変かわりたいと思おもっていた 片生かたおいの晴嵐せいらんだった
白南風しらはえを追おい越こすくらいの夏なつに加速かそくした
明日あすを目掛めがけ発射はっしゃした ちゃちな僕等ぼくらを乗のせた青せい
春しゅんは
今いま どこらへんを漂ただよっているんだろう
涼すずしげな花はなが咲さいて 同おなじだけ夢ゆめを知しった
不確ふたしかでいい その引力いんりょくに飛とび込こめ
あの日ひの僕ぼくらは あの日ひの僕ぼくらは
宝たからの地図ちずさえ 要いらないと思おもっていた
心臓しんぞうを描えがいて その音おとを聞きいた
唯一ゆいいつの 財宝ざいほうが そこにあったんだ
それなら僕ぼくらは それなら僕ぼくらは
どうして今日きょうという 軌道きどうを描えがけなかったんだ
未完成みかんせいな高度こうど 不完全ふかんぜんなスピード
炎天えんてんの 重力じゅうりょくに 青春せいしゅんの声こえは立たち消きえた
消きえた
今いまはもう
変かわれないと知しっている 群像ぐんぞう劇げきは終おわった
空蝉うつせみのようにがらんどうな毎日まいにちだ
まるで蜃気楼しんきろうだった 夏なつの続つづきを乗のせた青春せいしゅんは
今いま どこらへんを漂ただよっているんだろう
向日葵ひまわりみたいにずっと 日ひが沈しずむのを見みていた
さも嘗かつての 有様ありさまを見みるようだ
あの日ひの僕ぼくらは あの日ひの僕ぼくらは
終おわりはここじゃないんだと思おもっていた
心臓しんぞうを燃もやして ひたすらに飛とんで
目めにした 光景こうけいは 確たしかに綺麗きれいだった
それでも僕ぼくらは それでも僕ぼくらは
あれほど愛あいした 世界せかいを描えがけなかったんだ
優柔不断ゆうじゅうふだんな弾道だんどう 表面上ひょうめんじょうの最期さいご
そうやって いつだって 逃避とうひしていたんだった
あの日ひの僕ぼくらは あの日ひの僕ぼくらは
この火ひが晩夏ばんかに 途絶とだえるだなんて思おもっちゃいな
かった
硬直こうちょくしたプライド 操縦そうじゅう不能ふのうのパイロット
終幕しゅうまくに 散ちっていく 線香花火せんこうはなびのように
炎天えんてんの 重力じゅうりょくに 青春せいしゅんの声こえは立たち消きえた
消きえた
変kaわりたいとwaritaito思omoっていたtteita 片生kataoいのino晴嵐seiranだったdatta
白南風shirahaeをwo追oいi越koすくらいのsukuraino夏natsuにni加速kasokuしたshita
明日asuをwo目掛megaけke発射hassyaしたshita ちゃちなchachina僕等bokuraをwo乗noせたseta青sei
春syunはha
今ima どこらへんをdokorahenwo漂tadayoっているんだろうtteirundarou
涼suzuしげなshigena花hanaがga咲saいてite 同onaじだけjidake夢yumeをwo知shiったtta
不確futashiかでいいkadeii そのsono引力inryokuにni飛toびbi込koめme
あのano日hiのno僕bokuらはraha あのano日hiのno僕bokuらはraha
宝takaraのno地図chizuさえsae 要iらないとranaito思omoっていたtteita
心臓shinzouをwo描egaいてite そのsono音otoをwo聞kiいたita
唯一yuiitsuのno 財宝zaihouがga そこにあったんだsokoniattanda
それならsorenara僕bokuらはraha それならsorenara僕bokuらはraha
どうしてdoushite今日kyouというtoiu 軌道kidouをwo描egaけなかったんだkenakattanda
未完成mikanseiなna高度koudo 不完全fukanzenなnaスピsupiードdo
炎天entenのno 重力juuryokuにni 青春seisyunのno声koeはha立taちchi消kiえたeta
消kiえたeta
今imaはもうhamou
変kaわれないとwarenaito知shiっているtteiru 群像gunzou劇gekiはha終oわったwatta
空蝉utsusemiのようにがらんどうなnoyounigarandouna毎日mainichiだda
まるでmarude蜃気楼shinkirouだったdatta 夏natsuのno続tsuduきをkiwo乗noせたseta青春seisyunはha
今ima どこらへんをdokorahenwo漂tadayoっているんだろうtteirundarou
向日葵himawariみたいにずっとmitainizutto 日hiがga沈shizuむのをmunowo見miていたteita
さもsamo嘗katsuてのteno 有様arisamaをwo見miるようだruyouda
あのano日hiのno僕bokuらはraha あのano日hiのno僕bokuらはraha
終oわりはここじゃないんだとwarihakokojanaindato思omoっていたtteita
心臓shinzouをwo燃moやしてyashite ひたすらにhitasurani飛toんでnde
目meにしたnishita 光景koukeiはha 確tashiかにkani綺麗kireiだったdatta
それでもsoredemo僕bokuらはraha それでもsoredemo僕bokuらはraha
あれほどarehodo愛aiしたshita 世界sekaiをwo描egaけなかったんだkenakattanda
優柔不断yuujuufudanなna弾道dandou 表面上hyoumenjouのno最期saigo
そうやってsouyatte いつだってitsudatte 逃避touhiしていたんだったshiteitandatta
あのano日hiのno僕bokuらはraha あのano日hiのno僕bokuらはraha
このkono火hiがga晩夏bankaにni 途絶todaえるだなんてerudanante思omoっちゃいなtchaina
かったkatta
硬直kouchokuしたshitaプライドpuraido 操縦soujuu不能funouのnoパイロットpairotto
終幕syuumakuにni 散chiっていくtteiku 線香花火senkouhanabiのようにnoyouni
炎天entenのno 重力juuryokuにni 青春seisyunのno声koeはha立taちchi消kiえたeta
消kiえたeta