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「泣きたい私は猫をかぶる」の本予告公開!主題歌担当は「ヨルシカ」

2020年6月公開「スタジオコロリド」の最新作である映画『泣きたい私は猫をかぶる』。その主題歌をバンド「ヨルシカ」が務める事が公開されました。この記事では、映画のあらすじや見どころ、主題歌に注目しながら内容に迫っていきます。
© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

「ペンギン・ハイウェイ」に続く最新作「泣きたい私は猫をかぶる」


『泣きたい私は猫をかぶる』は、2020年6月5日に公開予定の長編アニメーション映画です。

制作会社は「スタジオコロリド」。

2018年に「森見登美彦」作の小説『ペンギン・ハイウェイ』のアニメ映画化を行った会社です。

カナダ・モントリオールの「第22回ファンタジア国際映画祭」にて最優秀アニメーション賞にあたる「今敏賞」を受賞し、日本国内でも「日本アカデミー賞」にて「優秀アニメーション作品賞」を受賞した『ペンギン・ハイウェイ』。

その製作会社が放つ、2作目の長編アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』は、どのような映画なのでしょうか。

あらすじ、見どころに加え、先日発表されたばかりの主題歌についても注目しつつ、映画の内容に迫って見ましょう!

「泣きたい私は猫を被る」のあらすじ


「笹木美代」は明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせることから、クラスメイトからは「無限大謎人間」略して「ムゲ」というあだ名で呼ばれています。

しかし実は、周りに気を遣い、自分の感情を抑えながら毎日を過ごしていました。

そんな日々の中、彼女は想い人であるクラスメイト「日之出賢人」へ毎日果敢にアタックを続けていますが、まったく相手にされません。

ある夏祭りの夜、お面屋にいた猫の店主から「かぶると猫へと姿を変えることができる」というお面を貰ってから、そんな毎日に変化が訪れます。

お面をかぶり猫になった彼女は「太郎」として、日之出の家に通うようになります。

日之出も普段はクールに振舞っていますが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は彼にとってかけがえのない支えとなっていきます。

さらに彼女自身も、猫でいれば周囲との関係に悩むことのない自由を知り、猫でいる事への心地よさを覚えていきます。



猫として長く過ごした彼女は、いつしか猫と自分の境界があいまいになります。

猫でいれば周囲を気にする必要もなく、想い人の傍にもいることができる。そんな葛藤に悩まされます。

そんなある日、再び猫の店主が彼女の前に現れます。

猫の『お面』とムゲの『顔』を交換し『人間』を捨て『猫』として生きるように迫ってきたのです。

「このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる」

自分が誰に支えられているのかと大切なものに気がつくとき、2人の世界が変わり始めます。

思春期の誰もが一度は通った悩み、葛藤と共に送る不思議な恋のストーリー。

精鋭揃いの製作陣と声優は幅広いジャンル


画像引用元 (Amazon)


今作品は、映画『ペンギン・ハイウェイ』で注目をあびたアニメ制作会社「スタジオコロリド」の二作品めとなる長編アニメーション映画です。

前作は原作となる小説がありましたが、今作は完全映画オリジナルストーリーとなっており、脚本を担当するのは2019年話題となったオリジナルアニメ映画『空の青さを知る人よ』で脚本を務めた「岡田麻里」です。

監督は「佐藤順一」と「柴山智隆」。佐藤順一は前作の『ペンギン・ハイウェイ』ではクリエイティブアドバイザーを務め、その他にも『おジャ魔女どれみ』や『美少女戦士セーラームーン』『ARIA』といった名作にくわえ、近年では『HUGっと! プリキュア』の制作にも携わるなど、様々な有名作品で活躍をしている監督です。

柴山智隆は、現在スタジオコロリドで活躍中の監督であると同時に『千と千尋の神隠し』や『時をかける少女』『ふたりはプリキュア Splash Star』などの原画制作にも携わるなど、やはり様々な作品において活躍している監督です。

▲特報『泣きたい私は猫をかぶる』公式(2020年6月5日(金)公開)

そんな精鋭揃いのメンバーで制作される『泣きたい私は猫をかぶる』は、キャラクターを演じる声優陣にも注目が集まっています。

主役であるムゲ役の声優は志田未来。

女優である彼女は、子役時代から様々な有名作品に出演している人気女優の1人でもあります。

さらに声優としての芸歴もあり『借りぐらしのアリエッティ』や『風立ちぬ』といったスタジオジブリ作の映画にて声優を務めています。

そしてその想い人であり、もう一人の主人公「日之出賢人」役を務めるのは、人気声優の「花江夏樹」。

様々な人気アニメ作品の出演にくわえ、昨年2019年には社会現象まで巻き起こした大人気アニメ『鬼滅の刃』にて主役「竈門炭治郎」役を務めるなど、現在声優界の前線を行く1人となっています。

他にも出演陣には、七色の声をもつことで評判な「山寺宏一」に、お笑いコンビおぎやはぎのボケ担当である「小木 博明」の出演が決まっています。

声優に俳優にお笑い芸人にと、様々な世界で生きる人達の声がはたしてどのように物語を彩ることになるのか。注目の一点です。

バンド「ヨルシカ」が歌う「花に亡霊」

▲【本予告】『泣きたい私は猫をかぶる』公式(2020年6月5日(金)公開)

先日3月10日に『泣きたい私は猫をかぶる』の主題歌を「ヨルシカ」が担当することが発表されました。

楽曲のタイトルは「花に亡霊」で、今作の為に書き下ろされた新曲となります。



「ヨルシカ」は大人気ボカロP「n-buna(ナブナ)」がボーカル「suis」と共に結成したバンドです。

2017年に結成以来その人気は伸び続け、2019年に発売した2ndフルアルバム『エルマ』は、オリコンデイリーアルバムチャート、itunesアルバムチャート、LINE MUSICチャートにて1位を獲得しており、その人気の凄まじさがあらわとなっています。

現在は、オリジナル楽曲の制作以外にも、帝京平成大学TV-CMソングのタイアップなども行っています。

3月10日公開された最新予告動画では、その楽曲の一部を視聴する事が可能となっています。

そこで流れる楽曲からは、切なくも暖かさを感じるバラードソングである事が判明しており、ネット上ではその楽曲に惹かれて、既に歌ってみたや弾いてみたをあげる人が続出しています。

叙述的な物語性のあるバラードロックを制作する事に、高い評価があるヨルシカ。

はたして、彼らがこの物語の為に紡ぐ楽曲は、どんな形のものとなるのでしょうか。今から楽しみです。



最新情報は公式サイト、Twitterにて随時追加中!

▲「泣き猫」地元応援プロジェクト 地元声優オーディション

『泣きたい私は猫をかぶる』は公式サイトにくわえ公式Twitterアカウントを通して、様々な情報を随時公開しています。

3月10日に公開された最新予告&ビジュアル解禁を記念して、Twitterにて22(にゃんにゃん)名様にプレスシートをプレゼントする企画が行われたりなど、キャンペーンの実施も行っていくようです。

他にも、3月14日に行われた『泣きたい私は猫をかぶる』残り8役を演じる声優のオーディションをYouTubeにて配信。

現在も動画は公開されているので、興味が湧いた方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。


TEXT 勝哉エイミカ

<n-buna(ヨルシカ) profile> 2012年から活動を開始したサウンドクリエイター。 「透明エレジー」「ウミユリ海底譚」「夜明けと蛍」「メリュー」「アイラ」「白ゆき」と多数のミリオンヒット曲を投稿し、2015年「花と水飴、最終電車」、2016年「月を歩いてる」の2枚のボーカロイドオリジ···

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