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Lenny code fiction・片桐航の映画音楽論<vol.12>「Enter the Void」

4人組ロックバンド・Lenny code fictionの(Vo.&Gt.)を務める片桐航の歌詞コラム連載【映画音楽論】第12回目。本作でラストです。今回は、「Enter the Void」からインスパイアを受けて制作したLenny code fictionの「Enter the Void」について片桐航が綴ります。

映画音楽論:「Enter the Void」

画像引用元 (Amazon)


何もかもどうでも良くなった夜に
馬鹿みたいにジャンキーな飯を片手に
観たい映画は1本くらい知っておいた方がいい


このコラムも今日でラストらしいです
最後はちょっと変わったジャンルを


この世で好きな監督
トップ3には入る監督が
ギャスパーノエ監督

映画好きな人は
よく監督で作品を観るんですが
オレは作品単体でみたいタイプ
無名の監督でも面白い作品はあるし
有名な監督でも面白くない作品もあるし

ただ、そんな作品派の自分も
監督単位で惚れるのがギャスパーノエ監督

何がそんなに良いのか
それはこの監督の発想力
オレがどれだけの人生を繰り返しても
どれだけ生きたとしても
ゼロから生み出せない
表現と発想力がある
それをしっかりと味わえる映画が

「Enter the Void」

洋画でありながら
舞台は歌舞伎町
ドラッグとセックスと死

その表現が
永遠と襲ってくるR18の映画


観る人によっては
不快感を煽るかもしれないけど
オープニングから最後まで人を惹きつけて離さない内容になってる

オープニングのクレジットから
発想力の応酬
歌舞伎町のネオンの使い方から
ドラッグの表現まで

体験したことのないうねりが
映画の中で暴れてる

その映画をみた直後に書いた曲が
Enter the Void / Lenny code fiction


最初の段階の歌詞は
殴り書きの様に
映画を観た後に浮かんできた言葉を
そのまま描いた
そこからあんまり歌詞は変わってない


サウンドと歌詞
両方共に映画の映像を想像して作った

特に歌詞に意味はない
浮かんで来た
という現象を歌ってるだけ


この映画も多分そう
現象を謳ってる


人生どうでも良くなった
マイナスの感情を
救うのではなくて
マイナスのままのめり込んでいく
映画のレパートリーくらい

持っておいた方がいいと
思う人には

Enter the Void


無に入る



「Enter the Void/Lenny code fiction」

TEXT 片桐航


紹介された楽曲「Enter the Void/Lenny code fiction」



Lenny code fiction 新曲『the last words』歌詞公開中!



2020年新型コロナウイルスの影響により、ツアーや数多くのイベントが中止された今だから聞いてほしい曲です。

コロナウィルスの感染拡大による現状を生きていく中で、当たり前の日常が当たりまえではなくなってしまった。

当たり前のことなんで、実はないのかもしれない。

命がいつ終わるかなんて誰にも分からない。

今、隣にいてくれる人をどうか大切にして欲しい。 片桐航

片桐航


4人組ロックバンド・Lenny code fictionの(Vo/Gt.)を務める。1993年生まれ、滋賀県出身。

大の映画好きで、1日に3本以上の映画鑑賞を行い、年間200本以上の映画を鑑賞をしている。

映画や小説などを好んでおり、そこでインスパイアを受けた世界を自身の音楽活動に活かしている。

片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。 Vo.片桐が映画から影響を受け、「欲望」「反骨」「愛おしさ」のような誰しもが持つ感情にフォーカスを当てた歌詞とバンドアンサンブルを軸にした楽曲が魅力。それらを表現し観客と共有するようなライブを追求している。全国ツアーの開催や大型···

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