蜘蛛の糸 歌詞 小高芳太朗 ふりがな付

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よみ:くものいと

蜘蛛の糸 歌詞

小高芳太朗

2018.8.8 リリース
作詞
小高芳太朗
作曲
小高芳太朗
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夕方ゆうがた馬鹿ばかデカい公共こうきょう団地だんちるのがきだ
まど次々つぎつぎともっていくかり
そこににおうそれぞれのらしの気配けはい
それはおれがどこかでくしてしまった
なつかしいなにかを彷彿ほうふつとさせて
さびしいようなせつないような
いようの感覚かんかくむねいたあなけていく

そらには紫色むらさきいろくも藍色あいいろよるまれようとしていて
くるまのヘッドライトがせま路地ろじもうスピードでとおぎる
数十すうじゅっセンチとなりくさい、ありふれた場所ばしょひそ獲物えものねらやみ
蜘蛛くもいとのようほそほそ日常にちじょうつたあるいていることだれもがわす

レイプされて自殺じさつした少女しょうじょおや見捨みすてられた部屋へや餓死がしした幼子おさなご
介護かいご施設しせつまどからりた老人ろうじんとお意味いみもなくされたわかおんな
今日きょう理不尽りふじん世界せかいあふれて、対岸たいがん火事かじだとだれもがおもっていた
いかりとおそれと好奇心こうきしん高揚感こうようかんじりながら

新宿しんじゅくだいガードのした道路どうろうえ浮浪者ふろうしゃつめたくころがっているよこ
清潔せいけつふく人々ひとびとがまるでものるようにとおぎてった
かねおんなったおとここしりながら
つばらして説教せっきょうをする
おやいてるぞおやいてるぞおやいてるぞおやいてるぞ

こわれててられたかさ片方かたほうだけちていた手袋てぶくろ
あふれかえったままわすられたゴミばこ、もうだれんでいないてたいえ
かつてそれらはきていて、かつてそれらには意味いみがあった
意味いみがあったはずだった

あのひとんで
わりに小高こだかねばよかったのに、とネットにかれていたとき
いかりよりもかなしみよりもそのとおりだとおもった
なのに安穏あんのんおれ今日きょうびている
蜘蛛くもいとにしがみつきながら
けっしてれないこといのりながら

あたまつぶされた子猫こねこがアスファルトにへばりいていた
そのうえ何度なんどくるま
何度なんど何度なんど何度なんど何度なんど
この理不尽りふじん以外いがい平等びょうどうなどあるのだろうか
あたまなかひび
おまえがねばよかったのに
おまえがねばよかったのに
おまえがねばよかったのに

夕方ゆうがた馬鹿ばかデカい公共こうきょう団地だんちるのがきだ
まど次々つぎつぎともっていくかり
そこににおうそれぞれのらしの気配けはい
それはおれがどこかでくしてしまった
なつかしいなにかを彷彿ほうふつとさせて
さびしいようなせつないような
いようの感覚かんかくむねいたあなけていく

どこかのいえからは夕食ゆうしょくにおいがして
たのしそうなわらごえこえる

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曲名:蜘蛛の糸 歌手:小高芳太朗