雪ゆきが降ふる駅えきの片かたすみで
だれにも いたずら
されない様ように
うずくまっている
年老としおいた犬いぬ
パンをあげても
見みてるだけ
時ときが来くれば
汽車きしゃに乗のる私わたし
泣なくことの他ほか 何なにもして
あげられない私わたし
広ひろい道路どうろの真中まんなかで
ひかれてしまった みけ猫ねこ
その上うえを何台なんだいもの車くるまが
通とおりすぎていく
思おもわず目めを
とじてしまった
私わたしを許ゆるしてください
みんなだって
そう思おもっていると
信しんじたいのです
牛うしや鳥とりやおさかなも
人間にんげんの為ためにあるのよ
サア残のこさずに食たべなさい
そんな風ふうに言いう
おかあさんには
なりたくありません
でも私わたしだって 食たべて
育そだって来きたのだし
虫むしだって 殺ころした
こともあります
だから だから
お願ねがいです
もう役やくに立たた
なくなったら
すててしまったり
自分本位じぶんほんいで
かわいがったり
小ちいさなオリに閉とじこめて
バカにしたり
きたながったり
人間にんげんだけが えらいんだ
なんて ことだけは
思おもわないで下ください
人間以外にんげんいがいのもの達たちにも
もっとやさしく
して下ください
同おなじ時ときを生いきているの
だから
朝あさが来くれば夜よるも来くるし
産うまれて そして
死しんで行いく
私わたしが土つちになったら
お花達はなたちよ
そこから咲さいて下ください
雪yukiがga降fuるru駅ekiのno片kataすみでsumide
だれにもdarenimo いたずらitazura
されないsarenai様youにni
うずくまっているuzukumatteiru
年老toshioいたita犬inu
パンpanをあげてもwoagetemo
見miてるだけterudake
時tokiがga来kuればreba
汽車kisyaにni乗noるru私watashi
泣naくことのkukotono他hoka 何naniもしてmoshite
あげられないagerarenai私watashi
広hiroいi道路douroのno真中mannakaでde
ひかれてしまったhikareteshimatta みけmike猫neko
そのsono上ueをwo何台nandaiものmono車kurumaがga
通tooりすぎていくrisugiteiku
思omoわずwazu目meをwo
とじてしまったtojiteshimatta
私watashiをwo許yuruしてくださいshitekudasai
みんなだってminnadatte
そうsou思omoっているとtteiruto
信shinじたいのですjitainodesu
牛ushiやya鳥toriやおさかなもyaosakanamo
人間ningenのno為tameにあるのよniarunoyo
サアsaa残nokoさずにsazuni食taべなさいbenasai
そんなsonna風fuuにni言iうu
おかあさんにはokaasanniha
なりたくありませんnaritakuarimasen
でもdemo私watashiだってdatte 食taべてbete
育sodaってtte来kiたのだしtanodashi
虫mushiだってdatte 殺koroしたshita
こともありますkotomoarimasu
だからdakara だからdakara
おo願negaいですidesu
もうmou役yakuにni立taたta
なくなったらnakunattara
すててしまったりsuteteshimattari
自分本位jibunhoniでde
かわいがったりkawaigattari
小chiiさなsanaオリoriにni閉toじこめてjikomete
バカbakaにしたりnishitari
きたながったりkitanagattari
人間ningenだけがdakega えらいんだerainda
なんてnante ことだけはkotodakeha
思omoわないでwanaide下kudaさいsai
人間以外ningenigaiのものnomono達tachiにもnimo
もっとやさしくmottoyasashiku
してshite下kudaさいsai
同onaじji時tokiをwo生iきているのkiteiruno
だからdakara
朝asaがga来kuればreba夜yoruもmo来kuるしrushi
産uまれてmarete そしてsoshite
死shiんでnde行iくku
私watashiがga土tsuchiになったらninattara
おo花達hanatachiよyo
そこからsokokara咲saいてite下kudaさいsai