人気ダンスボーカルグループ!
東京女子流は2010年にデビューしたエイベックスのダンスボーカルグループ。
『ヒマワリと星屑』 は、2010年10月発売。東京女子流のデビュー当時の代表曲です。編曲は松井寛。東京女子流の曲のほとんどの編曲を担当している人です。
ディスコ、ファンクの要素を取り入れる松井サウンドのファンも多い女子流。この曲でもホーンが入る音などで松井サウンドを感じとれます。
ヒマワリと星屑
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手のひらは揺れるヒマワリ
燃える太陽にかざそう
≪ヒマワリと星屑 歌詞より抜粋≫
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手の平を向日葵にたとえ、太陽にかざすという歌詞。太陽のような高い目標に向かって育つ意味があります。デビュー当時ならではですね。
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ときめきは光る星屑
やがて想像を超える
≪ヒマワリと星屑 歌詞より抜粋≫
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心のときめきを光る星屑にたとえている歌詞。心のときめきをなくさなければ、やがてそれは想像を超えていくという歌詞。気持ちの高揚感を歌っています。
ヒマワリのように育つ体と、星屑のようにキラキラした心を持とうというタイトル。歌詞は、このグループに対してこう育ってほしいという願望が込められています。
背伸びしない歌詞が心に染みる
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最初から全部 上手くゆく事も 悪くはないけど
悩んだりもして 涙をするのも 意味があるんだね
≪ヒマワリと星屑 歌詞より抜粋≫
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悩んだり涙するのも意味があるという歌詞。この歌詞もメンバーに対してのメッセージ。
この曲がファンから結構好かれていたのは、アレンジの良さに加えこうしたメンバーの等身大を感じさせる歌詞があったからでしょう。
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子供でもなくて 大人でもなくて どちらでもなくて
そんな事よりも 次の日曜日 晴れたらいいよね
≪ヒマワリと星屑 歌詞より抜粋≫
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この歌詞もいいですね。子供とも大人とも言えない微妙な年齢の時に歌っていたので、歌詞に説得力があります。
そして、子供か大人か問うよりも、次の日曜日という近い日程が大事。これもメンバーの等身大のイメージを反映させています。
新しい道を歩み始めた彼女たち
▲『ヒマワリと星屑』/ 東京女子流
マイクスタンドを使っているMVではヒマワリを手に付けています。メンバーがだいぶ若い映像。
女子流はデビュー5周年をむかえました。アイドルブーム真っ只中でTIFの常連だったこのグループは、今アイドル文化から距離を置きはじめ新しい道を歩み出しています。
かなり険しいその道。歌割りが多かったメンバー小西は12月28日に卒業を発表しました。
困難を乗り越えて「このキモチは永遠だから 空いっぱいに咲かせよう」という歌詞通りになっていって欲しいですね。
TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)