手裏剣戦隊ニンニンジャーをご存じでしょうか。現在放送中の戦隊モノです。
ゴレンジャーから数えて戦隊40周年の節目をむかえる作品であり、カクレンジャー(1994年)、ハリケンジャー(2002年)に続く3回目の忍者モチーフ戦隊。
前シリーズのトッキュウジャーは、初の列車モチーフの戦隊ということでかなりぶっ飛んでいました。自動改札を通って巨大ロボに「乗車」したり、巨大ロボのコクピットに「まもなく必殺技」という電光掲示板が流れたり、列車の戦隊ならではの驚きに満ちた戦隊です。イマジネーションで列車が走るというストーリーも面白く、好評を博しました。
今回のニンニンジャーは、代々伝わる忍者一族の家系のいとこ同士5人が集まって忍者として戦うストーリー。ちなみに戦隊メンバーが「いとこ」というつながりは戦隊史上初だそうです。
設定自体はオーソドックスなものの、アオニンジャーは忍術だけでなく魔法も使えたり、大型メカがダンプの「ダンプマル」、リニアモーターカーの「ビュンマル」などとりあえず丸をつけて忍者っぽいネーミングにしたものであったりと、見せ方のセンスは前作にひけをとらないほどぶっ飛んでいます。
メカ(正確には今作では生命体)が合体すると巨大な人型のボディ中央に人型のシノビマルロボが乗るというかなり不思議な巨大ロボシュリケンジンに変形。コクピットはニンニンジャーが神輿をかついで動かすシステムです。
「忍ばずワッショイ!」という決め台詞も良いですね。キャッチコピーが「忍びなれども忍ばない」である通り、派手な見せ方にこだわっています。
この「忍ばない」ニンニンジャーのオープニングを歌うのは大西洋平。戦隊らしい軽快な曲調に明るい歌声がハマっています。
作詞を担当したのは及川眠子。『残酷な天使のテーゼ』などの作詞で有名なベテラン作詞家です。
この楽曲は歌詞が優れています。
たとえばサビの歌いだし「さぁ行け!我らニンニンジャー 天下無敵 忍JAPAN!」。
メロディは同じなので「ニンニンジャー」のフレーズを2回使ってもいいところなのに、あえて「忍JAPAN」とすることではずしています。これにより、聴く側が一瞬「お?」と耳をすます作りになっているのです。
Aメロの歌いだしが「ダダダダダダ 大空駆ける 風を斬り」なのも良いですね。擬音で歌い出すというのが子供にも分かりやすく口ずさみやすい効果があります。
サビの途中の「勢・勢・勢」というのも「セイセイセイ」と言いやすく、当て字も「勢い」を感じて良いですね。
さすがベテラン作詞家らしく言葉のチョイスが絶妙な歌詞になっています。
このオープニング主題歌の歌詞を覚えて皆で歌ってみましょう!
こんなニンニンジャーは特別報道番組の影響をうけ、当初の開始予定より1週間遅れての放送スタートになりました。しかしそれがまさかの2月22日となり、「2月22日(ニンニンニン)は忍者の日!」という宣伝文句で放送開始するという離れ業をやってのけたのです!
「もっている」感もある戦隊ですね。
TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)
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【ギンギラニン!ニンニンジャー (手裏剣戦隊ニンニンジャー)】の歌詞ページ
【忍ばずわっしょい!シュリケンジン (手裏剣戦隊ニンニンジャー)】の歌詞ページ
【スターニンジャー☆パーリナイッ!! (手裏剣戦隊ニンニンジャー)】の歌詞ページ
【さぁ行け!ニンニンジャー!オープニング主題歌】の歌詞ページ
【なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り! (手裏剣戦隊ニンニンジャー エンディング主題歌)】の歌詞ページ