ロックと詩吟を融合させた「和楽器バンド」は、日本だけでなく世界的に活躍中のロックバンドです。
勢いのある激しいロックサウンドの中に、どこか情緒的なメロディやフレーズがあったり、三味線や尺八などの和楽器がかっこよく響いていたりと、その音楽センスに惹かれた人は多いでしょう。
この記事のもくじ
和楽器バンドのメンバープロフィール
「日本人にしか表現できない音楽エンターテイメント」をテーマに掲げて活動中の和楽器バンドは、ロックと詩吟を融合させたパフォーマンスで世界的に注目されています。
一見「ヴィジュアルバンドなのかな?」と思うようなかっこいい風貌や、和を感じさせるCDジャケットにも注目のバンドです。
ただのロックサウンドではなく和楽器が入っているため、バンドとしては多めの8人編成で、個性的なメンバーが揃っていますよ。
早速、和楽器バンドメンバーのプロフィールをみていきましょう。
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ボーカル:鈴華ゆう子(すずはな ゆうこ)
本名 | 不明 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 6月7日(年齢非公開) |
出身地 | 茨城県水戸市 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
和楽器バンドのバンドリーダーでもあり、バンドサウンドを艶やかに彩るのがボーカルの鈴華ゆう子です。
3才からピアノを5才から詩吟と詩舞を始め、詩吟の師範でもある彼女は、その唯一無二の歌声で和楽器バンドのサウンドを絶対的なものにしてきました。
独特の歌い回しが印象的ですよね。
メモ
和楽器バンドの他にも3人組の和風ユニット「華風月」や、シンガーソングライターとして幅広く活動しています。
筝:いぶくろ聖志(いぶくろ きよし)
本名 | 衣袋聖志(いぶくろ きよし) |
愛称 | 聖志さん、いぶくろさん |
生年月日 | 1983年12月1日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
イケメン筝(そう)奏者として人気を博しているのが、筝担当の衣袋聖志です。
高校から筝を始めてからわずか1年で文化庁の派遣を受けて中国で演奏、それ以降もベトナムやイラン、カタールなど様々な国で演奏をしてきました。
メモ
現在も筝の楽器の可能性を追求しており、洋楽器を含めた様々な楽器とのコラボレーションを実施しています。
尺八:神永大輔(かみなが だいすけ)
本名 | 神永大輔 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 1985年8月17日 |
出身地 | 福島県いわき市 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
和楽器バンドで尺八を担当しているのが、神永大輔です。
18歳から尺八を始め、今では都山流尺八師範“耀山”の号を授かるほどの腕前で、大学などでも尺八講師を務めています。
神永の尺八は海外でも高い評価を得ており、これまでに10ヶ国以上の国で公演をしてきました。
メモ
ゲーム音楽好きとしても知られており、作曲家植松伸夫らとコラボレーションを果たすなど、多岐にわたり活動しています。
津軽三味線:蜷川べに(にながわべに)
本名 | 不明 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 9月14日(年齢不明) |
出身地 | 京都府 |
血液型 | A型 |
身長 | 不明 |
津軽三味線を担当する「蜷川べに」は、美しい顔立ちを活かし女優やモデルとしても活躍中です。
4歳で民謡を始め、数々の大会で優勝した経歴の持ち主。
津軽三味線は7歳で始め、15歳から本格的に津軽三味線の演奏家として活動し、様々なセッションに参加しています。
メモ
動画サイトではソロでアニソンを歌ったり、ボカロ曲の「演奏してみた動画」などを投稿しているので、そちらにも注目してみてください。
和太鼓:黒流(くろな)
本名 | 不明 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 5月10日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
日本国内にとどまらず世界的に高い評価を得ているのが、和太鼓担当の黒流です。
3歳で和太鼓を始め、9歳で和太鼓のプロ集団に入門し修行を重ねました。
現在は国内外問わず、様々なところで活動しています。
メモ
和楽器バンドの他にも日本の楽器だけで編成されたビジュアル系ロックバンド「Crow×Class〜黒鴉組〜」で和太鼓とボーカルを兼任して活動しています。
ギター・ボーカル:町屋(まちや)
本名 | 桜村 眞(おうむらしん) |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 1982年9月13日 |
出身地 | 北海道 |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
和楽器バンドのサウンドを支えているのがギター・ボーカルの町屋。
和楽器バンドでも多くの楽曲の作詞作曲を手掛け、サウンドプロデュースも担当しており、バンドとしてなくてはならない存在です。
どうしても和楽器が注目されがちですが、テクニカルなギターも必見ですよ。
メモ
ニコニコ動画でも高い人気を博していた町屋は、様々なアーティストとセッションしたり、楽曲提供も行っています。
ベース:亜沙(あさ)
本名 | 不明 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 12月18日 |
出身地 | 埼玉県 |
血液型 | A型 |
身長 | 不明 |
動画サイトでVOCALOIDやUTAUなどを使い、楽曲制作を行うボカロPとしても活躍中なのがベースの亜沙です。
2012年には自身の代表作でもある「吉原ラメント」が人気となり、多くのアーティストによってカバーされたり、小説化されたりしました。
和楽器バンドでも多くの曲の作詞作曲を手掛けています。
メモ
独自の目線でメンバーを撮影する「亜沙カメラ」がファンの間で人気です。
和楽器バンドメンバー亜沙は男?
