荼毘 歌詞 折坂悠太 ふりがな付

夕凪ゆうなぎに 首くびを吊つるその前まえに うた 一いちふしを
生活せいかつに 梨なしの礫つぶてのえれじぃ
いまだ、いまここ

ゆけどあてなく東海道とうかいどう
愛いとおしあのこはもういないもんな
焼やけのこる面影おもかげ連つれて

窓まどに 指ゆびなぞらえた文字もじに
滴したたる ひとふしは
大通おおどおり 針はりのむしろのえれじぃ
いまだ いまここ

いつのことだか山陰さんいん山陽さんよう
波なみもあの日ひも帰かえらんもんな
今いま生いきる私わたしを救すくおう

夕立ゆうだちにかけてゆくのも裸足はだし
いまだ いまここ

ゆけどもどれど東海道とうかいどう
愛いとおしあのこはもういないもんね
焼やけのこる面影おもかげ連つれて

いつのことだか山陰さんいん山陽さんよう
波なみもあの日ひも帰かえらんもんな
今いま生いきる私わたしを救すくおう