丑の刻ごうごう 歌詞 折坂悠太 ふりがな付

苔こけのむすのを 踏ふみうち踏ふみぬき
麓ふもとへ下くだる 水流みずながる
箇所かしょ箇所かしょ廻まわり 黒くろたび白しろたび
火元ひもとはいつも この私わたし

あがらごうごごうごう
ごうごごうごう
ごうごごうごう
ごうごうごう
老おい先さきまわれ男達おとこたち

君きみを好すくのに断ことわりを入いれた
草木くさきも今いまじゃ刈かり取とられ
春先はるさき迎むかえ小ちいさく死しぬれば
ここではないぞ ここじゃない

あがらごうごごうごう
ごうごごうごう
ごうごごうごう
ごうごうごう
丑うしの刻こく間近まぢか 女達おんなたち

子こどもら走はしる 犬猫いぬねこが続つづく
波なみを受うけ止とめ 毒どくを避さけ
高速道路こうそくどうろ横切よこぎってきてる
飯めし炊たいてやろう 抱だいてやろう

朝間あさま近ぢか 足音あしおと間近まぢか
朝間あさま近ぢか 足音あしおと間近まぢか