啼なくな小鳩こばとよ 心こころの妻つまよ
なまじなかれりゃ 未練みれんがからむ
たとえ別わかりょと 互たがいの胸むねに
抱だいて居いようよ おもかげを
旅たびははるばる 涯はてないとても
呼よべば届とどくよ 夜毎よごとの夢ゆめに
思おもい出だしたら 祈いのろじゃないか
つきぬえにしを 身みの幸さちを
さらば小鳩こばとよ 心こころの妻つまよ
瞳ひとみ曇くもるな また逢あう日ひまで
帽子ぼうし振ぶり振ぶり 後あとふり向むけば
暁あけの野風のかぜが ただ寒さむい
啼naくなkuna小鳩kobatoよyo 心kokoroのno妻tsumaよyo
なまじなかれりゃnamajinakarerya 未練mirenがからむgakaramu
たとえtatoe別wakaりょとryoto 互tagaiのno胸muneにni
抱daいてite居iようよyouyo おもかげをomokagewo
旅tabiははるばるhaharubaru 涯hateないとてもnaitotemo
呼yoべばbeba届todoくよkuyo 夜毎yogotoのno夢yumeにni
思omoいi出daしたらshitara 祈inoろじゃないかrojanaika
つきぬえにしをtsukinuenishiwo 身miのno幸sachiをwo
さらばsaraba小鳩kobatoよyo 心kokoroのno妻tsumaよyo
瞳hitomi曇kumoるなruna またmata逢aうu日hiまでmade
帽子boushi振buりri振buりri 後atoふりfuri向muけばkeba
暁akeのno野風nokazeがga ただtada寒samuいi