妖艶で美しい顔立ちの亜沙ですが、性別は男性です。
ライブでも女装をしていることが多いので、女性だと思っている人も多いですが、歌声を聴けばすぐに男性と分かりますよ。
自身のヒット曲「吉原ラメント」が和風の曲だったことから、自分のイメージやスタイルが固まっていったそうで、衣装などは曲の世界観に合わせてスタッフの人たちと考えているそうです。
ドラム:山葵(わさび)
本名 | 不明 |
愛称 | 不明 |
生年月日 | 11月5日 |
出身地 | 中国出身、岡山育ち |
血液型 | 不明 |
身長 | 不明 |
和楽器バンド最年少メンバーでもあるドラム担当の山葵は、中国人の父を持つハーフ。
15歳でドラムを始めると、ニコニコ動画で瞬く間に人気者となりました。
ロックだけでなくダンスや演劇など様々なフィールドで活躍しています。
メモ
山葵といえば、背中の文字がトレードマークです。
演奏する時はいつも上半身裸で、背中には墨書きの文字を書いています。
和楽器バンドの魅力
和楽器と洋楽器を上手く融合させて、勢いのあるかっこいいロックサウンドで多くの人を魅了している和楽器バンド。
サウンドはもちろんのこと、楽曲の雰囲気にぴったりマッチした妖艶な雰囲気の衣装も魅力の1つです。
ここからは、和楽器バンド結成のきっかけや衣装へのこだわりなど、和楽器バンドの魅力をたっぷりと紹介します。
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和楽器バンド結成のきっかけ
和楽器バンドはリーダーでもあるボーカルの鈴華ゆう子の呼びかけにより、2013年に結成されました。
2012年に詩吟の全国大会で優勝したことをきっかけに「自分に何ができるのか」を考えた鈴華。
そして、「伝統を守る人はたくさんいるから、興味のない人に伝統を広げる活動がしたい」と考え、バンドを作る決心をしたのです。
プロの音楽家として活動しており、もともと音楽友達として繋がっていたメンバーが、その想いに賛同したことから「和楽器バンド」は誕生しました。
衣装へのこだわり
妖艶で美しい衣装も和楽器バンドの魅力です。
バンドの衣装は、鈴華ゆう子がデビュー前から付き合いのあるデザイナーの有伽さんが専属で担当しています。
着物をベースとしていますが、和だけではなく洋服とも上手く融合するように作られていて、和楽器バンドのコンセプトとマッチしているのです。
また、楽曲ごとのコンセプトに合わせて衣装をデザインしているため、曲ごとにしっかり世界観を感じられるところも魅力ですよ。
世界的に評価される和と洋の融合
和楽器バンドは公開されているYouTubeにも海外からのアクセスが多く、世界的に人気を博していることが分かります。
その人気から、2016年にはニューヨークのアーヴィング・プラザで単独公演を果たしました。
また、和風なメロディを感じられるバラードソングも人気で、東洋のエキゾチックな雰囲気が海外で高く評価されているのです。
アメリカの音楽雑誌では、和楽器バンドのことを「メタル」と紹介されたこともあり、和だけではなくロックな部分もしっかり評価されていることが分かりますよね。
和楽器バンドメンバーの経歴
和と洋のコンセプトで独特の世界観を作り上げている和楽器バンドは、コンセプトだけでなく音楽性の高さからも世界的に高い評価を受けています。
完成度の高い楽曲はメンバーそれぞれの個性、そしてスキル高さゆえに成り立っているといえるでしょう。
ここからは、独自の世界観を作り続けている和楽器バンドの歴史やメンバーの経歴を紹介していきます。
和楽器バンド改名前は「鈴華ゆう子with和楽器バンド」
もともとは「鈴華ゆう子with和楽器バンド」という名前で活動していた和楽器バンド。
メンバーそれぞれが別に活動していたこともあり、当初は和楽器が得意な人が集まって一時的にバンドを組んでいるという形でした。
しかし、YouTubeを中心に楽曲が話題となり、本格的な活動をすることになりました。
現在の「和楽器バンド」という名前に改名したのは2014年。
渋谷Club Asiaで初の単独ライブを開催した時で、その後すぐにメジャーデビューを果たしたのです。
メンバーの脱退
実は「鈴華ゆう子with和楽器バンド」から「和楽器バンド」に改名するタイミングでメンバーの入れ替えがありました。
ベースの白神真志朗と三味線の奏-Kanade-が脱退し、亜沙と蜷川べにが加入しています。
脱退した2人は現在も音楽の世界で大活躍中です。
ベースの白神真志朗は「ステラ・シンカ」でバンド活動をしながら、ベーシストとして様々なアーティストのレコーディングに参加している他、幅広く楽曲提供などを行っています。
