オフィスビルにひとつ残のこる 蛍光灯けいこうとうの明あかりの下したで
背せもたれに身体からだを預あずけ 君きみはPCを閉とじた
猫ねこが鳴ないた気きがしたけど 空調くうちょうの低ひくいうなりと
単調たんちょうな日々ひびが刻きざむ 時計とけいの音おとしか聞きこえない
皆みんなが帰かえったデスクは暗くらい せめて過去かこをそっと咲さかせよう
あれは桜さくら舞まう春はるの真まん中なかで 恋人こいびとと過すごした遠どおい日ひ
あれは夜よな夜よな語かたった夢ゆめと 果はたせないままの約束やくそくたち
あれは灰色はいいろのふるさとを捨すて 東京とうきょうに借かりたワンルーム
憧あこがれを抱だき 理想りそうを描えがき 嬉うれしくて眠ねむれなかった
あの頃ころと変かわらないものが ひとつくらい残のこってないかと
思おもいを巡めぐらせてみても ポケットを探さがしてみても
強つよくあろうと生いきてきたから 変かわらなけりゃいけなかったよ
あれは友達ともだちを傷きずつけ そして自分じぶんさえも傷きずつけた言葉ことば
あれは一人ひとりで行いった海うみの 冷つめたい風かぜが吹ふく風景ふうけい
あれは飽あきもせず聞きき返かえしたメロディ わかっていなかった歌うたの意味いみ
今いまなら少すこしわかる気きがする まるで違ちがう歌うたのようさ
虹にじの立たつ場所ばしょには誰だれも 行いけなくって あきらめて
未来みらいもすぐそこに見みえて 近ちかづくことはできない
地図ちずでもあればいいが どこにもないけど
コンパスだけは その胸むねにあるだろう
あれは家族かぞくかな 友達ともだちかな 甘あまく切せつない初恋はつこいかな
あれは一緒いっしょに見上みあげた夜空よぞら まるで奇跡きせきのような夜空よぞら
あれは桜さくら舞まう 春はるの真まん中なかで 笑わらいながら立たっている君きみ
同おなじ笑顔えがおを作つくれるでしょう あの場所ばしょは君きみを待まってる
心こころにひとひら 桜さくらの花はなびら
心こころに一粒ひとつぶ 美うつくしい涙なみだ
あれは桜さくら舞まう 春はるの真まん中なかで
あれは飽あきもせず 聞きき返かえしたメロディ
オフィスビルofisubiruにひとつnihitotsu残nokoるru 蛍光灯keikoutouのno明aかりのkarino下shitaでde
背seもたれにmotareni身体karadaをwo預azuけke 君kimiはhaPCをwo閉toじたjita
猫nekoがga鳴naいたita気kiがしたけどgashitakedo 空調kuuchouのno低hikuいうなりとiunarito
単調tanchouなna日々hibiがga刻kizaむmu 時計tokeiのno音otoしかshika聞kiこえないkoenai
皆minnaがga帰kaeったttaデスクdesukuはha暗kuraいi せめてsemete過去kakoをそっとwosotto咲saかせようkaseyou
あれはareha桜sakura舞maうu春haruのno真maんn中nakaでde 恋人koibitoとto過suごしたgoshita遠dooいi日hi
あれはareha夜yoなna夜yoなna語kataったtta夢yumeとto 果haたせないままのtasenaimamano約束yakusokuたちtachi
あれはareha灰色haiiroのふるさとをnofurusatowo捨suてte 東京toukyouにni借kaりたritaワンルwanruームmu
憧akogaれをrewo抱daきki 理想risouをwo描egaきki 嬉ureしくてshikute眠nemuれなかったrenakatta
あのano頃koroとto変kaわらないものがwaranaimonoga ひとつくらいhitotsukurai残nokoってないかとttenaikato
思omoいをiwo巡meguらせてみてもrasetemitemo ポケットpokettoをwo探sagaしてみてもshitemitemo
強tsuyoくあろうとkuarouto生iきてきたからkitekitakara 変kaわらなけりゃいけなかったよwaranakeryaikenakattayo
あれはareha友達tomodachiをwo傷kizuつけtsuke そしてsoshite自分jibunさえもsaemo傷kizuつけたtsuketa言葉kotoba
あれはareha一人hitoriでde行iったtta海umiのno 冷tsumeたいtai風kazeがga吹fuくku風景fuukei
あれはareha飽aきもせずkimosezu聞kiきki返kaeしたshitaメロディmerodi わかっていなかったwakatteinakatta歌utaのno意味imi
今imaならnara少sukoしわかるshiwakaru気kiがするgasuru まるでmarude違chigaうu歌utaのようさnoyousa
虹nijiのno立taつtsu場所basyoにはniha誰dareもmo 行iけなくってkenakutte あきらめてakiramete
未来miraiもすぐそこにmosugusokoni見miえてete 近chikaづくことはできないdukukotohadekinai
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コンパスkonpasuだけはdakeha そのsono胸muneにあるだろうniarudarou
あれはareha家族kazokuかなkana 友達tomodachiかなkana 甘amaくku切setsuないnai初恋hatsukoiかなkana
あれはareha一緒issyoにni見上miaげたgeta夜空yozora まるでmarude奇跡kisekiのようなnoyouna夜空yozora
あれはareha桜sakura舞maうu 春haruのno真maんn中nakaでde 笑waraいながらinagara立taっているtteiru君kimi
同onaじji笑顔egaoをwo作tsukuれるでしょうrerudesyou あのano場所basyoはha君kimiをwo待maってるtteru
心kokoroにひとひらnihitohira 桜sakuraのno花hanaびらbira
心kokoroにni一粒hitotsubu 美utsukuしいshii涙namida
あれはareha桜sakura舞maうu 春haruのno真maんn中nakaでde
あれはareha飽aきもせずkimosezu 聞kiきki返kaeしたshitaメロディmerodi