よみ:たとえばうたえなくなったら
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いくつもの街まちを越こえて
いくつもの時ときを越こえて
たどり着ついた唄うたは 夕陽ゆうひに
赤あかく染そまって響ひびく
消きえて行ゆく「今いま」達たちが
全すべてを連つれて消きえていく
喜よろこびも悲かなしみも
夜空よぞらの彼方かなた
消きえ去さっていく
誰だれかの空からっぽがひとつ
乾かわいた風かぜに吹ふかれながら
片隅かたすみで転ころがっている
気付きづかれることもなく
また今日きょうもこの街まちで
ふるさとの唄うたを焚たけば
寒さむがりな心達こころたちが黄昏たそがれ
夜よるは静しずかに更ふけていく
帰かえれなくて泣ないた
戻もどれなくて戸惑とまどった
「いちばん大切たいせつな人ひとは誰だれ?」
どうか思おもい出だして
花はなが咲さき 花はなが散ちり
誰だれもがいつか 星ほしになり
何一なにひとつ そう 何一なにひとつ
同おなじかたちを留とどめない
誰だれかの落おとした涙なみだが
乾かわいたアスファルトに消きえる
「さよなら」も
言いえないままで
行ゆき場ばのない夢ゆめたち
また明日あすもこの街まちは
ゆっくりと生うまれ変かわる
数かぞえきれないくらいの
孤独こどくを静しずかに受うけ止とめながら
ガラクタも宝物たからものも
真実しんじつもウソも全部ぜんぶ
煌々きらきらと輝かがやく光ひかりの中なか 答こたえは誰だれも知しらない
昨日きのうまでの日々ひびと
明日あすの狭間はざまで
いつだって そこだけさ
他ほかにはどこにも行いけない
また今日きょうもこの街まちで
ふるさとの唄うたを焚たけば
寒さむがりな心達こころたちが黄昏たそがれ
夜よるは静しずかに更ふけていく
帰かえれなくて泣ないた
戻もどれなくて戸惑とまどった
「いちばん大切たいせつな人ひとは誰だれ?」
「本当ほんとうに欲ほしかったものは何なに?」
「最後さいごに帰かえり着つく場所ばしょはどこ?」
どうか思おもい出だして
どうか思おもい出だして
いくつもの時ときを越こえて
たどり着ついた唄うたは 夕陽ゆうひに
赤あかく染そまって響ひびく
消きえて行ゆく「今いま」達たちが
全すべてを連つれて消きえていく
喜よろこびも悲かなしみも
夜空よぞらの彼方かなた
消きえ去さっていく
誰だれかの空からっぽがひとつ
乾かわいた風かぜに吹ふかれながら
片隅かたすみで転ころがっている
気付きづかれることもなく
また今日きょうもこの街まちで
ふるさとの唄うたを焚たけば
寒さむがりな心達こころたちが黄昏たそがれ
夜よるは静しずかに更ふけていく
帰かえれなくて泣ないた
戻もどれなくて戸惑とまどった
「いちばん大切たいせつな人ひとは誰だれ?」
どうか思おもい出だして
花はなが咲さき 花はなが散ちり
誰だれもがいつか 星ほしになり
何一なにひとつ そう 何一なにひとつ
同おなじかたちを留とどめない
誰だれかの落おとした涙なみだが
乾かわいたアスファルトに消きえる
「さよなら」も
言いえないままで
行ゆき場ばのない夢ゆめたち
また明日あすもこの街まちは
ゆっくりと生うまれ変かわる
数かぞえきれないくらいの
孤独こどくを静しずかに受うけ止とめながら
ガラクタも宝物たからものも
真実しんじつもウソも全部ぜんぶ
煌々きらきらと輝かがやく光ひかりの中なか 答こたえは誰だれも知しらない
昨日きのうまでの日々ひびと
明日あすの狭間はざまで
いつだって そこだけさ
他ほかにはどこにも行いけない
また今日きょうもこの街まちで
ふるさとの唄うたを焚たけば
寒さむがりな心達こころたちが黄昏たそがれ
夜よるは静しずかに更ふけていく
帰かえれなくて泣ないた
戻もどれなくて戸惑とまどった
「いちばん大切たいせつな人ひとは誰だれ?」
「本当ほんとうに欲ほしかったものは何なに?」
「最後さいごに帰かえり着つく場所ばしょはどこ?」
どうか思おもい出だして
どうか思おもい出だして