奏-Kanade-も和楽器奏者達によるヴィジュアル系ロックバンドCrow×Class~黒鴉組に所属して活動中です。
脱退はしてしまいましたが、2人の今後にも注目していきたいですね。
レコード大賞優秀アルバム賞を受賞
2014年にメジャーデビューして以来、着実に知名度をあげきた和楽器バンドは、2016年に2ndアルバム「八奏絵巻」で第57回日本レコード大賞企画賞を受賞。
2018年には第60回日本レコード大賞でアルバム「オトノエ」が最優秀アルバム賞に輝きました。
最近はテレビ出演なども増えており、今後益々の活躍が期待できそうですね。
和楽器バンドの人気曲ランキング
和と洋を融合させたサウンドが魅力の和楽器バンドは、これまでに数々の作品を発表してきました。
「最近、和楽器バンドの魅力に気づいた」という場合、まずは人気曲をチェックしておきたいですよね。
激しくてアップテンポの曲から、聴かせるバラードソングまで、和楽器バンドの人気曲ランキング5選を早速見ていきましょう。
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【第5位】暁ノ糸
2015年9月22日に発売された2ndアルバム「八奏絵巻」に収録された「暁ノ糸」は、冒頭から和楽器だけで始まる構成で、日本を感じることができます。
「花開けば 蝶枝に満つ」と始まる歌詞からも和を感じられますよね。
サウンドの切り替えがポイントになる曲で、イントロの和風な雰囲気から一変して始まる勢いのあるサウンドへの切り返しや、サビでまた壮大な雰囲気に戻るところなど、激しいサウンドと伸びやかなサウンドの対比が痛快な1曲です。
【第4位】戦-ikusa-
「戦-ikusa-」は、テレビアニメ「戦国無双」のオープニングテーマやゲーム「戦国無双4-Ⅱ」の主題歌として起用されました。
ロックなテイストが強くスピード感がある1曲です。
「放って 放って 戦へ」というフレーズはキャッチーなので、カラオケでも歌いやすいですよ。
まるで戦国時代にタイムスリップしたかのようなMVにも注目で、男性メンバーが本格的な殺陣シーンを演じています。
【第3位】吉原ラメント
ベースの亜沙の代表作でもある「吉原ラメント」は、ボカロ曲として人気を博し、後に和楽器バンドでもカバーされました。
「ラメント」とは哀歌という意味があり「吉原ラメント」では、江戸時代に吉原で生きた女性の心情が歌われた情緒感あふれる1曲です。
小説化されたほどストーリー性が高い楽曲で、曲中にはセリフも入っています。
シャッフルなリズムと和楽器のコラボーレーションにも注目です。
【第2位】オキノタユウ
和楽器バンドのバラードソングといえば「オキノタユウ」です。
2017年に発売された配信限定のシングルソングで、TBS系音楽番組「CDTV」のオープニングテーマとして起用されました。
「オキノタユウ」は旅立ちという意味があるそうで、春を感じさせる温かみのある楽曲がぴったりですね。
現代的なロケーションと和風な衣装のコントラストが幻想的なMVにも注目です。
【第1位】千本桜
「千本桜」は和楽器バンドの代表作です。
TBS系バラエティ「ランク王国」のエンディングテーマとしても起用されており、バンドのことを知らなくても「この曲は知っている」という人も多いのではないでしょうか。
この曲はもともと「うさP」が発表したボカロ曲ですが、和楽器バンドがカバーしたことで大ヒットしました。
原曲のイメージをそのままに和のテイストでありながらも、ロックなサウンドがしっかりマッチしていて、和楽器バンドのコンセプトでもある和と洋の融合が感じられる1曲です。
和楽器バンドのメンバーはソロでも活躍している!人気曲を聴きながら和と洋の世界観を堪能しよう
「伝統芸能をよりポップに世界に広げたい」
という鈴華ゆう子の想いからスタートした和楽器バンドは、和と洋が融合した新感覚のロックバンドです。
もともとプロの演奏家として活動していたメンバーで構成されているため、高い音楽性はもちろんのことそれぞれの個性が際立っています。
また、楽曲だけでなくMVや衣装にも世界観を感じられるところも注目ポイントです。
人気曲は和と洋の融合がしっかり分かる曲が多いので、ぜひチェックしてくださいね。
この記事のまとめ!
- 和楽器バンドは和と洋が融合したロックバンド
- メンバーそれぞれがプロの音楽家として活動している
- 衣装にもこだわっていて楽曲ごとのコンセプトに合わせて作っている
- MVにも和を感じられる独特の世界観がある