その女 歌詞 乃木坂46 19thシングルアンダーメンバー曲 ふりがな付

「その女ひとは、まるで夏なつの夕立ゆうだちのように、突然とつぜん、喋しゃべり始はじめました」

久ひさしぶりに会あったのにしばらく黙だまっていたから
何なにかあったのかななんて 僕ぼくは心配しんぱいしていたんだ

「飼かってるネコが二に、三日さんにち 家いえからいなくなったとか
嫌きらいだったカリフラワーが 食たべられるようになったとか
檸檬れもんって漢字かんじで書かける人ひとと 絶対ぜったい仲良なかよくなれないし…
そんなどうでもいい話はなしを 僕ぼくは頷うなずくだけでした」

私わたしは水みずでいいわと コップの水みずお代かわりしながら
なぜそんな面白おもしろそうに近況きんきょう語かたれるのだろう?

ガラスの(ガラスの)向むこうに(向むこうに)
白しろい雪ゆきが降ふり始はじめた

僕ぼくの前まえのその女ひとは 何なにかつぶやき涙なみだぐんで
ぼんやりと窓まどの外そと なぜ 眺ながめる?
こんな風ふうにそう時々ときどき 呼よび出だされる理由りゆうなんか
考かんがえてみたとこでしょうがないか
またね
またね

用ようがありそうでもなく時間じかんつぶしに見みえるけど
急きゅうに帰かえろうとするから何なにか忙いそがしいのだろうか?

「雨あめとか降ふりそうもないのに ビニール傘がさを持もってたから
『天気てんき予報よほうは雨あめだっけ?』と聞きいたら『まさか』ってなぜ笑わらう?
帰かえり際ぎわ、『また、電話でんわしてね』と少すこしは気きを遣つかったのに
『ごめん。あなたの相手あいてとかしてられない』と言いわれました」

一度いちども(一度いちども)こっちを(こっちを)
振ふり向むかずに去さって行いった

二に時間半じかんはんその女ひとは 僕ぼくの時間じかん奪うばっただけで
一体いったい何なにをしたかったのか わからないよ
それでもまた誘さそわれれば 来こないわけにいかないだろう
この喫茶店きっさてんで僕ぼくは何度なんども頷うなずいてる

昔むかしの(昔むかしの)恋人こいびと(恋人こいびと)
話はなしくらい聞きいてあげなきゃ…

僕ぼくの前まえのその女ひとは 何なにかつぶやき涙なみだぐんで
ぼんやりと窓まどの外そと なぜ 眺ながめる?
こんな風ふうにそう時々ときどき 呼よび出だされる理由りゆうなんか
考かんがえてみたとこでしょうがないか
またね
またね



歌唱かしょうメンバー:加藤かとうかりん,伊藤いとう純奈じゅんな,川かわ後ご陽菜ひな,川村かわむら真洋まひろ,斎藤さいとうちはる,相楽さがら伊織いおり,佐々木ささき琴子ことこ,鈴木すずき絢音あやね,寺田てらだ蘭世らんぜ,能條のうじょう愛未あみ,樋口ひぐち日ひ奈な,山崎やまざき怜奈れな,渡辺わたなべみり愛あ,和田わだまあや