いつの日ひか君きみがいなくなって、
この穴あなぼこに僕ぼく一人ひとりと
なんかくだらないものを詰つめて、
埋うめなきゃいけない日ひが来くるってことは
もうずっと昔むかしからわかっていたから、
涙なみだもでない。
流ながれるテレビのニュースでは
当あたり前まえに誰だれかが死しんでって、
僕ぼくはといえば、パンをかじる。
手てを繋つないで、息いきをとめて、
セーラー服ふくが、時ときを止とめた。
大人おとなになるには早はやすぎた。
大人おとなになるにはまだ早はやく、
子供こどもでいるには知しりすぎた。
手てを繋つないで、息いきをとめて、
セーラー服ふくが風かぜに揺ゆれる。
手てを繋つないで、息いきをとめて、
愛いとしい君きみの目めが血ちに染そまる朝あさ。
朝あさがまたきた。空そらが赤あかく滲にじんでく。
いつの日ひか君きみがいなくなって、
この穴あなぼこを僕ぼく一人ひとりで埋うめりゃいいんだって、
それくらいのこと。記憶きおくはだんだんと色褪いろあせて、
ニュースでは人ひとが死しんでって、
それくらいじゃ嫌いやだ、それくらいじゃ嫌いやだ。
大人おとなになるには早はやすぎた。
いつのitsuno日hiかka君kimiがいなくなってgainakunatte、
このkono穴anaぼこにbokoni僕boku一人hitoriとto
なんかくだらないものをnankakudaranaimonowo詰tsuめてmete、
埋uめなきゃいけないmenakyaikenai日hiがga来kuるってことはruttekotoha
もうずっとmouzutto昔mukashiからわかっていたからkarawakatteitakara、
涙namidaもでないmodenai。
流nagaれるreruテレビterebiのnoニュnyuースsuではdeha
当aたりtari前maeにni誰dareかがkaga死shiんでってndette、
僕bokuはといえばhatoieba、パンpanをかじるwokajiru。
手teをwo繋tsunaいでide、息ikiをとめてwotomete、
セseーラraー服fukuがga、時tokiをwo止toめたmeta。
大人otonaになるにはninaruniha早hayaすぎたsugita。
大人otonaになるにはまだninarunihamada早hayaくku、
子供kodomoでいるにはdeiruniha知shiりすぎたrisugita。
手teをwo繋tsunaいでide、息ikiをとめてwotomete、
セseーラraー服fukuがga風kazeにni揺yuれるreru。
手teをwo繋tsunaいでide、息ikiをとめてwotomete、
愛itoしいshii君kimiのno目meがga血chiにni染soまるmaru朝asa。
朝asaがまたきたgamatakita。空soraがga赤akaくku滲nijiんでくndeku。
いつのitsuno日hiかka君kimiがいなくなってgainakunatte、
このkono穴anaぼこをbokowo僕boku一人hitoriでde埋uめりゃいいんだってmeryaiindatte、
それくらいのことsorekurainokoto。記憶kiokuはだんだんとhadandanto色褪iroaせてsete、
ニュnyuースsuではdeha人hitoがga死shiんでってndette、
それくらいじゃsorekuraija嫌iyaだda、それくらいじゃsorekuraija嫌iyaだda。
大人otonaになるにはninaruniha早hayaすぎたsugita。