「再生」をテーマに再始動!常に最先端の音楽を奏でる東京事変
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東京事変のはじまりは、2003年に開催された椎名林檎のライブツアー「椎名林檎 実演ツアー 雙六エクスタシー」で初披露されたのがきっかけです。
翌年、初シングル『群青日和』でメジャーデビューを果たしました。
革新的な楽曲を生み出し、曲がリリースされる度に聴者に衝撃をもたらしてくれる東京事変。
演奏だけでなく、PVやライブでは衣装や演出にもこだわり、パフォーマーとしても魅力的なバンドです。
ちなみに、東京事変はタイアップ曲も数多く手掛けています。
『修羅場』や『女の子は誰でも』など、皆さんもテレビで一度聴いたことがあるのではないでしょうか。
そして惜しまれつつも、2012年2月29日の日本武道館ライブをもって活動終了。しかし、今年の2020年元旦に待望の復活を果たします。
2020年2月29日より「東京事変 Live Tour 2020 ニュースフラッシュ」が開催されるも、新型コロナウイルス感染拡大より中止。
しかし、9月5日にNHKホールにて収録した「東京事変2020.07.24閏vision特番ニュースフラッシュ」がインターネット配信・映画館上映され、話題となりました。
このようなファンに対する配慮も、東京事変が長年愛されている理由なのでしょう。
東京事変のメンバーは実力者揃い!
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現在のメンバーは、シンガーソングライターの椎名林檎(ボーカル&ギター)、亀田誠治(ベース)、刄田綴色(ドラム)、浮雲(ギター)、伊澤一葉(キーボード)の5人で構成。
元々は皆、椎名林檎のバンドサポートメンバーでもあります。
そんな東京事変のメンバーですが、それぞれパフォーマーでもあり、日本の音楽界を支えていると言っても過言ではありません。
椎名林檎は当時19歳の1998年にシングル『幸福論』でデビュー。
彼女の革新的な音楽は一躍注目を浴び、その後も『歌舞伎町の女王』『ここでキスして』などヒット作を続々と生み出します。
現在は、ソロ、東京事変の活動も行う中、2020年東京オリンピックの開会式・閉会式4式典総合プランニングチームに就任するなど、多方面で活躍しています。
ベースを務める亀田誠治は、椎名林檎以外にも平井堅、スピッツ、いきものがかり等、数多くの有名アーティストのアレンジを手がけ、日本レコード大賞編曲賞を2度も受賞している実力者です。
ドラムの刄田綴色は東京事変として活動する前に、インディーズバンド「scope」を結成。
バンド活動と並行して中島美嘉のライブやレコーディングにも参加していました。
東京事変に参加後、フジファブリックやRADWIMPSのサポートも務めています。
ギターの浮雲は元メンバー・晝海幹音の脱退後、東京事変に参加し、さらに「ペトロールズ」といったスリーピースバンドでも活躍。
東京事変ではコーラスも務め、椎名林檎ソロのライブでもゲスト出演を果たすなど、幅広い活動を行っています。
キーボードの伊澤一葉は元メンバーのH是都Mの脱退後、東京事変に参加。東京事変以外でも、伊澤を中心に結成したスリーピースバンド「あっぱ」での活動。
さらに、米津玄師、Chara、aikoなど様々なアーティストのライブサポートを行っています。
東京事変にとってキーボードはとても重要な存在。
そのため、キーボード以外にピアノやシンセサイザーなど幅広い鍵盤楽器を奏でています。
東京事変はそれぞれ役割を果たしながら、作詞・作曲も務める、オールマイティ軍団なんです!
東京事変を知りたい!おすすめの5曲を紹介
今まで多くの楽曲を製作してきた東京事変。デビューから再結成まで厳選したおすすめ5曲をご紹介します!
「群青日和」
2004年9月8日に発売された東京事変のデビューシングル『群青日和』。
作詞は椎名林檎、作曲は元メンバーのH是都Mが手掛けています。
椎名林檎の静かな歌い出しから始まりますが、次第に全員が一体となってかき鳴らすロックな演奏がとても印象的です。
『群青日和』は空前の大ヒットとなり、東京事変の名を世に轟かせたといっても過言ではありません。
You Tubeで公開されているMVの動画再生回数は3000万回を超えています。
椎名林檎の初々しい姿に注目しながら最後まで是非ご堪能くださいね。
「スーパースター」
『スーパースター』は2006年1月25日に発売されたアルバム『大人(アダルト)』の4番目に収録されています。
作詞は椎名林檎、作曲は亀田誠治が担当。
メトロノームの音が心地よく、ゆったりしたテンポで流れて行きます。
メッセージ性の強いサビと椎名林檎の洗練された歌声が印象的な楽曲。
普段の東京事変とはまた違った大人の魅力を味わえると思います。
実は、椎名林檎は野球のイチロー選手の大ファン。『スーパースター』はイチロー選手をイメージして描いたそうです。
東京事変のファンにも愛されている隠れた名曲となっています。
「OSCA」
2007年7月11日にシングルとしてリリースされました。
東京事変の楽曲は椎名林檎が作詞を担当していますが、『OSCA』は作詞・作曲ともに浮雲が手掛けています。
椎名林檎から直々にお願いがあり、製作したそうです。
歌詞よりもリズムの面白さに重きを置いているように感じられ、テンポの緩急が特徴的ですね。
一度聴いたら、耳から離れない中毒性のある楽曲ではないでしょうか。
『OSCA』のMVでは楽曲と共にダンサーの魅力が存分に引き出されていて、ついつい見とれてしまうことでしょう。
浮雲サウンドが東京事変の新たな魅力を引き出した一曲です。
「能動的三分間」
『能動的三分間』は2009年12月2日にリリースされた6枚目のシングルで、作詞・作曲は椎名林檎が手掛けています。
当時、江崎グリコ「ウォーターリングキスミント」のCMソングにも起用されました。
タイトルの通り、ちゃんと計算された上で3分間構成されており、ニュージャックウィングといった1980年代にアメリカで流行したR&B要素を取り入れている曲だそうです。
歌詞について考えてみるのも、とても面白いかもしれませんね。
歌詞とMVの椎名林檎の無表情で歌い続けているギャップもまた見物ですよ。
「永遠の不在証明」
『永遠の存在証明』は2020年4月8日にリリースされた再結成後初となるアルバム『ニュース』に収録。
作詞は椎名林檎、作曲は浮雲が手掛けています。
大人気アニメの映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』のタイアップ曲に選ばれ注目を集めました。
動画再生回数はすでに300万回を超えており、東京事変の復活が期待されていた証拠でもあります。
初期のアルバム『教育』時代の東京事変を回帰させるような曲調で、”THE 東京事変”といった楽曲となっています。
魅力が増す東京事変に期待せずにはいられない!
再結成後も、なお一層輝き続ける東京事変。そして、年齢を重ねるごとに深みが増す楽曲にも注目です。
演奏のみでなく、エンターテインメントも大切にする東京事変の本気の音楽にこれからも目が離せません!