング娘。のエースになった9期の鞘師が歌い、「いつの間にやら ふるさとのような温もり感じてる」を9期で現リーダーの譜久村が歌うのも「使命感」の引継ぎ。
長いハロプロの歴史で初の研修生からの昇格で娘。メンバーになった譜久村。幼いころからハロプロに在籍し「ふるさとのような温もり感じてる」譜久村は、道重の後をついで現モーニング娘。15のリーダーとなっています。

こういったバックボーンが反映されている歌詞であり歌割なのです。

そして「孤独と戦い 大きな力に飲み込まれない 愛の軍団」というサビ終わりの歌詞。

愛の軍団は何と戦っているのでしょう?「大きな力」とは他のライバルアイドルグループでもありますが、モー娘。の場合は「黄金期」も指します。いまだにモー娘。といえば、世間一般では安倍、後藤、中澤、矢口など黄金期メンバーのこと。そんな「大きな力」=モー娘。という看板に「飲み込まれない」ために「孤独」=自分の力で戦えという意味が込められているのです。

「もう終わりだ」と言われ続けているモー娘。が15年以上も続き、いまだに何回も武道館公演できるのはなぜか。それはその時ごとのメンバーに合った曲を作っているからです。たとえば『女子かしまし物語』というメンバー紹介の曲がありますが、2004年にリリースされた曲にも関わらず、メンバーが変わる度に歌詞を更新し続けて歌い継がれています。

こうして「愛の軍団」モーニング娘。は続いていくのです。

TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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