うるさくて愛おしいこの世界に 歌詞 槇原敬之 映画「マンガ家、堀マモル」エンディングテーマ ふりがな付

いつも孤独こどくが当あたり前まえで
それ以外いがいは知しらなくて
飲のみ込こんだどの言葉ことばもいつかは
消きえてしまうと思おもってた

僕ぼくの心こころの中なかはいつも
あの夕焼ゆうやけの河川敷かせんしき
君きみはずっと僕ぼくのそばにいると
勝手がってに信しんじていた

黄昏たそがれは世界せかいの全すべてを
影絵かげえに変かえてしまうから
あの時とき君きみが笑わらっていたのか
泣ないていたのかよく見みえなかったけど

うるさくて愛いとおしいこの世界せかいに
僕ぼくを引ひっ張ぱり出だしてくれた君きみに
また会あえたならちゃんと言いえるかな
優やさしい嘘うそをついてくれてありがとうと

遠とおい思おもい出でを詰つめ込こんで
鍵かぎをかけた心こころのドアを
僕ぼくの目めの前まえに現あらわれた君きみは
簡単かんたんに開あけてしまった

散ちらかった言葉ことばや想おもいを
一ひとつずつ拾ひろい上あげて
全部ぜんぶ大事だいじな宝物たからものだよと
君きみは教おしえてくれたんだ

黄昏たそがれの空そらの向むこうで
慌あわて舞まい飛とぶ蝙蝠かわほりと
さよならを告つげる子供こどもの声こえ
ここにはもうそんなにはいられない

うるさくて愛いとおしいこの世界せかいに
僕ぼくを引ひっ張ぱり出だしてくれた君きみに
また会あえたならちゃんと言いえるかな
窮屈きゅうくつな温ぬくもりをくれてありがとうと

僕ぼくの物語ものがたりは続つづいていく
たとえ君きみがいなくなっても

うるさくて愛いとおしいこの世界せかいに
僕ぼくを引ひっ張ぱり出だしてくれた君きみに
また会あえたならちゃんと言いえるかな
優やさしい嘘うそをついてくれて
ありがとうと