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ドラマ「鈴木先生」異色な学園ドラマがここにある

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2011年4月からテレビ東京で放送されたドラマ『鈴木先生』は異色作。普通にみえる生徒に着目し、リアルな教師像を描きます。キラキラした青春学園ドラマとは一線を画したドラマです。こちらの記事では、その魅力を紹介します。

「鈴木先生」は異色な経歴を持つ作品

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ドラマ『鈴木先生』の原作は武富健治による同名漫画で、現代社会の問題に切り込んだ衝撃作です。

2005年から2011年まで双葉社が刊行している『漫画アクション』にて不定期連載され、2007年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました。

2011年にはテレビ東京系列でドラマ化が行われます。

ドラマのクオリティに対する評価は高く、第49回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞など、数々の賞に輝きました。

そして翌年には、DVD売り上げの好調にも後押しされ、映画版が公開されました。

正解を示さないドラマのあらすじ

▲鈴木先生 「DVD-BOX徹底解剖スペシャル」

黒ブチ眼鏡とループタイがトレードマークの鈴木先生は、教え子の美少女に妄想を抱くような、良くも悪くも人間臭い中学教師。

彼はなんの問題もなさそうな普通の子に注目し、悩みながらも独自の教育理論「鈴木式教育メソッド」を駆使して問題を解決、理想のクラス作りに取り組んでいます。

ドラマのあらすじをざっくり紹介しましたが、一般的な青春学園ドラマとはだいぶ違います。

たとえば性教育の回では、あまりの赤裸々ぶりに、ギョッとさせられた人も多いのではないでしょうか。

そうやって、これまでのドラマでは扱わなかったようなタブーに切り込みつつも、鈴木先生は生徒たちに明確な答えを示すことはしません。

「誰も正解を教えてくれない、それが学校だ。」これがこのドラマのキャッチコピー。

「すべての価値観が許されている、そしてひとつの価値観によって支配されるのが最も怖いことである。」

鈴木先生のこの言葉こそが、このドラマがもっとも伝えたいことでしょう。

素晴らしい脚本と豪華キャストがすごい

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『鈴木先生』は、全11巻の原作を見事に10話のドラマと映画にまとめ上げられています。

脚本を担当したのは、映画『ALWAYS三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞した古沢良太。

彼は他にも『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』などを手掛け、絶妙なセリフ回しや伏線の回収が見事な、まさに当代随一の脚本家と言えるでしょう。

▲鈴木先生 【記者会見】

キャストも豪華ですごいですよ。

主役を演じたのは、大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公・明智光秀を演じている長谷川博己。本作は、彼が連続ドラマ初主演を務めた作品です。

鈴木先生の恋人役に臼田あさ美、教師陣には山口智充、田畑智子、でんでん、富田靖子と個性豊かな配役となっています。

そして1000人を超えるオーディションを勝ち抜いた生徒達は、このドラマの後ブレイクした人が続々出ています。

学園のマドンナの小川蘇美を演じた土屋太鳳は、NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロイン役に抜擢。

2016年に第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し『兄に愛されすぎて困ってます』『8年越しの花嫁』『となりの怪物くん』など、数多くの映画で主役を張っています。

小川好き5人衆の一人で、優等生の出水正を演じた北村匠海は『君の膵臓をたべたい』で数々の新人賞を獲得し、ブレイク。今やテレビに出ずっぱりの人気者となりました。

バレー部で保健委員の堀の内七海を演じたのは松岡茉優

その演技が高く評価され、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、主演映画『勝手にふるえてろ』や『ちはやふる』などに出演、さらにCMにも多数出演しています。

そんな彼らのフレッシュな演技も見どころです。

憎い演出ムービーに乗せるOPは「光射す方へ」

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ドラマ『鈴木先生』のOPテーマ『光射す方へ』は、ROCK'A'TRENCH(ロッカトレンチ)が担当。

ROCK'A'TRENCHは、2011年に無期限活動休止を発表した5人組のロックバンドです。

同年6月22日発売の本楽曲は、活動休止前の彼らの最後のシングルとなりました。

▲ROCK'A'TRENCH - 光射す方へ

『光射す方へ』は疾走感にあふれた楽曲。

ビート感にあふれ、背中を押すような前向きなこの楽曲を聴くと、元気がみなぎりますね。

OP映像では、本編に関係する生徒たちが入れ替わりながら鈴木先生の眼鏡をかけていきます。

その回のメインになる生徒が笑わない演出となっているので、OP映像も目が離せません。

EDは尾崎豊の名曲カバー「僕が僕であるために」

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ドラマ『鈴木先生』のED主題歌『僕が僕であるために』は、伝説のシンガー・尾崎豊の楽曲を、シンガーソングライターである馬場俊英がカバーしたもの。

オリジナルを歌う尾崎豊は、自らの想いや熱量を歌詞やメロディに映し出し、ソウルフルに歌い上げて、若者のカリスマとなりました

そんな尾崎が歌う『僕が僕であるために』は、1983年にリリースされた楽曲で、彼のファースト・アルバム『十七歳の地図』に収録されています。

この『僕が僕であるために』を馬場俊英がカバーすることになったのは、尾崎豊のプロデューサーでもあった須藤晃が推薦したからなのです。

須藤晃は『鈴木先生』のテーマ曲として『僕が僕であるために』を使いたいという話が上がったとき、大人サイドからこの曲を歌うバージョンがいいと直感しました。

その時に、自分も弱いんだという前提で応援歌を歌い続けている馬場が浮かんでオファーしたそうです。

『僕が僕であるために』は、誰もが自分のやっていることの正解を探し続けて生きる

そんな世の中でどうするのかを問いかける内容が、ストレートに胸を突く名曲です。

馬場が歌う『僕が僕であるために』には、切なさと同時に、懐かしさと優しさを感じます。どこか聴く人を包み込むような、温かさがあります。

生徒の問題に苦悩する教師の葛藤を描いた物語のEDテーマとして、番組をしめくくるのにふさわしい楽曲です。

きっとあなたも、普通の生徒へのまなざしに共感する

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教師が主役の学園ドラマは、シリアスであれコメディであれ、不良生徒との関係性を重視したものが多いです。

しかし、もしかしたら手のかからない普通の生徒だって、問題児と言われる生徒と同じように心に闇をかかえているのかもしれません。

ひょっとしたら表に出さない分、想像以上に闇が濃いことだってあるでしょう。

「ちゃんと見てほしい」と思っているのは、不良生徒だけではないのです。

普通にみえる生徒たちにスポットライトを当てたこのドラマは、とても斬新であり、納得させられますよ。

ごく普通の子に鈴木先生が向けるまなざしが、共感を呼びます。

ぜひ、あなたもドラマ『鈴木先生』をご覧ください。


TEXT 有紀

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