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FAITH「19」は私らしく生きる為の19歳のバイブル!

メンバーのうち3名が日米のハーフというメンバー構成の5人組バンド『FAITH』。彼らの1stアルバム「Capture it」に収録された『19』は、19歳の心情を綴った楽曲。この記事では、『FAITH』の魅力と『19』に込められた内容を読み解きます。

19歳の心情を歌う

平均年齢20歳の5人組バンド『FAITH』。

彼らはメンバーのうち3名が日米のハーフというユニークなグループです。

Vo.アカリ・ドリチュラーの伸びやかな歌声と、全編英詞で綴られる1980〜90年代の洋楽を現代風にブラッシュアップしたような楽曲は、新たなJ-POPスタイルとして若者を中心に人気を集めています。

ここからは、19歳をテーマに歌った『19』の歌詞を和訳と歌詞原文を比較しながら考察を進めていきます。

▲FAITH - 19 (Official Lyric Video)

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I know them people like to speak, speak, speak, like we're the creeps
Baby, they are gonna freak when we all come round swingin'
So much to brag, when it's nothing but a drag
C'est la vie, C'est la vie, guess we'll wait for 'em to see
≪19 歌詞より抜粋≫
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「みんな私たちのことを煙たがるけど
 成功した瞬間掌を返す
 自分勝手に周りを付き合わせては自慢して
 まぁいいや、なるようになるし 気づくまで待つしかないみたい」

こちらがMVに掲載されている和訳です。

後述しますが、この楽曲には「Oh we’re living 19」という歌詞が繰り返し登場します。

つまり、この私たちとは19歳の私たちであり、歌詞中のthem peopleとは19歳以上の大人たちを指してるのです。

この楽曲は私たちと私たちを煙たがる大人の対立構造となっており、和訳からもわかるように大人は汚かったり自分勝手でつまらない存在として描かれています。

成人を迎えるほんの一歩手前、子供と大人のギリギリの境界線を生きる世代の決意とも取れる心情がこの後綴れていきます。

最後の行「C'est la vie C'est la vie」はあまり見ない表現ですが、これはフランス人が「人生ってこんなもんさ」と落胆や諦めの感情を表す時に使う慣用句です。

英語圏で使われる「Que Sera Sera(ケセラセラ)」と同じような意味を持っています。

「私は私になるために生まれてきた」


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They take it out on me,
take it out on someone else to feel like they have all too keep
We're all about the treats, not about the shits they wanna be
I was born to be myself
≪19 歌詞より抜粋≫
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「自分が1番であるために
 私や他の人を批判して蹴落とすの
 そんな腐った人間になりたくないわ
 私は私になるために生まれてきた」

ここでも大人への批判の言葉が連なっています。

一蹴しているかのようにも見えますが、もう1年経てば大人の仲間入りを果たしてしまう自分へ「汚い大人になってはいけない」と戒めの言葉として歌っているようにも思えます。

自分は汚い大人とは違うというハッキリとした意思が「私は私になるために生まれてきた」という言葉に込められています。


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Oh we're living 19
Oh we're the kings and queens
Oh we're living 19
Oh we're the kings and queens
≪19 歌詞より抜粋≫
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「だって私たち19歳だから
 王だって 女王にだってなれる」

この言葉と先ほどの「私は私になるために生まれてきた」が、この楽曲に込められたテーマでしょう。

大人になっていない19歳には無限の可能性があるんだよ、と同世代の背中を押す応援ソング的なテーマです。

ですが裏を返すと、一度大人になってしまえば、もう19歳の頃の自分には戻れないことを自覚している若者の苦悩のようにも思えます。

つまり、将来への不安と夢や憧れの間で揺れる19歳のリアルな感情を、この楽曲は表しているのです。

「全ての状況がひっくり返った時」とは?


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And when the tables turn, they're world's upside down
These moments, these moments, these moments will never be apart
I can't hold it in any longer
We have to stand up and fight before they crush us all
Before they crush us all
≪19 歌詞より抜粋≫
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「全ての状況がひっくり返った時
 この瞬間は絶対に無駄にはならないから
 もう感情を留めたりしない
 私たち全員がつぶされる前に
 立ち上がって戦わなきゃ」

この「全ての状況がひっくり返った時」とはどんな時を指しているいるのでしょうか?

英詞では「世界がひっくり返る」とこの状況がただごとではないことを表しています。

では「世界がひっくり返る時」とはどんな時か。

それは19歳が1つ歳を取り、大人になった時のことでしょう。

ここまでの考察から19歳が大人に嫌悪感を抱き、自分はそんな風にはならないという思いを持っていることは説明しました。

そんな彼らが、なりたくないと思い続けてきた大人の仲間入りを果たした時こそ「世界がひっくり返る」時なのではないでしょうか。



大人になった時に、ずっと嫌っていた汚い大人と同類にならない為に、なりたい自分になる為に「感情を留めず、立ち上がらなきゃ」と言っているのではないでしょうか。

歌詞冒頭では「まぁいいや、なるようになるし」と楽観的な考えを示していましたが、それでは嫌ってきた大人と同類になってしまう。

そのことに気付き、奮闘することに決めた19歳の決意がこの楽曲には描かれているのではないでしょうか。

19歳未満の方は19歳になった時の事前準備として、19歳以上の方は19歳の頃の気持ちを思い出す為に、この楽曲を聴いてみてください。

今ちょうど19歳の方は、19歳であることを誇りに思って『19』を聴いてみてください。

TEXT 富本A吉

We are ギャング・オブ・ポップ! 長野県伊那市発、Akari Dritschler[アカリ ドリチュラー](Vo) 、ヤジマレイ(Gt&Vo)、レイ キャスナー(Gt&Vo)、荒井藤子(Ba) からなる平均年齢21歳の男女4人組バンド。 2015 年、別々の高校に通うメンバーが伊那GRAMHOUSEに集まり結成。90年代洋楽をルーツ···

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