「嵐」のリーダー大野智に迫る!
大野智はジャニーズ事務所のアイドルグループ「嵐」のリーダー以外に、ソロ活動・俳優・タレントとしても活躍しています。
国民的アイドルとして名高い「嵐」のメンバーである大野は、どんな魅力を持っているのでしょうか?
大野智の生態と軌跡を紹介
大野智は1980年11月26日に東京都三鷹市で生まれました。嵐ファンの間では「リーダー」「大ちゃん」と呼ばれることが多いです。
小学生の頃から絵が好きでイラストレーターを目指していた時期もあったらしく、嵐の活動をしながら公式サイトでイラストを公開するなど創作活動を続けていました。
ジャニーズ事務所に入ったきっかけは母親の勧めで、当時の大野自身は芸能界にあまり興味がなかったようです。
しかしジャニーズの活動をするうちにダンスに熱中しはじめ、ジャニーズ事務所入りした1994年の3年後である1997年には、京都で開催されたジャニーズの舞台に参加するために実家を離れダンスの腕を磨きました。
大野がファンから愛される理由はダンスの技術の高さや表情豊かな歌唱力だけではなく、めったに怒らない温厚な性格にもあるようです。
涙もろい一面もあり、ライブの挨拶をする際に感動のあまり泣いてしまう場面もあります。
大野智が残したソロ活動の実績
実は大野は「嵐」を結成するより前に、1995年に結成された期間限定ユニットJunichi&JJrでシングルデビューを果たしています。
Junichi&JJrが発売したシングルは結成と同年の1995年12月6日リリースした『0点チャンピオン』と、1996年5月2日にリリースした『こうしちゃいられない』の2枚です。
他にも自身が主役をつとめるテレビドラマ「怪物くん」では、野沢雅子が以前歌っていた『ユカイツーカイ怪物くん』という曲のカバーを怪物くん名義で発表しています。
『ユカイツーカイ怪物くん』歌詞はこちら
CMソングもソロ曲として歌っており、携帯会社auのテレビコマーシャルにて『だいじな会話』という楽曲を披露しました。
2009年にテレビ放送された「歌のおにいさん」というドラマでは大野が演じた矢野健太として、「矢野健太 starring Satoshi Ohno」の名義で『曇りのち、快晴』という曲を、25枚目の嵐のシングルの中に収録しています。
『曇りのち、快晴』歌詞はこちら
2006年1月より、ソロコンサートも成功させました。
「Extra Storm in Winter '06 "2006×お年玉/嵐=3104円(サトシ)"」のツアータイトルで、仙台・名古屋・大阪・札幌・東京・福岡にそれぞれの地域にある、有名なライブハウス「Zepp」にて7日間で13公演開催しています。
2020年いっぱいで嵐の活動と芸能活動を休止
「嵐」は2020年12月31日で活動休止することが決まっています。
2019年1月27日に東京都内で行われた国民的アイドルグループの活動休止会見は、ニュースやワイドショーなどで大きく取り上げられました。
多くの熱狂的ファンを持っていたグループということもあり、SNSなど炎上は免れないだろうと予想した方は多かったでしょう。
しかしメンバー全員で記者の質問へ、真摯ながら非常にナチュラルに返答していく正直さに「嵐」らしさすら感じて、メンバーの言葉を拍子抜けするくらい自然と受け止められた視聴者が多かったのではないでしょうか?
活動休止の理由は大野の「自由に活動してみたい」「見たことのない景色を見てみたい」という気持ちにあったらしく、グループのメンバー・スタッフと相談していく中で至った結論だったそうです。
ただし「解散」というわけではないことを、メンバーはしっかりと答えています。
「たくさんの方に申し訳ない」という想いと共に、「嵐」の5人が今後さらに飛躍していく決意にも感じられる会見と思った方もいたのではないでしょうか?
大野智のソロ曲で特におすすめの3曲
大野は自身が作詞をつとめたり、ダンスの振付けを手掛けたりとアーティスティックな一面を持っています。それは歌唱にも表れており、表現力の面で「嵐」の中で最も素晴らしいと言われているそうです。
大野の持ち味が存分に発揮されている、大野のソロ曲でおすすめの3曲を紹介していきます。
「Rain」
2005年8月にリリースされた嵐の、5枚目のアルバム『One』の8曲目に収録された大野智のソロ曲です。
このアルバムで初めて、メンバーそれぞれのソロ曲が収録されました。
『Rain』はダンスも歌唱もファンの間で大変評価されている1曲で、この難しい曲をしっかり歌い上げ、表現する大野の才能が垣間見えます。
バックダンサーなしで『Rain』を丸1曲披露したコンサートもあったそうです。
曲調は切ないメロディラインが印象的なダンスミュージックで、最後の大サビに向かうにつれて、さまざまな音の仕掛けが見られる飽きの来ない楽曲となっています。
「Hit the floor」
2013年10月にリリースされた嵐の、12枚目のオリジナルアルバム『LOVE』の4曲目に収録されている楽曲が『Hit the floor』です。
このアルバムは第28回の「ゴールドディスク大賞」最高賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。
『Hit the floor』はダンスミュージックでよく見られるボイス加工がほどこされており、楽曲の難易度も大変高いですがその分、大野の歌唱力の高さが顕著にわかる1曲です。
ダンスミュージック特有の心地よいギターのカッティングやシンセサイザーの音の絡みなど、楽曲のアレンジもかなりハイレベルになっています。
「Bad boy」
2016年10月26日にリリースされた『Are You Happy?』は嵐の15枚目のオリジナルアルバムです。
このアルバムの8曲目に『Bad boy』は収録されました。
重たいサウンドが特徴的で、声にもがっつり加工が施されています。
こちらの楽曲をライブで披露する際のダンスもファンの間では大変な注目を浴びているそうです。
『Bad boy』を聴けば、すぐに大野の高いダンスのレベルが引き立つカッコイイ楽曲だということわかるでしょう。
その反面ライブでこの楽曲を披露する際、大画面で自身の変顔を映し出すなどして大野のキャラクターを思わせるパフォーマンスも見せています。
なぜ変顔を映すか問われた時、大野は「踊ってるだけだと恥ずかしいから」と返答したそうです。
大野智はアイドルの枠を遥かに超えたアーティスト
自身で作った写真集や絵などが好きなことでもわかるように、大野はジャニーズの中で「表現」において群を抜いた才能を持っています。
彼のソロ曲が広く愛され人気なのは、彼の表現力の高さゆえかもしれません。2020年で芸能活動を休止する大野智が、今後どういった表現を見せるのかに注目です。
TEXT Imahashimiwa