ひと足遅あしおくれの
ちいさな春はるに
今夜こんやはしみじみ
飲のもうじゃないか
命いのちふたつの 浮草うきぐさぐらし
苦労くろうかけたと
抱だきよせりゃ
晴はれた夜空よぞらに
夫婦星めおとぼし
しがない俺おいらを
世よに出だすためにゃ
この身みを捨すてると
すがってくれた
夢ゆめがささえの 浮草うきぐさぐらし
細ほそい寝息ねいきを 聞ききながら
なんど詫わびたろ 心こころでは
噂うわさにゃ負まけずに
添そいとげたいと
ホロリ泣なかせて
二度惚にどほれさせる
明日あすもふたりの
浮草うきぐさぐらし
何処どこへ流ながれて
ゆこうとも
賭かけて悔くいない この命いのち
ひとhito足遅ashiokuれのreno
ちいさなchiisana春haruにni
今夜konyaはしみじみhashimijimi
飲noもうじゃないかmoujanaika
命inochiふたつのfutatsuno 浮草ukigusaぐらしgurashi
苦労kurouかけたとkaketato
抱daきよせりゃkiyoserya
晴haれたreta夜空yozoraにni
夫婦星meotoboshi
しがないshiganai俺oiらをrawo
世yoにni出daすためにゃsutamenya
このkono身miをwo捨suてるとteruto
すがってくれたsugattekureta
夢yumeがささえのgasasaeno 浮草ukigusaぐらしgurashi
細hosoいi寝息neikiをwo 聞kiきながらkinagara
なんどnando詫waびたろbitaro 心kokoroではdeha
噂uwasaにゃnya負maけずにkezuni
添soいとげたいとitogetaito
ホロリhorori泣naかせてkasete
二度惚nidohoれさせるresaseru
明日asuもふたりのmofutarino
浮草ukigusaぐらしgurashi
何処dokoへhe流nagaれてrete
ゆこうともyukoutomo
賭kaけてkete悔kuいないinai このkono命inochi