指ゆびでおくれ毛げ
撫なでつけて
紅べにもひと刷かけ
冬ふゆの花はな
あなた早はやく
早はやく気きづいてよ
「おし乃の」という名なの
灯あかりをつけて
命焦いのちこがして
待まっている
港恋唄みなとこいうた
おんな唄うた
口くちは荒あらいが
優やさしくて
二人似ふたりにたよな
傷きずがある
あなたぐっと
ぐっと呑のみ干ほして
昔むかしのことなら
何処どこかに預あずけ
酔よいにまかせる
夢一夜ゆめひとよ
港恋唄みなとこいうた
おんな唄うた
坂さかを下くだれば
かもめ島じま
春はるが来きそうに
光ひかる海うみ
あなたきっと
きっと帰かえってよ
約束やくそくばかりが
するりと逃にげる
そんな気きがして
泣なきそうな
港恋唄みなとこいうた
おんな唄うた
指yubiでおくれdeokure毛ge
撫naでつけてdetsukete
紅beniもひとmohito刷kaけke
冬fuyuのno花hana
あなたanata早hayaくku
早hayaくku気kiづいてよduiteyo
「おしoshi乃no」というtoiu名naのno
灯akaりをつけてriwotsukete
命焦inochikoがしてgashite
待maっているtteiru
港恋唄minatokoiuta
おんなonna唄uta
口kuchiはha荒araいがiga
優yasaしくてshikute
二人似futariniたよなtayona
傷kizuがあるgaaru
あなたぐっとanatagutto
ぐっとgutto呑noみmi干hoしてshite
昔mukashiのことならnokotonara
何処dokoかにkani預azuけke
酔yoいにまかせるinimakaseru
夢一夜yumehitoyo
港恋唄minatokoiuta
おんなonna唄uta
坂sakaをwo下kudaればreba
かもめkamome島jima
春haruがga来kiそうにsouni
光hikaるru海umi
あなたきっとanatakitto
きっとkitto帰kaeってよtteyo
約束yakusokuばかりがbakariga
するりとsururito逃niげるgeru
そんなsonna気kiがしてgashite
泣naきそうなkisouna
港恋唄minatokoiuta
おんなonna唄uta