濡ぬれた手拭てぬぐい窓辺まどべに干ほして
旅たびの宿やどから海うみを見下みおろす
遥はるかな沖おきに昇のぼった月つきが
水面みなもを照てらす黄金色こがねいろの道みち
街まちの暮くらしで汚よごれた私わたしは
畳たたみに正座せいざで月つきを見上みあげる
月つきの光ひかりで我わが身みを洗あらう
月つきの光ひかりで我わが身みを洗あらう
隣となりも眠ねむれぬ旅たびの人ひとだろう
窓まどから一房ひとふさ葡萄ぶどうの差さし入いれ
月つきの光ひかりに葡萄ぶどうを透すかせば
うす紫むらさきのステンドグラス
貴方あなたを誘さそわず来きてよかったと
久ひさしぶりに静しずけさを聞きく
何年なんねんぶりだろうひとり微笑ほほえむ
何年なんねんぶりだろうひとり微笑ほほえむ
夜更よふけに目覚めざめて闇やみを見みつめる
閉しめた窓まどから月影つきかげ差さし込こみ
部屋へやの隅すみの畳たたみの上うえに
青あおく小ちいさな月つきの光ひかりが
眠ねむれぬ私わたしに届とどいた便たより
布団ふとんを抜ぬけ出だしひとり見みつめる
月つきから届とどいた手紙てがみを読よんでる
月つきから届とどいた手紙てがみを読よんでる
月つきから届とどいた手紙てがみを読よんでる
濡nuれたreta手拭tenuguいi窓辺madobeにni干hoしてshite
旅tabiのno宿yadoからkara海umiをwo見下mioろすrosu
遥haruかなkana沖okiにni昇noboったtta月tsukiがga
水面minamoをwo照teらすrasu黄金色koganeiroのno道michi
街machiのno暮kuらしでrashide汚yogoれたreta私watashiはha
畳tatamiにni正座seizaでde月tsukiをwo見上miaげるgeru
月tsukiのno光hikariでde我waがga身miをwo洗araうu
月tsukiのno光hikariでde我waがga身miをwo洗araうu
隣tonariもmo眠nemuれぬrenu旅tabiのno人hitoだろうdarou
窓madoからkara一房hitofusa葡萄budouのno差saしshi入iれre
月tsukiのno光hikariにni葡萄budouをwo透suかせばkaseba
うすusu紫murasakiのnoステンドグラスsutendogurasu
貴方anataをwo誘sasoわずwazu来kiてよかったとteyokattato
久hisaしぶりにshiburini静shizuけさをkesawo聞kiくku
何年nannenぶりだろうひとりburidarouhitori微笑hohoeむmu
何年nannenぶりだろうひとりburidarouhitori微笑hohoeむmu
夜更yofuけにkeni目覚mezaめてmete闇yamiをwo見miつめるtsumeru
閉shiめたmeta窓madoからkara月影tsukikage差saしshi込koみmi
部屋heyaのno隅sumiのno畳tatamiのno上ueにni
青aoくku小chiiさなsana月tsukiのno光hikariがga
眠nemuれぬrenu私watashiにni届todoいたita便tayoりri
布団futonをwo抜nuけke出daしひとりshihitori見miつめるtsumeru
月tsukiからkara届todoいたita手紙tegamiをwo読yoんでるnderu
月tsukiからkara届todoいたita手紙tegamiをwo読yoんでるnderu
月tsukiからkara届todoいたita手紙tegamiをwo読yoんでるnderu