どれだけ揺ゆすっても溶とけない水みずと油あぶら、永遠えいえんの未完成みかんせい。
生うまれるこの気持きもちを言葉ことばだけでは説明せつめいできない。
雨あめに打うたれていた俺おれたちは襟えりを立たて、
間まに合あわなくても進すすむだけ。
その地図ちずを捨すてちまえ。
濡ぬれた袖そでを絞しぼり、速度そくどは落おとさぬまま。
泥どろだらけの靴くつとかき消けされていく足音あしおと。
それでも手てを取とらぬ俺おれたち。
ただ同おなじ方角ほうがくを目指めざしている。
雨あめに打うたれていた俺おれたちは襟えりを立たて、
間まに合あわなくても進すすむだけ、走はしるだけ。
雨あめが上あがったら、俺おれたちは悲かなしみと風かぜを追おい越こして、
あの虹にじを追おいかけていく。西南西せいなんせいへ。
どれだけdoredake揺yuすってもsuttemo溶toけないkenai水mizuとto油abura、永遠eienのno未完成mikansei。
生uまれるこのmarerukono気持kimoちをchiwo言葉kotobaだけではdakedeha説明setsumeiできないdekinai。
雨ameにni打uたれていたtareteita俺oreたちはtachiha襟eriをwo立taてte、
間maにni合aわなくてもwanakutemo進susuむだけmudake。
そのsono地図chizuをwo捨suてちまえtechimae。
濡nuれたreta袖sodeをwo絞shiboりri、速度sokudoはha落oとさぬままtosanumama。
泥doroだらけのdarakeno靴kutsuとかきtokaki消keされていくsareteiku足音ashioto。
それでもsoredemo手teをwo取toらぬranu俺oreたちtachi。
ただtada同onaじji方角hougakuをwo目指mezaしているshiteiru。
雨ameにni打uたれていたtareteita俺oreたちはtachiha襟eriをwo立taてte、
間maにni合aわなくてもwanakutemo進susuむだけmudake、走hashiるだけrudake。
雨ameがga上aがったらgattara、俺oreたちはtachiha悲kanaしみとshimito風kazeをwo追oいi越koしてshite、
あのano虹nijiをwo追oいかけていくikaketeiku。西南西seinanseiへhe。